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ハナミズキの咲く季節となりました!

2017-05-01 10:32:44 | 最近の話題

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      2017.5.1.第201号

            「生き生きくらぶ」事務局
 http://ikiikiclub.sakura.ne.jp/ 
       編集発行人:「生き生きくらぶ」代表 上田 亨

ハナミズキの咲く季節となりました!
 東京の街路では桜の後を追うようにハナミズキが白やピンクの花を咲かせて
います。約100年前、東京市長だった尾崎行雄が桜をワシントンDCに贈った
お返しが北米原産のハナミズキだったそうです。

 そこで最近の話題を二つ取り上げます。第一は天皇陛下の退位問題です。政
府の有識者会議はこのほど、一代限りの退位に向けた最終報告をまとめ、安倍
首相に提出しました。
 退位後の呼称を「上皇」とし、象徴としての行為を新天皇に全て譲るなどの
制度設計が柱です。政府は報告を踏まえた特例法案を5月中に提出し、今国会
での成立をめざします。退位の時期は2018年中になる見通しです。

 天皇陛下の退位を巡る論議を通じて浮き彫りになったことは皇室制度につい
て安倍総理をはじめとする保守政治家・学者と国民世論との間にあるギャップ
の大きさです。
 国民に寄り添い、人間的な表情を見せる天皇、皇后のあり方は世論調査では
8割が支持しています。これに対し、一部の保守識者は否定的です。今回の高
齢による退位についても世論調査では8割以上、恒久制度化も7割超が支持し
ています。
 皇族減少への対応策として「女性宮家の創設」や「女系・女性天皇」につい
ても世論の8割が支持しています。日本国憲法第一条は天皇の地位は国民の総
意に基づくとしております。こうした背景を踏まえ、政府が退位問題だけでな
く速やかに安定的な皇位継承策の検討に着手することを願うものです。

 第二は人口減と人手不足問題です。総務省の発表によると2016年10月1日時
点の外国人を含む日本の総人口は1億2693万3千人となりました。6年連続の減
少で15年と比べて16万2千人減少しています。
 労働の担い手である生産年齢人口は前年比72万人減の7656万2千人でした。
75才以上の高齢者の占める比率は27%を超え、過去最高となりました。人手不
足は今後一層深刻化し、日本の経済成長率を蝕んでいく見通しです。

 人手不足解消には女性や高齢者、外国人の活用と生産性向上が不可欠です。
そのための対策としては以下の項目が挙げられます。
<女性の活用>
・子育て支援充実と柔軟な勤務時間制度導入で、結婚・出産退職を抑制する
・女性の登用と男女間賃金格差を縮小する
<高齢者の活用>
・就業時間等を柔軟とし、高齢者の労働参加を拡大する
・定年延長と年金支給開始年齢を引き上げる
<外国人の活用>
・専門能力を持つ人材の受け入れにあたって永住許可申請条件を緩和する
・介護、看護等人手不足が深刻な分野は外国人雇用の仕組みをつくる
<生産性の向上>
・AI、ロボット、ドローン等最新技術を使い、仕事の5割を自動化する
・過剰サービスの抑制とサービスの有料化、値上げを推進する

 このネットひろばが多くの中高年の語らい、労い合い、交流、支援の輪拡大
に役立つことを期待しております。

       第201号の目次
    ■1 タテマエとホンネ
    ■2 気ままに自己流川柳
    ■3 春うらら

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◆1          タテマエとホンネ   

         ( 神奈川県横浜市 山尾正斌 )
 米国にトランプ政権が誕生してから4か月が過ぎた。トランプ氏にそろそ
ろ大統領らしい落ち着きが表れる頃だと思うのだが、歴代の大統領とはいさ
さか趣を異にする言動が止まず、日々報道を賑わしている。
 トランプ氏は選挙戦期間中から歯に衣着せぬ直截的・攻撃的な発言を繰り
返し、大統領候補としての品位に欠けるやに見做され、米国メディアの予測
はクリントン氏有利一色であった。蓋を開けてみるとこれらの予測は見事に
外れて、ご承知の通りである。

 そのトランプ大統領のスローガン「アメリカファースト」や、相変わらず
続く驚天動地の施策や発言は目先の利益に軸足をおいたものが多く、外交上
の信頼関係や世界経済の動向に「様変わり」といえるほどの影響を与えてい
る。
 しかもこれらの政策や発言が、米国国民の間で一定の根強い支持を集めて
いるというのも、これまた大きな驚きである。

