文化調査船「ガラクタ号」 プログ版

ツイッター連携・まとめ投稿機能が終了してしまったので、体調と気分次第で転載するしか・・・とほほ

3月30日(土)のつぶやき

2013年03月31日 04時17分43秒 | 個人的な感想とか意見

東京新聞:猫の尿でファクス発火? ブラザー工業 60万台を無償点検:経済(TOKYO Web) tokyo-np.co.jp/article/econom… 「飼い猫が製品に乗って排尿を繰り返すと、塩分を含む水が基板にかかってショートし、発火する恐れがあるため。」もうここまで企業責任になるのか!


ロシア宇宙船、ISS到達の最短記録達成 5時間45分 cnn.co.jp/fringe/3503021… 「特別設定のコースで地球を4周し、」「ドッキングまでの最短記録達成には装備品やコンピューターソフトの改善が主因となった。また、居住区画を狭くするなど船体の小型化も貢献した。」凄い!


東京新聞:ロシア・ソユーズ打ち上げ ISSに6時間で合流:国際(TOKYO Web) tokyo-np.co.jp/article/world/… 記事を読むと周到に計算された「短距離コース」を3回無人宇宙船でテストして今回の有人宇宙船での成果になったようだ。精密な軌道計算と軌道修正技術の成果。


花粉症が少し楽になってきたので、どんよりとした部屋の換気をするために窓を開放している。


Reading:現役棋士がコンピューターに初敗北 NHKニュース nhk.jp/N46k5gor 予想していたよりも早くこの時が来たという思いがある。しかし棋士もコンピュータを補助に使って研究するのが普通なのだから、相互に進化する面があるのだろうなあ。



3月29日(金)のつぶやき

2013年03月30日 04時39分30秒 | 個人的な感想とか意見

岡崎公園の桜は満開っぽいミソ。駐車場も満車ミソ。籠田公園駐車場はまだ空きがあるミソ。 pic.twitter.com/Qgdw8abJiM

superspeed1963さんがリツイート | 3 RT

TweetDeck のバージョンが上がった。コンテントフィルターの設定項目が増えて、Retweetの表示・非表示の切り替えとか、抽出・検索機能が向上している。上手く調整すれば、Echofon for Mac の代わりに使えるかも知れない。


今から、NHK-FM 「FMトワイライト」最終回を聴きます。中部地方(7県)ローカル番組です。4月からは関東と同じ再放送枠になるようです。ローカル枠(東海3県)はラジオ第1に移動して「らじるらじる」の配信も予定されているようです。



3月27日(水)のつぶやき その2

2013年03月28日 04時17分44秒 | 個人的な感想とか意見

@kumai0204 色々詳しい説明ありがとうございました。冷やかしや興味本位ではない対話だったと伝わると嬉しいです。


また壊れはじめた。今日はどうもだめだなあ。



3月27日(水)のつぶやき その1

2013年03月28日 04時17分43秒 | 個人的な感想とか意見

生徒性格「障害系」「超低学力」 札幌市立中資料で表現 - 47NEWS(よんななニュース) 47news.jp/CN/201303/CN20… 私は扱いが面倒な生徒だったので、きっと注意事項が列挙された資料が作られただろう。今回問題視されたのは資料そのものではなく表現だけだと思う。


(外に出たら問題になるような”内部資料”なんてゴロゴロしていると思う。表現に問題があるという指摘をしたところで変わらないと思う。「差別的表現」の歴史と同じく、言葉を次々に切り替えるだけだ。何故そういう表現をしようとするのかから問わないと、似た事件は起こり続けると思う。)


「暴力根絶」に山下理事=助成金調査は外部第三者委設置―全柔連(時事通信) - goo ニュース news.goo.ne.jp/article/jiji/s… 全柔連だけがこの様な体質を持っているとは思わない。日本の組織・団体では一般的であると思う。政治・経済・労働・教育・文化・スポーツなど全て。


(身近なところでは、自治会とか親睦団体とかでも。「一般構成員と幹部」のような構造ができた途端、一般構成員と幹部とは別の方向を向くようになるのはどうしてだろう。)


.@k_hisane さんの「無礼討ちについて」をお気に入りにしました。 togetter.com/li/477867


@kumai0204 突然済みません。フォローしていませんが、ツイートを時々読んでいます。私は断念と妥協について逆の感情を持っています。自らの意志・感情に反してするものが断念で後悔が強いです。折り合いをつけて自ら決めた結果が妥協で前に進めます。やはり人によって違うものですね。


日本原子力学会、事故調査委中間報告を公表 地震の影響を否定 fnn-news.com/news/headlines… #FNN @FNN_Newsさんから 「証拠」が表に出るまでは可能性を否定しつづけた方が都合が良いという姿勢を感じる。別に「日本原子力学会」だけの姿勢ではない。


@kumai0204 フロイトの発言の真意はわかりません。その文での断念は、後悔をしそうな何かを残さないように(私の使う"妥協"をして)上手く「関心から切り離す」過程のように感じます。防御機制の一つなのでしょうか?ROMに戻ります。


