
毎度、口を酸っぱくして幾度も言ってるが

動画サイト。ここでは『FC2動画』を例に採る。
ブラウザにGoogleさんちのChromeを使ってた場合、ある時点のアップデートを境に、急に毎回「クリックしてAdobe Flash Playerを有効にします」を叩かないと動画が映らなくなった。一度有効にしても、いったんChromeを終了すると(設定が)リセットされてしまい、次にChromeを開いたときにはまた


これ

この状況を復旧するには、従来のChromeなら ①Flash実行設定の「デフォルト固定」を無効化する、②サイト毎にFlash実行設定を「許可」に切り替える、の二つを行えば良かった。
だが、よもやの悲報っ!!?
2018年12月初旬の自動アップデートでChromeのバージョンが「71」へ上がるに際し①の無効化機能が廃止、ブラウザ基本仕様として「Flash再生の制限解除」は不能となった。というワケで ……面倒とは思うが「クリックしてAdobe Flash Playerを有効にします」を毎回クリックしてくれ。
と言い切るのも


ケース① いかなるサイトであろうと、無条件にFlash再生を許可させたい場合
わたし=ブログ主は推奨しない方法なので、(PC中級+者に向け)エディタ記述の紹介だけに留める。
OSのレジストリを自己責任でイジる、とは、ある意味において「クラッキング」の一種である。かねてより筆者は、あまりに極端な設定変えはPCライフの安寧を脅かすと憂いている。ところが、世に憚らず「豪胆で無謀な人たち」というのは居るモノで、特に中国やロシアでは「旧西側起源の技術は逆手に改変して活かすが善であり、真の人間解放を促す"清い行い"なのだ」という価値観が(若い技術者層を含め)根強い。なので、今回のChrome「改悪」にも両国の裏掲示板は瞬く間に沸き、レジストリに加筆する対処法も秒速で晒された。以下に上げる記述も(そうしたレスポンスのひとつで)『中国ソフトウェア開発者ネットワーク(CSDN)』の個人ブログに、阿酷t0ny氏が掲げたバージョンである。

ああ、それじゃ(↑この通り)サイト無制限でFlash許可するわ

ケース② 頻繁に通う特定サイトに限り、無条件にFlash再生を許可させたい場合
特定サイトを『FC2動画』とした場合※の対処法。(※ PC中級+者であれば、それ以外のサイトに自由に差替え可能)
手順②-1 下記ボタンをクリックし、バッチファイルを落とし(デスクトップ上に)解凍する。
手順②-2 バッチファイルをクリック(またはダブルクリック)する。

手順②-3 デバイスへの変更を「はい」クリックで、許可する。

手順②-4 続行するか問われるので、再度「はい」をクリックする。

手順②-5 正常追加のメッセージに「OK」をクリックする。

手順②-6 動画再生のページをChromeで開き、Flashプレーヤーが再生されることを確認する。

…と、これで完了だ。
参考まで(もしくはサイト変更のため)に書き添えるが、ここで配布したバッチの記述は以下


無条件にFlash許可するサイト(のURL)規定部分は、上記述↑で黄色く反転表示した2ヵ所である。
それを『FC2動画』だけに限らず任意に「サイトa」「サイトb」「サイトc」…、 と複数指定したい場合、2箇所の反転部分を──
> "1"="http://www.--a--.com/*"
> "2"="http://www.--b--.com/*"
> "3"="http://www.--c--.com/*"
> :
> :
──といった具合に差し替えて記述すれば良い。無条件に「全部のサイト」とするなら──
> "1"="https://*"
> "2"="http://*"
──の、それぞれ2行に変え、さらに原版の12行目[=改版の13行目]"DefaultPluginsSetting" の設定値を「00000001」に変えたのが、当記事の中ほどで紹介した阿酷t0ny氏の記述文になるワケだ。
=了=
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