 第二次世界大戦・冷戦の勝利を経て、民主主義と自由経済とは、いわば世
界規範になった。豊かな社会資本を背景に、斬新な芸術・科学と圧倒的軍事
力を育み、文明・経済・平和のリーダーを自認してきたアメリカの信頼が、
ここにきて揺らぎ始めたことは、誰しも認めるところであろう。

 私の独断的な推測だが、これらの事象は米国が世界のリーダーとしての矜
持とそれに付随するタテマエだけではやってゆけなくなり、ホンネでものを
言い始めた証なのだ。
 これまで米国はホンネを巧みに覆い隠してタテマエでものを言ってきたが、
いまや矜持をかなぐり捨ててでも、ホンネを吐かさざるを得なくなったよう
に、私には見える。

 米前政権下であれほど交渉締結を牽引してきたTPP(環太平洋戦略的経済
連携協定)について一転不参加を表明し、あまつさえ既に発効しているカナ
ダ・メキシコなど近隣諸国間のNAFTA(北米自由貿易協定)についても交渉
をやり直そうと言い始めたことは、その典型例として挙げられる。
 米国内で活動している外国企業に米国内での部品調達や雇用促進をなかば
恫喝に近い形で執拗に求めていることも同列である。グローバル経済を実現
するタテマエのみでは、米国は尊厳を守れなくなったのだ。

 今から四半世紀も前になるが、私の現役時代に、巧みに覆い隠された米国
のホンネに翻弄された経験がある。電力事業の分業化が進んでいる米国には
IPP(Independent Power Producer=独立系電力卸売り業)という法人組織が
ある。
 発電した電力を大手電力会社に卸売りする事業で、汎用設備による発電に
特化することによって高い事業効率を目指す。

 火力発電分野の技術者であった私は、当時わが社の標準的中容量発電設備
をIPPに売り込もうと奔走した時期があった。自由経済と経済効率を尊重す
る米国でなら、フェアな競争ができると踏んだのである。
 フェアな評価をしてくれる顧客が相手であれば、標準化が高く納入実績も
十分な発電設備は必ずや受注できるという自負もあった。納期・価格に競争
力があり、メンテナンスの簡素さや消耗部品提供の迅速性等の長所を持つ。
 裏をかえせば、これらの特徴は顧客側にとっても、魅力的なメリットにな
る筈である。

 入札時のプレゼンテーションでは感触が極めて良好だった。価格・納期・
発電効率などの評価項目においてトップだったにもかかわらず、打合せを終
えて帰国したのち届いた裁定は「不採用」、受注したのは米国企業であった。
 同様の経験は二度や三度ではなく、そのたびに「煮え湯を飲まされた」思
いをしたものである。

 あとで分かったことは、発注元であるIPPの多くで、応札内容を評価する
技術者や、発電現場で働く指導的技術者のほとんどがGE・WHなど米国重電機
メーカーからの中途採用者やOBで占められていたということであった。
 入札の評価段階で、彼らは評価基準を巧妙に適用することによって、フェ
アを装いながら「自国調達」のホンネを貫いていたのである。

 米国の「ホンネを貫く姿勢」は、昔も今も、その底流においてなんら変わ
っていないように見受けられる。

 EU離脱を宣言した英国でも「残留すべきだ」とするタテマエ派と、「離脱
すべきだ」とするホンネ派のせめぎあいが見て取れる。さらに国内では、ス
コットランド・北アイルランド・ウェールズがイングランドから独立しよう
とする機運が台頭している。
 利害がらみのホンネを前面に出し過ぎると、国家百年の計を誤る。英国と
いう大国は、過去の栄光を思い出して、もう少し鷹揚であり続けて欲しい・
・・と私は思う。

 わが東京都でも小池百合子知事が就任してから「都民ファースト」をスロ
ーガンに施策の展開が始まり、同名の会派も結成された。そもそも東京は、
政治的・経済的・文化的に見てどの自治体より強く大きいし、官僚の人材も
質・量的に他を凌駕している。
 言葉尻を捉えるつもりはないが、その大東京が、いわば自己中心的・差別
的な言動を声高に主張し始めたことには違和感を覚える。ホンネとタテマエ
をもっと上手にバランスさせて、大人の行動がとれないものだろうか。

