Paradise Lost

地獄より光に至る道は長く険しい

五鉄で軍鶏鍋

2008-12-30 20:38:10 | 食事
嫁さんの薦めで小説やテレビではまっている『鬼平犯科帳』

その中には、様々な料理が登場する。
27日の仕事納めの同期忘年会では、その中の『軍鶏鍋』を食べる事になった。

世間で人気の軍鶏鍋屋がいくつかあるようだが、リーズナブルで鬼平犯科帳の中で描かれている軍鶏鍋に近いスタイルのものをいただいた。
場所は赤坂。
店の名前は『五鉄
店の紹介では、店名の由来は何一つ書かれていなかったし、店のメニューでは軍鶏鍋ではなく『軍鶏のスキヤキ』となっているが、料理の内容は鬼平犯科帳の軍鶏鍋と同じではないだろうか。

鍋には軍鶏のもも肉、むね肉の他に、レバー、ハツ、砂肝などが入っている。




それらを割り下で煮る。




メニューではスキヤキと言うだけあって、味は鍋という感覚ではないですが、とても美味しい。
例えて言うならば、半熟卵の親子丼の具を食べているのと同じ感覚。
粉山椒をかけて食べるととても美味しい。
日本酒に合う。勿論、ビールにも。

煮えた牛蒡は歯応えも良く、割り下の味が滲み込んだ肉も旨いのだ。

また食べたい。

一足お先にクリスマスディナー in エスコフィエ

2008-12-21 14:35:16 | 食事

昨晩は、久し振りに銀座のエスコフィエに行った。
この店は、私の両親が懇意にしていただいていた高円寺のソーセージ屋さんの紹介で知った。
両親に連れられて、高校生の頃、初めてエスコフィエに行った事を今でも覚えている。

このお店で、毎年クリスマスディナーをいただいている。
勿論、一緒に行く相手がいる年だけだが、去年、今年と妻がいる。

今年は、ちょっと早めに予約を入れて、昨晩エスコフィエに出掛けた。


私がいただいたのは『Noel A』というメニューで、お値段は10,000円(税、サービス料別)。

まず、前菜は『お肉とフォワグラのテリーヌ』



ソーセージのようにしっかりとした味付けだが、肉の食感もしっかりと残っている。中に入っているフォワグラは、口の中に入れると体温で融けて行く。
写真では判り難いかもしれないが、ジュレ(って言うのかな?)がハート型にしてあって可愛かった。


お次は、『小さな手鍋のいろいろな貝類香草バター焼き』



見た目はそれほど豪勢ではないが、入っている物は贅沢だった。
鮑に帆立貝、ムール貝だけではなく、ウニも添えられていて上品な味付けで、美味しかった。


魚料理は、『鮮魚のポワレ クー・リー・ド・クラブ』



魚は、恐らくスズキだと思う
上にはカニとキャビアが載っていて、贅沢な美味しさ。
更に、ソースには海老やカニの旨味が凝縮されていて、味わい深い美味しさ。


肉料理は、『蝦夷鹿のロティ ソースポワブラード』



肉は蝦夷鹿。独特の風味と食感があるが、それはそれでとても趣がある。
ソースは胡椒が効いており、とてもいい風味だった。

肉自体は、妻が食べた『Noel B』(12,000円、税サービス料別)の肉料理『厳選和牛フィレ肉のロティ マデラソース』の方が、更に格段に美味しかった


デザートは、『ガトー・ノエル』



見ての通りの、チョコレート尽くし
手前にはチョコレートのジェラートがあるのだが、とても濃厚で粘り気もある。だが、甘さは控え目で、とてもさっぱりしている。
また、ジェラートの上に載っているのはチョコレート味の焼き菓子で、手が込んでいる。普通のフレンチレストランだったら、チョコレートが載っている程度ではないだろうか。
チョコレートケーキは、ケーキやチョコレートがしっかりしていた。
しっかりとした食べ応えと、チョコレートのパリパリ感が特徴だ。

最後は、コーヒーをゆっくりといただいて帰って来た。


とても満足の行くメニューだった。

近頃ご無沙汰していたが、クリスマス以外でもまた行きたい