2児放置死、懲役30年確定へ=母親の上告棄却―最高裁(時事通信) - goo ニュース news.goo.ne.jp/article/jiji/n… 「死亡させる可能性が高いことを認識しながら、何の手だても講じなかった」として殺意を認定。


夏目漱石や太宰治、著作権が切れた「文豪の小説」を勝手に編集しても問題ない?(弁護士ドットコム) - goo ニュース news.goo.ne.jp/article/bengos… 「一定の期間で消滅するのは財産権的な権利」「人格権を害する行為は作者の生前はもちろんのこと、作者の死後も禁止」


その著者が書いていないことまで著者名を利用して勝手に創作されたら困るからなあ。


昔話とか童話とか説話などで、原著者名しか明示せず大きく改変した物が氾濫しているので意識されていないのかもしれない。しかし今でも映画や漫画やアニメなどで、「設定だけ利用した全く別物」が原著作者の作品と思われるのは創作者の困惑・迷惑を生んでいるようだし。このへんが難しい。


まあTwitterでも「数あるつぶやきの一部を利用した全くの別物」を原発言者の「作品」と思う人がいて、原発言者の困惑・迷惑を生んでいるようだし。Twitterの特性という訳ではないのだろうね。


まあ「著作権」を財産権的な面から考える機会が多いから、人格権的な面を考える機会も欲しいなあ。


@kumai0204 わざわざ返信ありがとうございます。やはり私の使っている用法と、フロイトの理論では逆の結果のイメージですね。克服できた・欲望の解決→断念できた、克服できていない・欲望の抑圧→妥協した、ということでしょう。私は内省中心なので、客観化する精神分析の話は面白いです。


米最高裁で同性婚訴訟の審理始まる、全米が注目 cnn.co.jp/usa/35030043.h… @cnn_co_jpさんから 「婚姻」は当事者、「婚姻制度」は文化、「婚姻制度による法的保護」は国家の問題だろう。文化・国家の変化は急にできないと思う。


何かを諦めることができるから幸福になれるのだろう。諦めきれないから幸福だと感じることができない。私が幸福と感じないのは、諦めが足りないからだろう。執着から自由になる訓練を重ねるしかないのだろう。しかしそれを求める心からは自由になれない。混乱するばかりだ。


考える行為を止めて「信じること」でしか、幸福になれないのだろうか?


取り敢えず、思考停止するために夕食を摂って軽く寝てみた。睡眠リズムを取り戻す為に起きていたかったが、壊れていくのを自覚し続けるのは厳しい。確かに考える力は弱くなったの。無理せずに寝た方が良さそうだ。


@kumai0204 内省は「自分なりの論理世界」「言語化された世界」「言語にならない何かの表面」までしか到達できないというのは、私の経験でもわかります。精神分析は、その奥を探るブラックボックス解析なのでしょうね。面白いです。


@kumai0204 精神医学の概要については、私が高校生の時に精神的に不安定な状態(診断が転々として、現在はブログのプロフィールに掲載してる躁鬱病ですが)に入ってから、色々と勉強しました。フロイトとユングも30年前の普及書レベルですが。


@kumai0204 説明で出てきた「超自我」に挑戦して、論理思考の積み重ねで解体しようとしてきたのでしょうね。その過程で内省を繰り返して性格も変えてきました。きっと専門家の手を借りていれば、もっと楽にできたのかもしれません。内省ができる状態をなかなか維持できませんが。


@kumai0204 数人の精神科医に掛かりましたが、そのレベルの話をする人はいませんでしたよ。


@kumai0204 病状や病気の種類によって精神分析を適用することが困難になるとか悪化させる場合があるということでしょうか。それもまた難しい問題ですね。何処に原因があるかを探して解消しようという試みは、強力な効果が期待できるけれど、手間暇が膨大に掛かるということはわかりました。


@kumai0204 まあ害にならない程度に勉強して見ます。放送大学の講座があるので ouj.ac.jp/hp/kamoku/H25/…



3月26日(火)のつぶやき

2013年03月27日 04時18分49秒 | 個人的な感想とか意見

.@k_hisane さんの「室町時代の行動倫理あれこれ」をお気に入りにしました。 togetter.com/li/476344


教科書検定:「英語で授業」基本に 現場に戸惑い mainichi.jp/select/news/20… 高校の新学習指導要領の趣旨に沿った授業をするように訓練されていない教師が、趣旨に沿わない従来型の文法重視の大学入試を前提にしている限り、「ゆとり教育」の失敗を繰り返すのではないか。


学習指導要領が社会の要請に応えようと改訂される度に思う。「社会の要請」が多様である事ことも高校・大学の授業・研究レベルに大きな差があることも考慮して考えているのだろうか。多くを同時に望みすぎて、どれも成果を上げることができないままではないか。


