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 花菖蒲が咲く季節となりました!

2020-06-01 07:28:46 | エッセイ

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2020.6.1.第238号

「生き生きくらぶ」事務局
http://ikiikiclub.sakura.ne.jp/
編集発行人:「生き生きくらぶ」代表 上田 亨

        花菖蒲が咲く季節となりました!
 私が散歩コースにしている野川では、清流のあちこちに花菖蒲が群生してい
ます。まわりが若葉で緑一色に覆われる中、吹き抜けていく風と、みずみずし
い花菖蒲の青い花がさわやかな雰囲気を盛り上げています。
 子供たちは川に入り、水遊びをしています。また、網を持った子供は河原で
蝶々を追いかけています。親子連れは河原にテーブルと椅子を並べ、食事を楽
しんでいました。のどかな初夏の光景です。

最近の話題として「緊急事態宣言全面解除」を取り上げます。3月から5月
にかけてのコロナ感染拡大、緊急事態宣言と解除、感染抑止成功と世界の評価
等について述べることとします。

◇ コロナ感染拡大
 3月頃、感染の広がっている欧州からの帰国者が相次いでいるに関わらず、
国は検査・隔離をせず、野放しにしていたため、国内各地で集団感染を引き起
こし、医療現場の逼迫が続いていました。
 このため、日本医師会は医療危機的状況宣言を訴え、小池東京都知事は度々
都市封鎖の可能性に言及しました。新規感染者数の推移は以下の通りです。
 2/29:9人 3/7:47 3/14:64 3/21:39 3/28:194 4/4:336

◇ 緊急事態宣言
 4月7日、こうした状況を踏まえ、安倍晋三首相は緊急事態宣言を発出しまし
た。対象地域は東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・福岡の7都府県で、期
間は5月6日迄としています。
 具体的な措置は以下の通りです。 
・住民に外出自粛を要請     ・音楽やスポーツなどのイベント中止要請
・学校や博物館、図書館等の休業要請 ・ホテル、劇場、百貨店等の休業要請
・パチンコ、運動施設などの休業要請 ・カラオケ、ライブハウスの休業要請
 但し、休業に協力した事業者には協力金を支払う。
・居酒屋を含む飲食店は営業時間を短縮する。
・交通機関は通常通り 営業・運行をする。
・病床数の逼迫に鑑み、コロナ軽症者は借上げホテルに収容する。 
 4月16日、政府は全国各地で集団感染が発生していることから、緊急事態措
置の対象地域を全都道府県に拡大しました。
 5月4日、政府は緊急事態宣言を5月末まで延長することを決定しました。

◇ 緊急事態宣言の段階的解除
5月14日、全国の新規感染者数は以下のように激減してきました。
  4/11:720人 4/18:591 4/25:349 5/2:291 5/9:79 5/13:57    
・新規感染者数が0に近い39県の緊急事態宣言を解除しました。これに伴い、
 事業者への休業要請を緩和し、ガイドラインに沿って事業活動を本格化しま
 すが、人との接触削減の努力は継続します。
・8都道府県(東京、北海道、大阪、京都、神奈川、千葉、埼玉、兵庫)の特
 定警戒は継続します。

5月21日、大阪、京都、兵庫の緊急事態宣言を解除しました。これは最近1
 週間の人口10万人当たりの感染者数が目安の0.5人以下となったからです。
     大阪:0.17 人 京都:0.04人 兵庫:0.04人
5月25日、政府は緊急事態宣言を全面解除しました。感染状況、医療体制、
 PCR検査などの監視体制の3つを踏まえた総合判断です。
 直近の全国新規感染者数は以下のように推移しました。
5/16:59 5/20:33 5/25:19
最近1週間の人口10万人当たりの感染者数は以下の通りです。
  東京:0.36 神奈川:0.70 埼玉::0.15 千葉:0.10 北海道:0.72 

