文化調査船「ガラクタ号」 プログ版

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gooニュース畑に投稿してみました・・・よ

2009年03月25日 23時19分50秒 | 個人的な感想とか意見
青少年の間に性感染症が拡大している現実 18歳未満へのコンドーム販売は必要でしょうか?

下記の記事は「コンドームの販売」をめぐっての意見の対立が書かれているのですが、同時に突きつけられた青少年の性行為に対する現実は大変ショッキングなものです。

コンドーム販売是非 両者の言い分(asahi.net)
http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=4300020090116...[php]
>18歳未満へのコンドーム販売を自粛すべきだとする県少年保護育成条例9条第2項をめぐって「撤廃は若者の性行動を助長する」という教育担当者に対>>続きを読む

この記事についての意見:
 どちらでもない、その他

高校生にはある程度の時間を掛けた性教育を実施して、販売ではなく、学校で無料配布を始めるべき時代になっていると考えています。

まず、第2次性徴が始まる年齢がかなり低下している現状を考えると、18才くらいまで性交渉を我慢させること自体に無理があります。現在よりも成長の緩やかだった昔に決められた成婚許可年齢がなぜ男性18才・女性16才だったかを考えると、男性は経済的な自立を、女性は体力的に出産可能であることが目安だったと推察されます。その上皆さんが挙げているように、成人コーナーにない雑誌やコミックでも、性交渉をすることが一番の愛情表現だという刷り込みをしています。それらの影響を受けずに過ごすことは難しいと思います。

また青少年の性に対する情報は、学校のような公の場や新聞・テレビで大きく扱われるのを否定したい保守的な層が存在しているのも問題です。反対キャンペーンの多い喫煙・飲酒に比べ大きな社会運動になりにくくなっています。従ってコンドームの使用を含めた疫学的に望ましい知識の普及を期待される性教育が、青少年に十分普及していません。アダルトビデオや成人向け映画では、規制により性器付近の映像についてはモザイク等を掛けています。そのため、実際には俳優がコンドームを使用していても、それをあからさまにしているものは少ないようです。また多くのAV俳優や風俗産業従事者が、きちんと性病の検査をしていることも十分に伝わっていないでしょう。

こういった望ましい性知識の普及がされないままに置かれた若者に、疫学的にキチンとした教育を受けさせて感染予防を行うと共に、望まない妊娠のリスクを軽減する選択ができるように、学校でのコンドーム無料配布に踏み切るべきです。

保守的な親の方へ。性病にかかってもキチンと医者に行けない、望まない妊娠に振り回される被害者にしないように守るのが親の愛情だと思うのですよ。

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「婚活」っていうのが流行っている・・・ようですが?

2009年03月25日 08時59分21秒 | 個人的な感想とか意見
こんな記事が”日経ビジネスオンライン”にありました。

>白河桃子の「“キャリモテ”の時代」
婚活から結婚まで、何年かかる?
> 3カ月で諦めるのは早すぎる

内容はリンク先を読んでくださいね。

婚活をするにいたるまでには、仕事中心で出逢いの場が少なくなっていたり、お見合いなどのきっかけをセットする世話役が少なくなってきたことも原因でしょう。しかし、あまりに「高い」レベルの条件に妥協しないという姿勢にこそ原因がある気がします。もちろん「高い」は人によって内容・程度は変わりますが。

隣に独身の適齢の人がいれば「誰でも良い」という考えの持ち主なら婚活はしないし時間も掛かりません。相手に高い条件を求めるに相応しいほどの自分のレベルの向上を努力しているという自負を持つならば、婚活に力を入れて行くのでしょうが。

特に自分の価値を「商談相手」にプレゼンをして行くことは、「営業」の基本でもありますので、力が入るのかも知れないですね。

うまくいけば「数億円規模の大商談」なのですから、準備に数年を掛けるべきプロジェクトだという覚悟がいるでしょう。

私個人は就活も婚活も「相手に何かを期待しすぎ」だと思っているので、もっと気楽に考えるべきだと思うのですよ。あれだけ大金星を得たはずの陣内智則が、浮気で藤原紀香に離婚されたという記事を読んだときに特にそう思いました。

視野の狭さなのでしょうか?