 地方行政の独立・自立は理解するが、「自分は自己流にやるから、国や他
の自治体もお前流にそれぞれ勝手にやれ」と言うようなホンネまがいの主張
は、東京には似合わない。
 東京は、いつもいつまでも「花の大東京」であってほしいと思う。

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◆2     気ままに自己流川柳  

        ( 神奈川県横浜市  木戸 篤 )
 満開だったソメイヨシノが散った後、すっかり暖かくなりハナミズキやツツ
ジが咲きました。寒さに弱い私には絶好の季節到来となりました。

<自然・風景>
鮮やかに 桜満開 大岡川
 4月初旬、横浜の桜名所になっている大岡川両岸の桜が平年より少し遅れて
 満開になりました。リハビリに行く途中、車窓から見物しました。
ツバメの巣 お巡りさんも 誇らしげ
 4月中旬、京急弘明寺駅近くの交番の玄関の上にあるツバメの巣にツバメの
 カップルが来ているのを見つけました。交番のお巡りさんの話では4月の初
 めに飛来して来たそうです。6月には雛鳥の飛行訓練を終えて飛び立つとの
 ことでした。
桜散り 待ってたように ハナミズキ
 桜が散るのを待っていたように、ハナミズキの花が咲き始めました。近くの
 バス通りにハナミズキの街路樹があり、バスの車窓から眺めました。

<原発・政治・社会>
トランプさん シリアの次は 朝鮮か
 中国の周近平主席との首脳会談の最中、米トランプ大統領はシリアに巡航ミ
 サイル59基を撃ち込みました。そして主席が帰国するや否や、原子力空母
 カール・ビンソンを中心にした米太平洋艦隊の第一空母打撃群を急遽朝鮮近
 海に差し向けました。
原発で 儲ける狙い 大破綻
 東芝は、米国の原発企業を買収して原発で大儲けをしようとした狙いが破綻
 して決算発表を先送りしていましたが、ついに債務超過に陥り企業存続の危
 機を迎えました。

<健康・文化・スポーツ>
怪我おして 涙の優勝 稀勢の里
 3月26日の大相撲千秋楽は感動的でした。13日目に日馬富士戦で左肩付
 近を負傷した稀勢の里が千秋楽の本割で照ノ富士に勝って相星に持ち込み、
 優勝決定戦では無心の境地で見事に涙の優勝を果たしました。
むざむざと 雪崩に襲われ ああ無惨
 栃木県の茶臼岳中腹で行われた「春山安全登山講習会」に参加した62人の
 うち、山岳部の高校生7人と引率の先生1人が雪崩で亡くなりました。これ
 を計画した主催者の責任は重いと思います。春の表層雪崩の危険性を認識し
 その任にふさわしい人材を配置していれば、起こり得ない事故でした。

<その他>
優れもの 昆布用いた 白髪染め
 ネットで「利尻昆布白髪染め」を購入し試してみました。簡単によく染まり
 ました。昆布のネバネバ成分が有効に働いたようです。髪を傷めず安く染め
 ることができる優れものだなと思いました。
異国の地 抑留獄死 さぞ無念
 ダイアナ妃が参拝したという「英連邦戦死者墓地」が近くにあると知り、訪
 ねました。墓地は静寂に包まれ、季節の花に囲まれていました。太平洋戦争
 で日本軍の捕虜になり、「地獄船」で日本に運ばれて強制労働をさせられ、
 死んだ兵士約1500人の墓地でした。オーストラリアから参拝に来たとい
 う数人と挨拶を交わしました。
人生は 追分なんだと ドラマ言う
 内田康夫の「信濃軽井沢殺人事件」というサスペンスドラマを見ました。前
 にも似たようなドラマがありましたが、今回は江差追分全国大会で優勝した
 柿沼初雄さんや尺八の先生など身近な人達が短時間ながら登場し、実演して
 いました。人情味のあるいいドラマでした。

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◆3          春うらら
             
           ( 東京都小金井市 上田 亨 )
 気温がゆるみ、地上のすべてのものが一斉に沸き立つような活気が広がって
いる。花が咲き乱れ、先日まで枯れ枝だった樹々が新芽や若葉を広げている。
早起きのウグイスの「ホーホケキョ」の囀りで目が覚める。なんとなく心が弾
む季節の到来である。