◇ 日本の感染抑止成功と世界の評価
5月25日安倍総理は「日本の感染症対応は世界において卓越した模範である。
まさに日本モデルの力を示した」と述べました。成功要因は3つです。
 ・早い初動で、感染爆発、医療崩壊を防止
 ・国民の公徳心、自律心に裏打ちされた連帯感(外出自粛、3密防止)
 ・国民に定着する衛生習慣(マスクの着用、うがい、手洗い、入浴)

 早速、海外も「奇妙な成功」とか、「ジャパンミラクル」という言葉で伝え
ています。欧米は日本が強権的に都市封鎖をしない、大量検査をしない、集中
治療室が少ないなど、対策はことごとく見当違いと見做していました。
 ところが、日本が感染者数や死者数を欧米主要国の1%~9%レベルに抑え、
コロナ感染拡大防止に成功したことは誠に敬服すべきものと評しています。

 <何より早い初動が大きく貢献>
 コロナ感染は火事と同じです。ぼやならば、バケツの水で消火できます。と
ころが火勢が街中まで広がると消防自動車100台でも消火できなくなることも
しばしばです。
 コロナの感染力は強く、野放しにしておくと、感染者数は3日で2倍、1週間
で8倍、21日で128倍、1カ月で約千倍、2カ月で百万倍に増えます。
 コロナ撲滅に有効なワクチンがない以上、感染者の入国禁止、検査、隔離、
治療と言った対策を如何に早く実行するかがコロナ封じの決め手になります。

 米国のトランプ政権は専門的な知見やコロナの危険性を軽視し、経済回復の
可能性をことさら誇張し、6週間「無為無策」で破滅的な対応遅れを招きまし
た。その結果、世界で最も優れた医療設備を有しながら、世界最悪の感染者数
170万人、死者数10万人(5月28日現在)という被害を記録したのです。

 日本でも4月に非常事態宣言の発出が遅れ、感染爆発が起こりそうになりま
した。小池東京都知事は事業者に休業要請するにあたり、協力金を支払う決断
をしました。当初、政府内から協力金支払いに反対もありました。
 しかし、安倍総理、西村再生大臣が小池知事が提案した東京モデルを受け入
れ、早期に全国展開し、感染者数を1.7万人、死者数を884人(5月28日現在)に
抑えることができました。

 この決断がなかったら欧米のような感染爆発が起こっていたかも知れません。
間一髪のところで日本は救われたのです。これこそ奇跡的と言えます。

      第238号の目次
  ■1 福岡の戦後の思い出:3 
  ■2 気ままに自己流川柳
  ■3 シルバーの生活設計

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆1      福岡の戦後の思い出:3 

( 神奈川県横浜市 山尾 正斌 )
 小学四年生の春、私達家族は足掛け二年住んだ汐入から、地行西町の官舎に
転居した。汐入の最寄り停留所「今川橋」から電車通りのダラダラ坂を上り切
ると次の停留所「地行(じぎょう)」で、そこから海に向かって緩い坂を下る
と海岸までの中程にその家があった。

 終戦間際の都市部では、頻繁になった空襲の延焼防止のため「家屋疎開」と
言って密集した家屋を間引いたり、建物の一部を取り壊したりして火避地とし
た。地行西町の官舎はその家屋疎開でおよそ半分が取り壊された中途半端な邸
宅であった。
 座敷や書斎・玄関は壊されて無くなり、台所や風呂場・寝室など生活に欠か
せないお勝手側の部屋しか無かった。敷地内には、屋敷跡や元の庭など空き地
が広々と拡がっていた。

 その広い空き地を耕して、母は葱・南瓜・茄子・薩摩芋・カツオ菜(高菜よ
り柔らかい葉物野菜)などを栽培した。農家に無理を言って、鶏も一羽分けて
貰い、飼育した。鶏は日中は畑や庭で放し飼い、家族が「コッコ」と名付けた
その雌鶏は、庭じゅうを縄張りにして気随気侭に自分の食い扶持を調達した。
 たった一羽なので鶏小屋は作らず、縁側の端に筵を敷いて夜は古いおしめ干
しの籠をかぶせて寝かせた。毎夕その場所で給餌もしたから、コッコは夕方に
なると自分で縁側に戻って来た。

