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きのうの元総理銃撃事件、犯人は応援演説会の最初っから終始「演台の背後」に陣取ってたのに、何で(SPら警護陣が)未然に危険性を排除できなかったのか……それが不思議でならない。
凄腕の「主婦スナイパー」とか、警備のスキを突くような仕掛けもない。
いかにも胡散臭そうなズタ靴の中年が💧デカい布カバンを肩から下げて、辺りの住人と談笑するでもなく立ってた。50代の派遣労務者だったころ、いかにも❕ こんな格好で白昼自転車を漕いでただけで、実に過去4回もパトカーに走路をふさがれ、二人組の警官に職質された経験のある自分には、とうてい考えの及ばない「警戒心の無さ」である。
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この糞デカい"散弾銃"でドカン
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にしても思うのは、フツーに銃撃されるかもしれない、という社会の「演台」と日本の「演台」との差。
欧米の選挙活動に使われる演台(演説ステージ)は、どんなに簡易であっても土台部分に2m平米以上の広さがあり、そのセンターに(演説するポジションとしての)演壇を立てる。主役の他に、演壇の脇や背に3人や4人は並んで立てる空間 ──。
観衆の誰かが突進してきたり大音響が鳴った瞬間、SPの誰かが横から(ステージに)飛び上がり、そのまま要人の肩を抑え込んで(半ば強制的に)伏せさせてしまうのがセオリーだ。今回のように、要人がキョトンとして後ろを振り返る時間なんてまず無い。
ところが、日本の街頭演説なるモノは古来(❔) "みかん箱演説"なんだな。今回の奈良会場のように、お立ち台は「講師ひとり分の踏み場」でしかない。
こういう小箱に自分だけポツンを登られてしまっては、不意の襲撃時に(ボディーガードも)身の挺しようがない。コンマ何秒、すかさず要人に駆け寄って覆いかぶさる基本動作が取れないからである。
となると、近々。
妬みと執念さえ積もれば「誰でも憎む相手も銃殺できますよ」とでも言いたげな"お手軽&手作り"凶器『アベノブラスター』の出現は、日本の要人の街頭演説から"みかん箱"的な演台の出番を吹き飛ばしてしまうかも…しれないね。
=了=