1 桜満開
 3月初めから開花リレーが始まった。桃の花、こぶし、レンギョウ、菜の花
、桜、チューリップ、つつじ、ハナミズキ、芝桜と続いている。圧巻は4月初
めの桜の満開だ。

 私は東京学芸大学のキャンパス、小金井公園、野川公園、玉川上水を訪れ、
満開の桜を存分に鑑賞した。キャンパスでは華やかな桜の花を引き立てるよう
に柳が新芽をなびかせ、とても美しく心ひかれた。
 野川では、いくつもの花びらが水面に浮かび、花筏となってゆっくりと下流
に流れていく。小金井公園では桜の古木が頭上に満開の枝を縦横に広げ、分厚
い桜の雲を作っている。桜の園では黄色い菜の花が彩りを添えていた。

 あまりにも早く、ほころび、咲き、散っていく桜の姿はもののあはれ、人生
のはかなさといった想念を人の心に呼び起こす。我が家の近くにある桜は葉桜
になってしまった。

2 春の味覚
 春は暖かい季節がやってきたことを告げると共に、新鮮な味覚を提供する。
金沢の親戚から近くの山林で採れた蕗のとうが送られてきた。独特の芳香と苦
味はあるものの、天ぷら、ふき味噌、味噌汁に入れておいしく食べた。
 関西の親戚からは手作りのいかなごのくぎ煮をいただく。美味しいたれ、光
沢、歯ごたえに特徴がある。今年は海水温上昇の影響で不漁となり、価格が高
騰したのにご配慮いただき、有り難い。

 長崎五島列島出身の知人からはアオリイカをいただいた。肉厚なのに柔らか
く、甘みとコクがあり、刺身と煮物にしておいしく食べる。今年はイカも不漁
で新宿のレストランでも品薄でイカはなかなか食べられない。
 このほか、地元のほうれん草や春キャベツ、タケノコ、鳴門産のワカメ、ヒ
ジキ、熊本産のデコポン、愛媛産の清美オレンジ、北海道産、北陸産のカニも
我が家の食卓を飾る。

3 新学期
 近くの東京学芸大学では3月に4年生が卒業し、4月に1年生が入学する。幾人
かの卒業生は5メートルサイズのカンバスに香港の街を描き、校舎の壁に貼り
付けて卒業していった。毎日の散歩で目にするが、とても素晴らしい。
 4月、桜が満開の中で入学式が催された。新入生たちは幸せのひと時を思い
出として残そうとあちこちの風景をバックに、友人や両親と並んだ姿をカメラ
に収めている。

4月29日、知り合いのMさん主催の「体験・表現教室」にアドバイザーとし
て参加した。Mさんは32年間、受験産業で勤務してきた。然し、社会生活に対
応できる人材育成は塾通いだけでは無理と感じ、表記教室を立ち上げた。
 狙いは三つある。
・自由に遊び、好奇心で色々体験してみることが自主性・創造力を育てる。
・読書により、人の話の理解力が増し、自分の考えの表現力も増す。
・更に幅広く読書することにより、知識が増え、判断力、対処能力が増す。

 当日は中学1年生5名が夫々、約3分で自分の意見を発表する。事前に新聞
の記事を切り抜き、題名、内容、自分の意見を加えた原稿を作成・提出する。
子供の表現力養成には保護者の協力が不可欠なので保護者も同席した。

4 趣味の会
 私がレッスンを受けている声楽教室のミニコンサートが4月16日、近くの公
民館で催された。出演者は15歳から94歳の老若男女で、歌い方は独唱が16名、
コーラスが2組(10名、7名)である。
 発表内容は抒情歌、唱歌、シャンソン、カンツォーネ、歌劇、ミュージカル
等である。私は「小雨降る径」と「わが太陽:オーソレミオ」を歌った。コン
サートの後、レストランで打ち上げをし、談笑した。

 囲碁については毎日、ネットを介して世界中の棋士と対局している。このほ
か、高校の同窓生とは有楽町の碁会所で、新宿囲碁会の仲間とは靖国通りの碁
会所で対局している。対局後は居酒屋でお酒を酌み交わしながらの談論風発を
楽しむ。

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