誰かのせいで上手く行かないとか、誰が悪いという発想で捉えても解決しない。何となく成功する可能性が高くなることを期待して、自分がすべきことまでも他者に依存している。文科省も学校も教師も親も子も。そして企業や社会も。それで成り立っているのだから、変えるには全部が動かないと厳しい。


修正:(何を考え始めても、自意識の壁が厚くて壊せない。間違いでは無く、足りないことを意識してしまい行き詰まる。言葉と論理に頼る思考レベルを抜け出したい。)


修正:(自説を肯定したり優位性を示すためで無く、行き詰まった状態を打破するための対話や討論をしたい。でもそれができるような環境を得る希望が持てない。それがあり自分も参加したいと探し求めていたが、自分には過ぎたる望みだったのだろう。)


(だからと言ってこのままで良いという心境ではない。諦めるという態度での現状受容ではなく、自己存在肯定をするために何かをしたい。変わり続けることを望む。)


なんかどんどん劣等感と焦燥感が増している。また鬱が酷くなりそうだ。


考えようとして泥沼に嵌まる。この状態から抜け出したいなあ。でも希死念慮に対抗するにはこれくらいしかできないし。難しい。



3月25日(月)のつぶやき

2013年03月26日 03時52分05秒 | 個人的な感想とか意見

「素朴な感覚」を重視してそれを強化するために科学や医学や数学を持ち出そうという態度でいる人にとって、「素朴な感覚」とは違う結果説明がされることはどう映るのだろうか。想像してもわからない。逆に科学や医学や数学の限界を意識せず重視している人に、現実がどう映っているのかもわからない。


そこそこ批判精神を持つ人は、素朴な感覚重視派と科学の限界無意識派の両方から、結論を出さず曖昧な態度を取ると非難されている気がする。わからないことをわからないと言明することが大抵見下されている。これに耐えられないと、批判精神を持ち続けることは辛い。人の意見に染まりたくなるだろう。


これは、玉虫色の表現や曖昧な態度が生き延び暮らす知恵だという文化をもつとか、Yes、Noをはっきりする態度が知恵だという文化だというものとは違う。曖昧な態度もYes、Noをはっきりするのもコミュニケーションの問題だ。言質を取られないように志向しているが、内面がどうであるかは別。


私はその読解力がかなり低いので、他人の内面をよく理解できない。表面に出ている言動から、本当に素朴感覚派なのか科学無限界派なのか批判精神を持っているのか区別できていない。わからないことをわからないと言明する人が、実際はどう考えているのかも。難しい。


私は儒教批判を継続している。単純な否定ではない。物事の一面を示すものであるとは思うが、賛成できないことが多くある。「論語」を初めとする儒教関連書籍・言説への関心が低い訳ではなく、機会がある毎に読み考える様にしている。何故そのような言説をするのか。またその言説が必要とされたのか。


関心はあるが、まだ手を出していない分野は多い。宗教関連はすべてそうだ。一応、聖書と古事記とクルアーンはきちんと読んでみたい。子供向けとか普及用ではないもので。(普及用は持って居るが、それですら全部は読めていない。)


荘子と老子は大学生の時に岩波文庫で一通り読んだが、それ以降は読み直していない。その後の道教への変質についてもよく知らない。


仏教関連も多すぎて全貌がよく判っていない。やはり岩波文庫を中心に多く集めて拾い読みした程度。予備知識が必要に感じるとなかなか前に進めない。宗教的な天才達の思索の成果を、ごろ寝をしながら読む文庫本で理解できるとは思わないが、物語としても長編であるのは厳しい。


一つの文書を読むだけでも、概観のそのまた一部である入門カタログを求め、子供向け普及用のものから得た知識に頼ってしまうことになる。だからこそ自分なりの解釈であって誤解や誤読も含めた評価をしているという自覚をしている。「論語」に対しても同じだ。


「論語」の一文一文は、多義的な解釈ができる。まあ「テキスト論」を知ると自然なことだが。しかし、その多義的解釈ができる文を集めた「論語」には、特定の思想的方向性が見えてくる。”集合の共通部分”みたいなものだ。私が見たのは「乱れを無くすために模範秩序で固定しよう」だ。


論語の主張は「乱れを無くすために模範秩序で固定しよう」と見るのは、①乱れを無くすというのは誰の目的か②どこのどれを模範にするのか③固定とはどういうことか、がすんなり読めるからだ。そしてその具体的な方法が「学問」であるということも。ただし「学問」は②に結びつくものに限る。【文字コード調整済】


私が儒教に対して賛成できないことが多くあると言うのは、「乱れを無くすために模範秩序で固定しよう」という時代や状況による変化・変容を認めるわけにはいかないというイメージからだ。模範にすべき固定存在に近づけるようにすることが学問であって、それを超える行為は秩序を乱すから許されないと。


もう一度確認すると「論語」のテキストは多義的である。だから一文一文から別の解釈を拾い集めて、私とは違う論語のイメージを持つことは自然だし可能だし自由だ。


「乱れを無くすために模範秩序で固定しよう」という時代や状況による変化・変容を認めるわけにはいかないというイメージについて、何故そのような言説をするのか、またその言説が必要とされたのかとセットで考えている。時代や状況に応じてでは何故だめと思われたのかと。ここに拘っている。