 私は学校から帰ると毎日畑を手伝った。鍬で畑を耕すと蚯蚓(みみず)や根
切り虫が沢山出て来る。コッコは素早く飛びついてそれらを啄んだ。毎日の事
だから鶏も要領を憶え、私が鍬を持って畑に出ると、遠くに居ても足元に駆け
よって来る。まるでペットの様であった。
 私が畑で鍬を振るう横で、コッコは私が起こした土を自分も足で掻き分けて
蚯蚓や根切り虫を探す。私の足元や鍬先に纏わりついて離れないので、鍬で叩
きそうになってビックリしたこともしばしばだった。お蔭で家族は毎日一個の
卵にありつけた。

 夏休みは、家から裸で飛び出して地行の浜で毎日海水浴をした。顔や肩の皮
膚が二回も三回も剝け変わり斑模様になったものである。ある日、薄暗くなる
まで浜で泳いでいると母が血相を変えて探しに来た。連れられて家に帰ると午
後9時前だ。
 父に目から火が出る程こっぴどく叱られた。溺れたのではないかと心配させ
てしまったのだ。サマータイムが始まった時期で、日本の西端に近い福岡では
日没がそんな時刻になっていたのである。

 その時期、福岡は町なかに進駐軍が溢れていた。彼らを見ると日本と米国の
国力・文化水準の差は歴然としていて、とても追いつけない程の大きな隔たり
を実感した。

 その一つが車の性能である。当時市中を闊歩したのは専ら軍用車で、登下校
の途中で見かける車の大半はジープだった。そのほか私達が「ジュウリン」と
呼んだ後輪が二軸ある十輪トラックである。「ウェポン」と呼んだジープより
一回り大きく平たい感じの前輪駆動四輪車だ。
 いずれも頑丈で塗装もしっかりしており、スピードも速く精悍に見えた。ま
た、当時の日本車の多くが、エンジン始動のとき車の前面のクランクを回して
いたのに、米軍の車はすべてセルモーター始動なのも驚きだった。

 車の馬力の強さにも驚かされた。学校の隣にあった西公園は、麓から頂の八
幡宮焼け跡迄御影石の石段が延々と続いていたが、ジープはその石段を軽々と
登るのである。
 ジープを女性兵士が運転しているのを見た時の衝撃も大きかった。当時日本
では、車を運転する女性など見たことがなかったからだ。

 また、アメリカ車のヘッドライトは驚くほど明るく、まるで探照灯のビーム
のように眩しかった。分かり易い比喩で言うと、米車のライトが煌々と輝く
100Wの電灯であれば日本車のそれは蝋燭か行燈の明かり程に頼りなく思えた。

 西公園頂上にあった展望台には米兵がよく散歩に来た。なかにオールウェー
ブの携帯ラジオを持って来る者も居た。放課後の私達は物珍しさにぐるりと取
り巻いて見物した。
 ラジオはアコーデオン程の大きなものだったが、米兵たちはアメリカ本土の
短波放送や、国内で米軍が放送するFEN、AFRSなどを聴いていた。殊にラジオ
から聞こえるジャズの音質は、高音から腹に響く低音まで実に鮮やか・伸び
やかに聴こえて、我が家のラジオとは天と地ほどの違いがあった。

 当時、日本では5球スーパーは極く稀れで、我が家を含めて殆どが真空管が
2本程の再生式ラジオであったから、感度にも音質にも格段の差があったのは
当然である。
 車にせよラジオにせよ、これらの差を目の当たりにすると、正直「これでは
戦争に勝てんわい」と実感したものである。

 この時期の忘れられない思い出がもう一つある。「蝋燭送電」である。戦中
の爆撃で発電所の多くが被災し、復興期の電力事情は極端に逼迫(ひっぱく)
していた。家庭が夕餉の食卓を囲む頃、電力不足はその極に達した。

 この時期、電力会社は計画停電のほかに、電圧を下げて給電することで電力
不足に対処した。不確かだが100Vであるべき電圧を50Vとか30Vに落として給
電したのだ。
 家族団欒の夕食時、唐突に電灯が暗くなる。電灯を見上げると、薄ぼんやり
とまるで豆電球程の明るさしかない。食卓のお惣菜を摘まむのも難しいほど暗
くなる。私達はそれを蝋燭送電と呼んだ。

