わたしの一見、共通テーマのない行き当たりばったりの日記ブログでも、一貫した「執筆ポリシー」的なものはある。あると、かねがね思ってる。
そのひとつが、「世代や言語を越えた私家版の電子辞書でありたい」ということ。きょうの記事などは"その例"だ。
この日本で50代以上の♂オトコが使う『無造作に束ねた髪』って表現するモノと、今どきの♀女子が言う『こなれローポニ―』、および英語圏で言うところの『messy low ponytail』は、基本的に同じ「女性の髪形」を指している。
なぜ、あえてこんなことを注釈するのか。注釈する記事をUPするのか❔
それは、結果的に(表面的に、見かけ上)同じヘアメイクであっても、そこへの思い入れなり印象が「する者」と「見る者」の間ではかなりズレてるような気がするからだ。たぶん、20~30代の女性が髪を『こなれロ―ポニー』にメイクするとき、40代以上の、つまり上の世代の男性から「そんな印象をもってもらおうと」までは狙ってない(場合が大部分)だろうと思うし、そこまでは女性ファッション誌も教えないと思う。だから、誰かが(ひっそりとブログの片隅にでも)伝え記しといた方がいいと思った。つまり、そういう話だ。
まず、わたしの属す中高年♂男性族から見た『無造作に束ねた髪』。その髪型に深~く刷り込まれた"ステレオタイプなイメージ"=固定観念とは❔❔
それには、オトコたち(特に中高年男子ら)に向けられた婚活パーティ広告に添えられる女性画像とキャッチコピーを見るのが分かりやすい。
まあ、ぶっちゃけて言えば、これぞバカのひとつおぼえである。
ラフっぽく髪を後ろで束ねた女性は、無条件に「家庭的に映る」。もっと露骨に欲望を暴けば、昔ながらの男性陣に「社会に出て働いてなんかいないで、朝から晩まで"俺の"家にいて、ひたすら家事と育児(と、ゆくゆくは介護)に精進してくれそうだ💖」と根拠の無い期待を俄然、抱かせる。
したがって、貴女が家事という家事大好き少女で、本心から専業主婦に収まりたくて婚活するんなら、パーティ行くのに『こなれローポニー』してくべきである。間違いなく、モテ度最強のヘアメイクだ。一方そんな気がないなら、『こなれローポニー』は余計な視覚アピールを男性参加者に与える。どう思われても構わんとか、騙くらかしてでもモテたいとゆーのでない限り、お薦めはできない。
ちなみに前出のウェブ広告画像に使われているのは、すべて商用画像の展示販売サイトから調達されている。
【主婦らしき人物&マイホーム風の背景】の画像が、いかに多く撮られ売られてるか❔ で、どんだけ世のオトコどもの〈女は家庭〉観念が根強いか が窺い知れもする。その結果、昭和から続く「ウチの綺麗な奥さん」的なイメージで繁盛してるストックフォト・モデルさんも続出する。ばかりか最近じゃ、撮ってる側に"主婦カメラウーマン"さんすら見受けられる。
フタを開けりゃ、彼女たちも「家から出て働く女性」なのである。
特にストックフォト・モデルさんなんてのは、家庭に入ってはみたがモデルの夢を捨て切れず(素材販売サイト運営業者の募集に)応募した、って人が多いと聞く。女性サイドから見た「奥さま最強(専業主婦に収まる人生が最善)伝説」も現実感や説得力が遠のく令和、そうやって撮られた「家庭的な女(ひと)」の虚像こそが婚活男性の結婚願望を今も支えてる❔のだとすれば、成婚で得られる"安らぎ"など、夫か妻か、どちらかの身体が「要介護」となった時点でドカン🔥
儚(はかな)くも吹き飛んでしまうだけだろ、と思うのだが……。
こなれローポニーの仕立て方
(Tutorial with Jessica Howell)
(Tutorial with Jessica Howell)
見るがいい。「無造作に束ねてるように見せてる」のであって、無造作に束ねてるのではない。中身のない幻想に惑わされるな、日本男児ww
=了=
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