(時代や状況に応じて「模範」にすべきものが変わることは、受け入れがたい人が多いのだろうと察している。”付いていけない”という悲鳴は出るだろうなあ。)


では老子や荘子はどうかというと、私には「人間の都合の良い秩序で管理しようとせず、在るがままの性質に従え。目に見える現象に囚われるな。」といういうイメージ。自然と起きる小さな乱れを無くそうと管理すれば返って大きな乱れを生み出すだけだと、人の知恵や工夫への懐疑がある。


私は「人の知恵や工夫への懐疑」はあった方が良いと思うし、在るがままの性質を押さえつけ都合の良い秩序で管理しようとして失敗しているのが今の社会だと思う。しかし「自然と起きる小さな乱れ」を許容出来ない社会から、急に変わることは「大きな乱れ」になるという警戒が強い。


論語にある「乱れを無くすために模範秩序で固定しよう」と老荘の「人間の都合の良い秩序で管理しようとせず、在るがままの性質に従え。目に見える現象に囚われるな。」は対立する概念ではない。朱子学では、在るがままの性質だと説明できる秩序を模範秩序の性質としたようだ。


中国では仏教、儒教、老荘思想、神仙思想、土着宗教がそれぞれに影響し合って複雑な考え方が生まれたし、日本に伝わってからも日本の宗教・思想と影響し合ったようだから、それぞれ固有の概念は何かを区別することが難しいし、またその必要がどのくらいあるのかもよく判らない。


私の解釈は私の読書履歴と知識履歴(誤解や誤読も含め)にかなり依存しているので、実際の歴史的な順序とは違う影響にある。それは自覚している。これを正しい解釈だとか間違った解釈という評価をしたくないし、されたくない。ここまでを良く理解した人とは色々議論したい。


@juangotoh マショウHPに第17話までは載っているようですが。それ以降は追加されてないですね。



3月24日(日)のつぶやき

2013年03月25日 04時16分47秒 | 個人的な感想とか意見

@ouminoko カバー下を見ない人がいる?何てもったいない!カバーも帯も両面チェックしています。まだカバーの紙質や特色使用とか箔押しもチャレンジできます。国立国会図書館だとカバーは捨てられるという話を聞いたとき、何てもったいないことをするんだとショックを受けましたが。


リコール対象になっていた加湿器の不具合?による火災事故が起き犠牲者が出た。現在回収呼び掛けのテレビコマーシャルを大々的に打っている。実はリコールを実施している企業は多い。主に新聞広告と販売店連絡とホームページとユーザー登録を利用するが高価なテレビCMは少ない。死者が出た時だけ?


ユーザー登録をする習慣がある人は、無料保証期間以降に不具合が起きることを意識している。販売店の独自保証をする仕組みを利用している人も、不具合や故障が起きることを意識している。怖いのは、不具合や故障や瑕疵を意識しない人だ。この人達にリコール情報を伝えるにはどうしたら良いのだろう?


@ouminoko カバーに特色使っているのですか。作画のデジタル化と掲載媒体の変化で、作家さんの色への関心は高くなるし読者の要求水準も上がるから、出版業の人たちも大変でしょうね。第一話カラー冊子の時に良い仕事をしていると感心しましたが。店頭に平積みになれば映えるのになあ。


今のところリコール情報を短期間に広めるには、マスメディアがニュースにした後、継続して広告活動を展開する手法しかない。これにどれだけの費用を掛けられるかに企業存亡が左右される時代だ。その努力をしても伝わらない人たちの数を減らしたいが、当事者企業だけに責任を負わせて良いのか疑問。


消費者保護という面では、瑕疵のある商品による被害を受ける人を減らすことと、受けた人の救済を目指すことは継続して欲しい。しかしこの面だけで社会を語ることはできない。消費者のモラルハザードも同時に考えないと。法律が現状に沿っていないという批判もある。やはり簡単ではない。


これもリスク管理問題のひとつなのだが、関心は薄いかなあ。



3月23日(土)のつぶやき(手動転載)

2013年03月24日 08時53分29秒 | 個人的な感想とか意見

精神が不安定な状況が続く。現実感がドンドン薄れている。暗い部屋で一日中過ごしているからだろう。


日本に限ったことではないだろうが、「こうあるべきだ」を強く打ち出したくてもできない場合に「こうあるのが望ましい」という表現をする。「あってはならないこと」が支援されないよう、手出しすることを規制する。アンタッチャブル(言及不可)事項になるように誘導する。


国際問題としては、領土や歴史的な対立が多い。北朝鮮問題、イスラエル問題、急進的なテロ組織、麻薬組織なども。国内では政策的身分制度に関する差別問題、戸籍・氏名に関わる問題、性教育問題、性産業や性表現に関わる問題、利権問題、賭博類似行為の問題など。


