文化調査船「ガラクタ号」 プログ版

ツイッター連携・まとめ投稿機能が終了してしまったので、体調と気分次第で転載するしか・・・とほほ

当事者は真剣だよね。でも、傍観者からは滑稽だな。

2005年03月03日 00時49分32秒 | 個人的な感想とか意見
ニッポン放送も調査依頼で対抗 ライブドアの株取得で (朝日新聞) - goo ニュース

この買収劇そのものについてではないが、マスメディアに対しての批判がもっと起こって良いと思う。

放送局でいえば、今までは単に物理的な制約のため、放送電波の届く範囲だけが広告対象マーケットであるエリア放送局の場合、そのコンテンツは制限のあるエリアだけでしか利用できなかった。もちろん、許認可もそれを前提に行われていたわけではあるが。一部全国放送される番組もあるが、制作される番組のほんの一部である。

また多チャンネル化で先行したCSデジタル放送(スカパー!)は、かなり多くの番組を放送されているが、それでも今まで制作されてきた番組のほんの一部にすぎない。

そしてある作品群に関しては、インターネットや光ファイバーネットワークを利用したビデオオンデマンド方式を利用できるようになっている。しかし成功してはいないようだ。

実際ビデオオンデマンドの技術的な問題のほとんどは解決されているのである。ただ、利用者から見ると経済障壁が高いのである。光インターネットが月3000円程度で利用できる状態でないと、普及しないであろう。

だがビデオではなく、オーディオではどうだろうか?実際上、音声だけなら今のレベルの数メガ程度のネット環境でも利用できるのではないか。FMレベルの音質でなら可能ではないか。AMならすぐできるはず。実際外国のインターネット放送局はかなりの数があり、日本でもいくつか有料コンテンツが存在している。

既存のラジオ放送局がエリア局から脱却し、インターネット放送に乗り出すことが技術的に可能なのであれば、後はそれに耐えうるコンテンツを用意できるかどうかである。垂れ流す放送からライブラリー化されたコンテンツ提供機関に移行するときではないのか。ライブドアの買収目的はそんなところにあるのではないか。

というのが、フジVSライブドアの争いの中で考えたことでした。