米国CDC(疾病対策センター)がコロナ禍の当初から言っていたのは、「次亜塩素酸ナトリウム」に新型コロナウイルスの殺傷能力が認められる、ということだ。
あくまで「次亜塩素酸ナトリウム」に、であり、「次亜塩素酸」自体に、ではない。
次亜塩素酸ナトリウムの高い抗コロナ性から、人体に直接噴霧するのはダメだが、同主成分の溶液である（市販の）漂白剤などを500ppm(＝0.05％)に薄めた希釈液で手すりや机の上を拭き取るのはコロナ撃退策として有効───これは2月辺りから、NHKなど日本のメディアでも繰り返し伝えられている。
日本だと花王『ハイター』ブランド等が知られる、塩素系除菌漂白剤。除菌成分として次亜塩素酸ナトリウムを用いている。アメリカの商品で言えば『CLOROX』が代名詞。よく言われる"日米あるある"なネタだが、漂白剤が『黒ロックス』とは これ如何に～ぃｗ
で、その米国『CLOROX』のサイトに飛ぶと、一番に
のような注意喚起のシェードが掛かる。
ん❔ ん❔❔ いったい何が書いてあるの❓…と言えば中段あたり、黄色く塗った部分には・・・
とまあ、ホームページ来訪者にイの一番で「本商品でコロナ、ぶっ殺せまっせえ🎵」の猛アピール💧 なのだった。
The Household Cleaners That Will Really Kill The Coronavirus
（コロナを殺せるキッチン漂白クリーナー：次亜塩素酸ナトリウム）
（コロナを殺せるキッチン漂白クリーナー：次亜塩素酸ナトリウム）
こうした「コロナ菌に効く❕」情報が広く認知されると、ここ日本では不思議な「コロナ殺傷剤の拡大解釈」が幅をきかせ始める。
市場にエタノール消毒液が足りないなら、もっと簡単に量産できる次亜塩素酸"消毒液"があるじゃないか❕ と、いつしか日本の化学工業会が言い出したのだ。そう主張した時点で、「次亜塩素酸ナトリウムの中の、次亜塩素酸こそがコロナを死滅させるのだ」という勝手な思い込みが罷(まか)り通ってしまってる。化学的に、専門家の実証的なお墨付きを得ないまま論理の飛躍を許してしまってる💧 んである。
なるべくワカりやすく『なんでも子供そうだん室』的に、この勝手な誤解の「間違い」たる理屈を説明しよう。
今 仮に、コロナウイルスが超❕微細なサイズのウイルスでなく、地球を侵略する「等身大のコロナ星人」だったとする。地球の制覇を目論むコロナ星人に🍚いろんな食い物を与えてみたところ、「味噌に当たると死ぬ」ことが判明した。
やったぜ💗これはラッキー。だったらコロナ星人を食事会に招いて、一緒に味噌を喰ったらコロナ星人を退治できる❕❕
だが待て。味噌はナトリウム（塩分）がキツ過ぎて、摂取しすぎたら地球人の身体にも有害
だ。濃度を十分に薄めて、味噌汁にして提供しよう。事実、味噌汁を飲んでもコロナ星人は死に到るコトが確認できたのだ。
だけど、だよ・・・味噌汁から100％の塩分は抜けない。塩なしに味噌とは言えぬ。
そんなら、いっそのことコロナ星人にモロ、大豆を見舞ってやれ。大豆のままでは食事に出せんが、水で薄めて豆腐にすりゃいい🎵 これは願ってもない名案だ❕ 豆腐ならカンペキ人体に無害で、味噌よか迅速に大量生産できる。
ってコトで急きょ、豆腐がコロナ星人の暗殺用に出回った。がしかし、実は・・・豆腐はコロナ星人も「美味しく
いただく」ばっかりで、誰ひとり死なないのだった。💧💧これが、今の日本の偽らざる"現状"である。
たしかに味噌はコロナ星人を殺してくれた。しかし、その主成分の「大豆がコロナ星人を殺す」なんてところまで細かく解明されてない。大豆それ自体の殺傷力は立証されてないのに、味噌と同じ大豆由来で、味噌よりヘルシーな豆腐は「味噌より強力なコロナ星人殺し食材だ」なんて、それは論理の飛躍。【ボタンの掛け違った了見】も甚だしい❕ んであ～るっ（苦笑）
以上、平たく解説してみた。ナンとなくでも、イメージ的にご理解いただけたろうか❔
＝了＝
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