生活困難者とその予備軍に対しての問題もその一つだろう。数十年前の都会生活者の多数を占めた層を「モデル世帯」と設定して、その多数を占めるモデル世帯が少数のモデル外の世帯を支えるのが「公的支援」だったのだろう。私的な組織・団体が主で、公的なものは従。これが現状と大きくずれている。


この設定は、多数が少数を支援するのとは違う。都会生活者の多数を占めた「モデル世帯」は全国的には多数ではない。地方では逆転していた。また時代の変遷・経済情勢の変化・雇用環境の変化などで、都会生活者の中でも多数ではなくなっている。支援される側が圧倒的に多くなっているのが現状だ。


しかし支援というのは、経済的な面でも人数的な面でも、資源を多く持つモノが少数へ行う場合に厚くできるが、資源を多く持たないモノが多数に行う場合には薄くしかできない。制度を決めるときに比べて支援を受ける側が急増した場合でも、同じだけの支援を期待してしまうものだから破綻していく。


結果として、元々支援を受ける想定の層と急増したより(政治的な)力のある層との対立を生むことになるようだ。保守的な人は前者への支援に留めたいが、現状追認の人は後者への支援も望む。どちらも支援を減らすことや切り捨てるような発言で非難を受けることを避けたいので曖昧な状況が続く。


それ以外に公的支援そのものを嫌う層も存在する。希望する人だけが支援をすべきだというものだ。非難を受けることも避けないほど大きく発言できる人もいる。誤解されやすいが、経済的に恵まれた環境の人が上から目線で、と決めつけてはいけない。


私は、公的支援一般がアンタッチャブル(言及不可)事項になるように誘導されつつあるように感じる。もっと広く公的な保険制度(医療・介護・年金)も、問題提起まではされるがその改革を具体的に論議する段になるとアンタッチャブル事項となるように見える。


アンタッチャブル事項にして先送りし更なる悪化だけは防ぎ、これ以上対立を煽ったり激化させないという「知恵」を利用したい問題もあるだろう。しかし先送りすると悪化していく問題までアンタッチャブル事項に誘導していくのは「知恵がない」と思う。



3月22日(金)のつぶやき

2013年03月23日 04時14分40秒 | 個人的な感想とか意見

眠れないので、NHK予算審議衆議院総務委員会の中継録画放送を視聴中。所属政党によって視点が異なるのは面白い。NHK本体の予算審議だけでなく、東京タワーからスカイツリーへの送信塔移転関連の質問も出ている。また質問だけで討論は行われない。すぐに採決へ。付帯決議でNHKへの要望を示す。


NHKに限らず、どのメディア、どの発言者への態度も千差万別である。中には自分の主義主張に沿わないモノを全て排斥する人もいるし、有り様がこうでなくてはならないと決めつける人もいるし、公平とか公正とか無誤謬を押しつける人もいる。それらの逆も含めて千差万別であるが、そう思われていない?


ニュース記事やブログ記事に対するコメントなどでは「こういう視点で物事を捉える人もいる」と気がつくのが面白い。大抵の場合、コメント欄では感情的な反応や感想やその人の主張を返すもので埋まる。一見討論や議論に見えるが、その行為を通じてより良い案を考えたいという意識を感じるものは少ない。


放送記念日特集「テレビ~60年目の問いかけ~」nhk.jp/H746c1YDN 出演】俳優・司会…関口宏,【出演】放送作家…鈴木おさむ,【出演】慶応義塾大学教授…村井純,【出演】社会学者…濱野智史,【出演】博報堂メディア環境研究所主任研究員…中杉啓秋,【司会】小野文恵


メディアが自己批判(否定ではない)をする機会は多くない。大抵は不祥事が発覚した時(大きな誤報や不祥事)だ。今だと存続に危機感を感じたときだろうか。NHKはテレビ放送60年という機会を利用して自己批判をアピールしている。これも正当化のためのPRで、ガス抜きの意味が強そうだ。


20日に韓国で、放送局や銀行の社内イントラネットなどが不正プログラムに感染して、一斉にダウンした事件が起きたという。ネット上のウワサだと、かつて非正規(海賊版)のOSや管理ソフトを利用していた影響が残っていて、安全対策をしたつもりが不正プログラム(ウイルスなど)を拡散していたと。


定期的にOSをクリーンインストールしたり、Web閲覧用ブラウザーソフトに残るCookieやその他のWebサイトデータを削除したり、Twitterのアプリ連携認証を確認したりをしている。それでも安全だとは思っていない。挙動がおかしいと思ってから対処できないことを多く経験している。


警戒する態度を採る一方で、危険が一杯ありそうな怪しいサイトを除くこともある。安全性が確認できないソフト(動作が保証されない開発途上のもの)を使うこともある。失敗の経験・対処の経験も多く積んでいくことは必要だと思う。多分こういう態度は理系的な素養の一部なのだろう。