2009年03月22日 04時47分04秒 | 個人的な感想とか意見
こういった保守的な思想を持つ方々に多いことだとは理解していますが、自分たちが「正しい」と思うことは当たり前のことで「疑ってはいけない」というのが信仰心なのでしょうかね。
コンドームより禁欲…実情見ぬローマ法王発言、反発呼ぶ(読売新聞) - goo ニュース
法王のコンドーム発言に批判 「非科学的」「人命軽視」と(共同通信) - goo ニュース

法王は17日、ローマからカメルーンに向かう機中で「コンドームを配ることではエイズ問題は克服できない」と語った。
ということですが、確かにエイズウイルス感染者が爆発的に増加した原因を考えればそう言いたいのも仕方ないでしょう。しかし文化的背景も宗教的背景も異なる地域に住む人々に、自分たちの価値観で決めつけてしまうのはどうかと思いました。

ただ、このような異文化に対する自覚のない「思想的な押しつけ」を行っている人はアメリカや日本にもいます。自分たちの文化こそが「基準」であるし「絶対的に正しい」という体のモノです。

もちろんエイズ問題の解決のために、「独身者は禁欲すべし」や「性交渉は伴侶とだけ行う」という宗教的文化思想が役に立たないというわけではありません。こういった宗教的な規範が比較的残っている地域・社会でのエイズ患者の増加率は低そうですし。しかしそうではない地域・社会に対してにも同じ態度を示すことしかできないのなら、寧ろ発言すべきではなかったという感想を持ちました。

一番の対策は、政治的経済的そして軍事的な要因により、安定した生活が営めなくなっていて、エイズ感染が広がっているアフリカの地域の人々の環境を変えることです。しかし、これは今すぐ出来るものではありません。だから今すぐ出来る対策として、コンドームの配布と使用啓蒙で少しでも感染するスピードを緩めるようにして、治療薬の開発などに時間を与えることを目指し努力している人々に敬意を払って欲しいのです。

『原理・原則』に無批判的に従う態度は、宗教的には従順で評価されるモノでしょうが、それは特定の文化の中でだけのものだという意識が必要でしょう。

自由主義・個人主義の代償なのでしょうか

2009年03月15日 00時00分14秒 | 個人的な感想とか意見
先日来、高校の卒業式後に卒業証書を回収している高校の話がネットニュースに載るようになっています。
授業料の未納者が対象のようです。
でも卒業式まで漕ぎ着けただけマシだという面もあります。
そこまで持たず、高校を中退する生徒数は最悪の水準になっているようです。
授業料の免除・奨学金の給付が受けられる場合もありますが、多くの場合それだけでは間に合っていないようです。

表面的には、「貧困」が第一原因です。
父親が定職を失った、収入が急減した、など不況でじわじわときた状況に、昨年の急激な景気悪化が重なっています。
学費・医療費はもちろん、食費にさえ困る家庭も増加しているようです。
NHKの「クローズアップ現代」などのニュースドキュメンタリーで取り上げられることも増えています。

この貧者の爆発的拡大状況には、「景気の悪化」が原因と簡単に片付けられない本質があると思います。
それは国民一人あたりの生活に必要な経費の増大です。
その最大の原因は、単身や片親世帯の増加・核家族化の進行です。
そしてそれは「自由主義・個人主義」という理念が、経済発展と共に国民全体に浸透した結果だとも言えます。

経済発展により所得が増えているうちは、一人一人が「個室」を持ち、一通りの家電製品を用意し、車を所有するモデルが、広く国民に発信されていきました。
不動産を開発することも社会基盤を整備することも短期間に消耗される「耐久」消費財の開発も、すべてが個人消費の増大を期待しての動きでありました。

経済発展に陰りが見え始めた頃から更に進んだ少子高齢化は、生物としての本能を無くしてしまった人類の末路なのでしょう。
そして依然として「自由主義・個人主義」を掲げている我々の行く末は、更なる貧困の拡大以外にありません。

これを打ち破るには、行き過ぎた「自由主義・個人主義」にブレーキを掛けることしかないと思います。

まず、世帯構成人数を増加させること。つまり同居です。親子・親戚だけでなく、様々なタイプの同居を模索することです。
また、住居の場所についても公共交通機関が利用できる場所に限定して、そこから離れた場所からの移転を進めます。
個人も行政も経費を削減するために必要なことです。
これだけの自由を制限するだけで、社会基盤整備費も年金額もかなり減らせるはずです。

医療費の削減については、また時間を掛けて考えていきたいと思います。