 人の知恵は限りない。蝋燭送電対策として低電圧用の電球が売り出された。
蝋燭送電のたびにこの電球に取り換えると、もとのように明るい光が蘇る。ヤ
レヤレと食事を続けているうちに電圧が復旧すると、部屋の明るさがパッと真
昼よりも明るくなる。
 この時素早く電球を外さないと、蝋燭送電用の電球は敢え無く焼き切れてし
まう。蝋燭送電が始まり、電球を取り換え、電圧復旧を気にしながら夕食を続
ける。パッと明るくなった時に電球を取り外すのが遅れて、特殊電球を幾つ焼
き切ったことだろう。まるで電力会社と消費者の知恵比べ・技比べのようであ
った。

 今にして思えば、どれもこれも、戦後の日常生活の貧しくも懐かしい思い出
である。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆2        気ままに自己流川柳

( 神奈川県横浜市  木戸 篤 )
「サイレント肺炎」が世界のメディアで話題となっています。私はこれを早
期に探知するため、家庭用の安価なパルスオキシメーターを購入しました。

★★★★★★★ 自然・風景 ★★★★★★★

柿の木の 新芽鮮やか 黄緑に
デイサービスに通う途中、あるお宅の庭の柿の木の若葉が鮮やかでした。ウ
グイス色に映えていました。以前、四国遍路で見た景色がよみがえりました。

★★★★★★★  原発・政治・社会 ★★★★★★★

ドタバタと ホテルを確保 孤独死で
埼玉県知事は自宅待機の男性コロナ患者が孤独死していたことを受け、軽症
者・無症状者の療養を原則自宅からホテルに切り替えました。

特番で サイレント肺炎 明るみに
 ダイヤモンド・プリンセス号の船内感染を伝えるNHK特集によると、感染者
を受け入れた自衛隊中央病院が「サイレント肺炎」を発見したとのことです。

お相撲さん 運恵まれず コロナ死す
 力士さんが28歳の若さでコロナ肺炎の犠牲になりました。検査の壁、入院
の壁に阻まれ、手遅れとなったのです。巡り合わせの悪さが悔やまれます。

検事長 賭け麻雀で 辞職する
 黒川検事長は緊急事態宣言の最中、賭け麻雀にでかけ、ハイヤーの接待も受
けたことがバレ、辞任しました。まるで現代版悪代官の末路を見る思いです。

★★★★★★★   健康・文化  ★★★★★★★

念願の 除菌スプレー 到着す
 携帯用除菌スプレーをネットで購入しました。早速、使ってみると違和感は
ありません。今後、コロナウイルスの浮遊が心配される場所で活用します。

様変わり 医院薬局 シート越し
 久しぶりに医院で高血圧の薬を処方してもらい、隣の薬局で受け取りました。
病院の受付も、薬局のカウンターも透明なプラスチックのシート越しでした。

★★★★★★★   その他  ★★★★★★★

デイ施設 立派なマスク 配布する
 デイサービス施設の社長さんは利用者夫々にマスク10枚をプレゼントしま
した。しっかりしたマスクでした。未だにアベノマスクは届きませんが・・。

ベンチ脇 携帯とバッグ 置き忘れ
 団地内のベンチに携帯電話を入れたバッグを置き忘れました。警察に届けら
れており無事戻ってきました。有難いことです。日本人の美徳に感謝します。

ひとしきり 酸素濃度で デイ施設
 私は購入したパルスオキシメーターをデイサービスに持参しました。皆さん
が血中酸素濃度を測定したところ、全員安心できる数値でした。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆3     シルバーの生活設計

( 東京都小金井市 上田 亨 )
 人は年を取ると、体が衰え、活動の幅も狭まっていく。然し、努力次第では
若々しさを保ち、明るく楽しい日々を過ごすことができそうだ。私はそうした
期待を持って微力ながら努力している。その一端を以下に紹介する。