しかし「失敗の経験・対処の経験も多く積もう」は、毎回最大限成功するための工夫をしていくことをしてこそ支持されるモノだろう。そうでなければ単なる無謀で終わる。


なので、何度も同じ間違い同じ失敗をすることは、(私の)理系感覚としては恥ずかしいものなのだ。



3月21日(木)のつぶやき

2013年03月22日 04時09分17秒 | 個人的な感想とか意見

Twitterの旧API(ver.1.0)停止準備のため、2回目のブラックアウトテストが本日3月21日午前7時から8時に行われます。この時間帯に繋がらなくなるクライアントソフトとサイト埋め込み用ウィジェットは、新API(ver.1.1)対応のものへの移行が必要になります。

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Blackout test today on the retiring REST API v1 from 3PM to 4PM PST. Expect many tweets about it throughout. dev.twitter.com/blog/api-v1-re… ^TS

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朝日新聞デジタル:カネミ油症訴訟、患者側の請求棄却 除斥20年を経過 t.asahi.com/a6at 科学的な知見が進歩して、被害を受けた患者に有利になる新しい認定基準ができたとしても、法律の制限によって損害賠償請求ができない。こういう問題はこれからも起きるだろう。


朝日新聞デジタル:死亡火災「原因はふとん乾燥機」 地裁、業者に賠償命令 t.asahi.com/a6fv 乾燥機から出火したと認定したうえで、具体的な欠陥の特定は困難▽乾燥機が不適切に使われた証拠はない―PL法上、乾燥機に欠陥があると認めるのが相当だと結論。


(電化製品の不適切な使用が証明できるのは、どういう状況かなあ?電気コタツで衣類を乾かすとか、逆さまにして使えるようにセンサーを切るという話を聞いたことはある。いくら説明書通りに使わなくても事故を起こさない様に工夫してあっても、それを回避する人がいれば事故は起こるものだろう。)



3月20日(水)のつぶやき

2013年03月21日 04時24分59秒 | 個人的な感想とか意見

NHKFMで、ドレスデン国立管弦楽団 ティーレマン首席指揮者就任記念公演を聴く。メインのブルックナー「交響曲 第7番 ホ長調」も良かったが、その前の歌曲の演奏が気に入った。今録音を聞き直している。


キプロス議会、預金課税法案を否決 強まる不透明感:日本経済新聞 s.nikkei.com/14bvsPF ロシアへも支援を要請するという。租税回避地として有名だったキプロスにはロシア系の大口預金者が多いらしい。金融危機で困るのはユーロ圏だけではないのかもしれない。


金融商品の売買や投資の失敗が原因で金融危機が起こるということではない。危機が起こることを失敗と見なすだけなのだ。金融バブルも不動産バブルも、弾けるまでは失敗ではない。バブルの後始末に失敗したと言われる日本は、キプロスの金融危機も他山の石にすべきではないか。


現在世界の自由市場では、短期間に大きく儲けて「勝ち逃げ」をするのが主流になっている。「持続可能」という概念を持ち込もうという試みがされる分野もあるが、不利益は外部に押しつけることが可能になっている現状では長期存続への努力は評価されにくい。何故主流になるのかをよく考えてみたい。


「朝三暮四」の故事では、餌を減らすのに朝三暮四という条件を示した後に朝四暮三という条件を示すことで猿を満足させている。猿を笑うことができるのだろうか?朝五暮二とか朝六暮一を歓迎しているのではないか。いや今の人は、朝はまだ貰えても暮にはもう貰えないと考えているのだろう。


何かの結果として信用の低下が起きて、それが別の信用の低下を招いている。政治でも経済でも社会でも。信用性を回復しないと「朝三暮四」は受け入れて貰えないと思う。



3月19日(火)のつぶやき

2013年03月20日 04時18分20秒 | 個人的な感想とか意見

【今日の生存報告】少し鬱が軽くなってきたのですが、代わりに希死念慮も出てきました。この時期を上手く切り抜けて軽鬱状態に安定させたいです。今の服薬治療は鬱の軽減では無く躁転を防ぐ方針・処方なので、時間は掛かりますがじっと自宅静養を続けています。



3月18日(月)のつぶやき

2013年03月19日 04時14分32秒 | 個人的な感想とか意見

放送大学の講座「市民社会と法」の録音を聞き始めた。「法」「法律」「憲法」という語が、歴史と文化によってかなり違う解釈をされるものだと再確認した。英米法の影響を強く受けているが、戦前の法思想や中国由来の律令制や江戸期の法度のイメージがごちゃ混ぜなのが日本の現状らしい。

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だから「法の支配」と「法治」を同じような意味に使う人がいるのだろう。「法」という漢字が同じだと異なる概念である事を意識しにくいのは、日本語の問題なのだろうか。それとも漢字文化圏共有の問題なのだろうか。自分自身も概念定義よりも漢字のイメージに誘導されることを反省する。


