文化調査船「ガラクタ号」 プログ版

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3月20日(水)のつぶやき

2013年03月21日 04時24分59秒 | 個人的な感想とか意見

NHKFMで、ドレスデン国立管弦楽団 ティーレマン首席指揮者就任記念公演を聴く。メインのブルックナー「交響曲 第7番 ホ長調」も良かったが、その前の歌曲の演奏が気に入った。今録音を聞き直している。


キプロス議会、預金課税法案を否決 強まる不透明感:日本経済新聞 s.nikkei.com/14bvsPF ロシアへも支援を要請するという。租税回避地として有名だったキプロスにはロシア系の大口預金者が多いらしい。金融危機で困るのはユーロ圏だけではないのかもしれない。


金融商品の売買や投資の失敗が原因で金融危機が起こるということではない。危機が起こることを失敗と見なすだけなのだ。金融バブルも不動産バブルも、弾けるまでは失敗ではない。バブルの後始末に失敗したと言われる日本は、キプロスの金融危機も他山の石にすべきではないか。


現在世界の自由市場では、短期間に大きく儲けて「勝ち逃げ」をするのが主流になっている。「持続可能」という概念を持ち込もうという試みがされる分野もあるが、不利益は外部に押しつけることが可能になっている現状では長期存続への努力は評価されにくい。何故主流になるのかをよく考えてみたい。


「朝三暮四」の故事では、餌を減らすのに朝三暮四という条件を示した後に朝四暮三という条件を示すことで猿を満足させている。猿を笑うことができるのだろうか?朝五暮二とか朝六暮一を歓迎しているのではないか。いや今の人は、朝はまだ貰えても暮にはもう貰えないと考えているのだろう。


何かの結果として信用の低下が起きて、それが別の信用の低下を招いている。政治でも経済でも社会でも。信用性を回復しないと「朝三暮四」は受け入れて貰えないと思う。



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