◇ 健康維持
 先ずは健康であることが重要だ。体の不具合は人それぞれに違う。私は以下
の5点に取り組んでいる。
<脚力低下・腰痛・ひざ痛対策>
 テレビ体操、腰の屈伸運動、毎日5千歩の散歩を励行する
<便秘対策>
 起床時にコップ1杯ずつの氷水とリンゴジュース、ヤクルト、サツマイモ煮
 込み2切れを口にする
<白内障対策>
 外出時はサングラスをかけ、目を紫外線から守る
<指の固まり対策>
 指の屈伸、ストレッチ等を含む指体操をする
<こむら返り対策>
 足のふくらはぎ、甲、指、足裏にバイブレーターをかけ、血行を改善する

◇ 笑いで健康増進
 笑うと免疫力を持つ「NK細胞」が活性化される。毎週、お笑い長寿番組「笑
点」の大喜利コーナーを視聴している。先年大いに受けたテーマを紹介する。
テーマ:「18歳と81歳の違い」
 ・恋に溺れるのが18歳、風呂で溺れるのが81歳
 ・道路を暴走するのが18歳、道路を逆走するのが81歳
 ・心がもろいのが18歳、骨がもろいのが81歳
 ・偏差値が気になるのが18歳、血糖値が気になるのが81歳
 ・社会に旅立つのが18歳、あの世に旅立つのが81歳

 ・ドキドキが止まらないのが18歳、動悸(どうき)が止まらないのが81歳
 ・恋で胸を詰まらせるのが18歳、餅で喉を詰まらせるのが81歳
 ・早く「20歳」になりたいと思うのが18歳、できれば「20歳」に戻りたいの
  が81歳
 ・まだ何も知らない18歳、もう何も覚えていない81歳
 ・自分探しをしているのが18歳、みんなが自分を探しているのが81歳

 ・受験戦争を戦っているのが18歳 アメリカと戦ったのを目撃したのが81歳
 ・東京オリンピックに出たいと思うのが18歳、東京オリンピックまで生きた
  いと思うのが81歳
 ・「嵐」というと松本潤を思い出すのが18歳、鞍馬天狗の嵐寛寿郎を思い出
  すのが81歳
 ・友達が増えるのが18歳、友達が減るのが81歳
 ・朝早く起きて「行ってくる」という18歳、朝早く起きて「生きている」と
  いう81歳

◇ 趣味
 趣味はシルバーにとって人生を豊かにしてくれる糧である。向上心を育み、
仲間との交わりを深め、食事を共にしながら会話が弾む楽しいひとときを過
ごすことができる。
 ところが感染症で避けるべきは三密(密閉、密集、密接)である。趣味と感
染症対策とは二律背反の関係にある。

<囲碁>
 碁会所で100名近い高齢者が長時間対局することは集団感染の引き金になり
そうだ。対局後、食事をしながら談論風発を続けることは危険極まりない。
インターネットで対局すれば、こうしたリスクは避けられる。

<声楽・シャンソン>
 声楽教室では、密室で個人レッスンやコーラスのような集団レッスンを受け
る。これは三密だ。YOU TUBEでレッスンすれば三密は避けられる。シャンソン
ライブでは密室でマイクを使って歌う。これもやはり三密と言えよう。コロナ
が相当程度、落ち着くまでは出かけないつもりだ。

◇ 免許証返納
 私の車の車検満了日が8月にやってくる。高齢になり、運転に不安が感じら
れる。この機会に車は廃車にし、免許証は返納する。その結果、日常生活も一
変する。

<東京都発行のシルバーパス利用>
 年額約2万円の負担で東京都内のバス、都営地下鉄が自由に利用できる。
<山中湖ともお別れ>
 息子の別荘に滞在し、周辺をドライブすることはできなくなる。
<買い物、通院>
 当面の買い物は徒歩、自転車、バス利用で可能だ。
<ゴルフ練習、ゴルフショートコース利用>
 健康のためにゴルフは続ける。往復はバスを利用する。クラブの半分は家か
 ら持参し、半分はゴルフ場で借用する。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