「憲法」に対しての扱いは、英米の歴史と共にある英米法由来の思想的理解で共通している訳ではない。別の歴史を持つプロイセン法を明治期に輸入した帝国期の日本の思想的理解も残っている。またそれ以前の「御家訓」「諸法度」レベルの理解も。それらの割合が人によって違う混合状態だと思う。


まあこういうのは学者や研究者が分類したとしても、関心がない人には全く意味が無い。自分の解釈のみが唯一なのだろう。お互いの主張を言い合うだけでそれ以上のアイデアを求めようとしないものを「議論」とか「討論」だと思っている人も多い。これも歴史と文化の違いだろうなあ。


インスタントコーヒーのCMではないが、「違いを知ろうとする態度」はまだまだ”道楽”だと軽蔑されている雰囲気はあると思う。


(花粉症が酷くなってきた。早く雨が降らないかなあ。)


放送大学の2013年前期の講座をチェック中。今期は心理学と情報学を中心に集めてみようと思う。ラジオ講座は寝ているときに音声のみ流して聞くことができるが、テレビ講座は音声だけだと判らないこともある。それでも文字情報だけの情報よりもわかりやすいことが多い。


NHKFMでブルックナーの第7番が流れている。私はキリスト教徒ではないのに音によって「厳粛」を感じるのを不思議に思う。雅楽からは「奉納」を強く感じる。日本の神事で厳粛を表現するのは「無音」か「柏手」仏教だと「鐘音」。音に文化が付いているのか、そういう効果のものを探し出したのか。


音楽の形式が「マーチ」というだけで軍楽を意識する私の思い込みが激しすぎるのだろうが、メロディーや和音やリズムというものが持つ効果はあると思う。異文化の音楽を聴く時に再認識する。アフリカ系も中東系もインド系も戸惑うレベルで止まっている。現代音楽が好きなのは、その中間だからだろう。


民族音楽と呼ばれる異文化の音楽は、使われている文字も単語の意味も文法もわからない外国語なのだ。現代音楽はアルファベットくらいは同じに感じているし、単語や文法が似ているものもある。心理的な距離感の問題なのだろうなあ。


本日20時放送、NHKEテレ「ハートネットTV」”シリーズ貧困拡大社会「奪われたアメリカンドリーム」” nhk.jp/H946Y8vUN 大学を卒業しても仕事がない若者が急増し、製造業に替わってサービス業など低賃金の仕事が主流となり、中間層は崩壊の危機に直面している。


本日23時NHKEテレ スーパープレゼンテーション「政府を自分たちの手でよくする方法」 nhk.jp/H946Y8vjN 非営利組織が地方自治体にIT技術者を派遣し、住民の役に立つアプリを共同開発する。市民参加で行政サービスを改善していこうという試みの紹介。


平均的には高賃金の製造業・建設業の衰退と、それに比べて低賃金のサービス業(IT下請けも含む)の増加というのは、日本でもどんどん進行している。確かに労働環境・雇用システムの違いはあるが、産業構造の変化例として参考にしてみたい。


非営利組織が地方自治体にIT技術者を派遣し、住民の役に立つアプリを共同開発するというアイデアは面白い。2年前の大震災の時、被災状況を効率的に集め発信するサービスや被災者の求めるものを効率的に仲介するサービスなどを、無償で開発・提供してくれたIT技術者に感謝した人は多いと思う。


このようなレポートも公開された。「南海トラフ地震 被害は220兆円余」 NHKニュース nhk.jp/N46Y5ZXd 「想定外」を言い訳にしないよう、被害を大きく見積もった場合の数字らしい。しかしこれでも起こりうる影響全てを想定し切れていないという。


国際競争力の確保とか産業構造の転換とかTPP参加とかは、とても重要な課題であるし優先したいだろう。しかし防災・減災のために準備する事とは別に、被害を受けても持ちこたえるだけの悠長性を考えて、社会の有り様を考える視点も残しておいて欲しい。政府にも民間にも国民にも。



3月17日(日)のつぶやき

2013年03月18日 04時06分11秒 | 個人的な感想とか意見

「ギャンブル」のリスクが高いことを幾ら説明されても、勝つことに慣れた人には伝わらないモノだろう。株式や国債、外国為替の売買で素人が失敗するのは、負け慣れていないことだと思う。負けた分を取り戻そうとして、リスクを考えないで取引を続けてしまう。


「外れ馬券、経費に認めて」のニュースから連想してみました。


キプロス、預金を封鎖 口座引き出し凍結 - MSN産経ニュース sankei.jp.msn.com/world/news/130… EUユーロ圏財務相会合がキプロスへの財政支援と引き換えに全ての銀行預金への課税を決めたことを受け、キプロス政府は全銀行口座からの引き出しを制限する預金封鎖を開始。


キプロス支援で合意 ユーロ圏財務相、銀行預金に課徴金  :日本経済新聞 s.nikkei.com/WNwO0y 支援の条件として、同国の銀行の預金者に対して最大9.9%の課徴金を徴収する異例の措置に踏み切る。


