近頃の犯罪に「モンスター」が現れる頻度が高くなり始めました。普段は普通の人とそんなに変わらないのに、その人がやりそうだと結びつかない大きな事件を起こしています。
彼らはその正体を「隠して潜伏」しているのでしょうか。
それとも急にモンスターに「なってしまう」のでしょうか。
殺人や強盗などの凶悪犯罪を犯した人には、普通の人とは大きく違う何らかの体験・原因があるはずだと決めつけ、警察や検察はその人となりや生活環境の調査、本や雑誌・収集物やコンピュータの使用履歴などを調べ、何らかの合理的な説明が出来ないかを試みているようです。
もちろん同じような環境にあっても犯罪を起こさない人のが圧倒的に多いのでしょうが、それなりに世間が納得してくれるであろう説明をする必要があります。来年からは更にこういった「原因解明」が重要になりそうです。
「裁判員制度」が始まります。
何らかの専門家ではない普通の一般人が、起きた重大事件を客観的に分析し被疑者の行動を法と照らし合わせて、その罪と罰を決めねばならないからです。
しかし近頃現れている「モンスター」の行動原理はあまりに不可解なのです。私には「幼稚」にしか思えない理由です。
学校に現れる「モンスター・ペアレント(親)」
病院に現れる「モンスター・ペイシャント(患者)」
そしてこういった事件の主役も「モンスター」でしょう。
*バスジャックでは「両親への嫌がらせ」
「多くの人に迷惑かけた」バスジャックの中2少年が謝罪(読売新聞) - goo ニュース
*八王子書店通り魔事件では「両親を困らせるため」
八王子通り魔 菅野容疑者 不可解な親子関係 動機には多くの謎(産経新聞) - goo ニュース
*埼玉父親殺害事件では「勉強しろと言われることに反感を感じた」
「追試回避」に注目=長女動機語らず、計画性なく衝動的か-父親殺害1週間・埼玉(時事通信) - goo ニュース
*青梅市スーパー女性刺傷事件では「社長に恥をかかせてやろうと思った」
「勤務先社長に恥かかせたくて」 スーパー刺傷容疑者(朝日新聞) - goo ニュース
これらに比べれば大分の教員昇進・採用汚職事件は旧来の常識でわかりやすいものです。もちろん犯した混乱はすぐに回復できるモノではありませんが、再発防止対策もすぐに打ち出して動き出しています。
「モンスター」に共通しているのは自己中心的な発想です。
世界は自分のために回っている、いや回らなければおかしい。
自分に都合の悪い世の中の方がおかしい。
これはもしかしたら戦後の失敗した個人主義つまり利己主義のもたらした弊害なのかもしれません。
現代の日本では、全体主義からの反省として戦後目指された、いわゆる「個人主義」のレベルまで人々が合理的思考と他者への配慮がなされておらず、自己の権利ばかりを求め主張する利己主義・エゴイズムが許されていると勘違いされているのではないかと考えています。これは今まで私が何度も書いている、「自由の濫用」へと繋がっています。
「モンスター」先進国である「自由の国アメリカ」を見れば、合理的思考を訓練されていない個人が多くの自由を与えられた場合に他者との関係が上手く構築できなくなること、つまり裁判沙汰が増加することを良く理解できます。
「モンスター」つまり利己主義であり合理的判断が出来ない人を減らすためには、教える側にそれだけの素養や資格が期待できない学校教育や家庭教育に頼るのではなく、公器として自負のあるマスコミや社会組織が啓蒙していくしかないと思うのです。
彼らはその正体を「隠して潜伏」しているのでしょうか。
それとも急にモンスターに「なってしまう」のでしょうか。
殺人や強盗などの凶悪犯罪を犯した人には、普通の人とは大きく違う何らかの体験・原因があるはずだと決めつけ、警察や検察はその人となりや生活環境の調査、本や雑誌・収集物やコンピュータの使用履歴などを調べ、何らかの合理的な説明が出来ないかを試みているようです。
もちろん同じような環境にあっても犯罪を起こさない人のが圧倒的に多いのでしょうが、それなりに世間が納得してくれるであろう説明をする必要があります。来年からは更にこういった「原因解明」が重要になりそうです。
「裁判員制度」が始まります。
何らかの専門家ではない普通の一般人が、起きた重大事件を客観的に分析し被疑者の行動を法と照らし合わせて、その罪と罰を決めねばならないからです。
しかし近頃現れている「モンスター」の行動原理はあまりに不可解なのです。私には「幼稚」にしか思えない理由です。
学校に現れる「モンスター・ペアレント(親)」
病院に現れる「モンスター・ペイシャント(患者)」
そしてこういった事件の主役も「モンスター」でしょう。
*バスジャックでは「両親への嫌がらせ」
「多くの人に迷惑かけた」バスジャックの中2少年が謝罪(読売新聞) - goo ニュース
*八王子書店通り魔事件では「両親を困らせるため」
八王子通り魔 菅野容疑者 不可解な親子関係 動機には多くの謎(産経新聞) - goo ニュース
*埼玉父親殺害事件では「勉強しろと言われることに反感を感じた」
「追試回避」に注目=長女動機語らず、計画性なく衝動的か-父親殺害1週間・埼玉(時事通信) - goo ニュース
*青梅市スーパー女性刺傷事件では「社長に恥をかかせてやろうと思った」
「勤務先社長に恥かかせたくて」 スーパー刺傷容疑者(朝日新聞) - goo ニュース
これらに比べれば大分の教員昇進・採用汚職事件は旧来の常識でわかりやすいものです。もちろん犯した混乱はすぐに回復できるモノではありませんが、再発防止対策もすぐに打ち出して動き出しています。
「モンスター」に共通しているのは自己中心的な発想です。
世界は自分のために回っている、いや回らなければおかしい。
自分に都合の悪い世の中の方がおかしい。
これはもしかしたら戦後の失敗した個人主義つまり利己主義のもたらした弊害なのかもしれません。
現代の日本では、全体主義からの反省として戦後目指された、いわゆる「個人主義」のレベルまで人々が合理的思考と他者への配慮がなされておらず、自己の権利ばかりを求め主張する利己主義・エゴイズムが許されていると勘違いされているのではないかと考えています。これは今まで私が何度も書いている、「自由の濫用」へと繋がっています。
「モンスター」先進国である「自由の国アメリカ」を見れば、合理的思考を訓練されていない個人が多くの自由を与えられた場合に他者との関係が上手く構築できなくなること、つまり裁判沙汰が増加することを良く理解できます。
「モンスター」つまり利己主義であり合理的判断が出来ない人を減らすためには、教える側にそれだけの素養や資格が期待できない学校教育や家庭教育に頼るのではなく、公器として自負のあるマスコミや社会組織が啓蒙していくしかないと思うのです。