キプロスがどういう特徴のある国なのか思い出してみた。地理的にはトルコだがギリシャ系移民の国で、経済的・文化的に関係の深いギリシャの金融危機に強く影響を受けている。タックスヘイブンとして有名で、「キプロス船籍」というキーワードを何度も聞いた。巨額預金者の多くはロシア系らしい。


江田島8人殺傷 カキ産地、中国人実習生頼み 事件再発不安…でも後継者不足 #ldnews news.livedoor.com/article/detail… 第一次産業の競争力が低下した理由は、対症療法的で安易な対策が中心だったからなのか。その程度の政策で十分と国民が見なしているからなのか。


都市近郊にある整備に金を注ぎ込んだ農地は、整備によって利用しやすくなった故に宅地化・商業地化されやすくなった。残るのは使い辛い農地ばかりではないか。幾つも理由がある後継者不足ではあるが、その理由を更に増やしていると思う。


漁業の場合も、従事者・後継者の問題は大きい。漁も養殖も経費が拡大する中で、漁獲高の変動が大きくなり、経営上のリスクは高くなった。経営規模の拡大が困難な状態である要因が多くあり、外部からの新規参入の機会も少ない。農林水産業はTPPによって先細りが急加速されるだけなのだろう。


現在主流の価格競争は、国や地域の経費格差に加え、雇用形態での人件費格差を利用している。格差が減少すれば、格差が大きな方へシフトさせて維持してきた。企業進出は、ミャンマーやアフリカの一部に目が向いているとも聞く。その先はどうなる?格差を維持するように工夫する?


経済格差・教育格差・情報格差などの様々な格差を確保し続けることで利益を得る立場の人は、人間が格差を無くそうと努力しても無くなるはずはないと思っているのでは。格差が無くなり困ることなど心配していないのではないか。購買者がいなくなるという想像もして居ないのでは。


逆に格差是正・平等性や機会の均等化を訴える人は、人間が利益を得るために格差を確保し続けようとする欲求を甘く見ていると思う。法や規則で押さえることができるものではない。無いところから生み出そうとするものだ。


こういった問題は善悪とか倫理的にどうこうという判断に繋がりがちだが、どうあるものなのかを見る訓練を続けたい。


「中国人実習生による江田島8人殺傷事件」のニュースから連想してみました。


@tanigutikei 誰かのツイートに出ていたリンクを開いて登録承認する設定になっています。もしこれが出ないようにしたいのなら、Twitter公式HPの設定「アプリ連携」のページで、リンク先の”許可を取り消す”ボタンを押してください。そして二度とリンクを踏まないように。



3月16日(土)のつぶやき

2013年03月17日 04時03分24秒 | 個人的な感想とか意見

水俣病:認定訴訟・最高裁弁論 原告、被告8人が意見 認定基準の是非争う /熊本 mainichi.jp/area/kumamoto/… 原爆症や公害被害認定の拠り所である「国が定めた水俣病認定基準」への懐疑は強い。別の原因との区別が付かないとき、どういう態度を取るのが望ましいのかなあ?


「外れ馬券、経費に認めて」 民事訴訟でも争い 所得税法違反罪の被告(産経新聞) - goo ニュース news.goo.ne.jp/article/sankei… 基本的に賭博は違法である。特例扱いの公営であろうと、ギャンブルを「職業(生業)」と位置づけることを認める訳にはいかないと思う。


あまり意識されることはないが、公営ギャンブルと公営の宝くじは、地方自治体財政や文化政策の支援目的に特別に許可された例外という扱いである。確かに事実上の”プロ”が存在しているが、法的に認められた存在ではない。直接現金を払い戻ささないはずの遊技でも、射幸心を煽るものへの規制は強い。


賭博やギャンブルを頭から全面否定するつもりはないが、歴史上ブレーキを掛ける必要が多くあったと反省され法的に強い規制をしているようだ。違反に対して重い刑罰を定めている国もあるし、大規模に開催している所もある。「敗者や社会の荒廃を避けたい」と「敗者と格差は当然のもの」の違いだろう。


株式や国債、外国為替の売買でも、その本来の機能は資金集めや決済をすることである。しかし市場が整備され取引が始まると、取引仲介が商売になること・利ざやで稼ぐこと・リスク回避保険で稼ぐことが「発見」されていき、とても規模の大きなギャンブルとなっている。「安定しないと儲かる」のだ。


射幸心を煽る賭博の規制に比べ、規模が大きく社会的影響が非常に強い「ギャンブル」への警戒は弱い気がする。そして「停滞」では儲からず「乱高下」で大きく儲かる市場が意味するモノをよく考えて欲しい。これは社会の混乱を煽ることが利益に繋がるという発想を下支えするのではないだろうか。


病気予防にワクチン接種をしたり、病気の時に薬を飲んだり、健康増進のためにサプリメントを摂ったりすることも「ギャンブル」だ。しかし負けたときにどうなるか想像できなかったり、想像できても警戒感が弱い。勝率が高いと安心だと思い込んでいる。勝率が低いことを知ると裏切られ感が強くなる。