1996年公開、タイトルは主人公の名前。
ちなみにサニー・デオルの本名はアジェイである。
王宮はジョドプル、ウメイド・バワンと言う、
ラジャスタン州にあるヘリテイジ宮殿。
これだけでも見る価値があるが、
他のロケは砂漠地帯ではなく牧草地帯だったし、
車のナンバーはマハラシュトラ州だった。
カリシュマ・カプールはインド映画界で最も有名な
カプール一族であるランディール・カプールの娘。
ランディールはラージ・カプールの息子でリシ・カプールの兄。
カリシュマはカリーナの6歳年上の姉。
リシ・カプールの息子はランビール。
当時サニー・デオルは40歳、カリシュマは26歳。
実は私、カリシュマの映画は初めて観た。
1991年デビューだが2003年の結婚後は
あまり出ていなかった。離婚後はまた出てるみたいだけど。
1992~5年はアジェイ・デーブガンと交際、
2002年にアビシェーク・バッチャンと婚約したが破局、
2003年に実業家と結婚したが2016年に離婚。
<ストーリー>
王族の家系ブリッジラージ(スレッシュ・オベロイ)とランビール
(キラン・クマール)。ランビールはある女性を妊娠させたが、
結婚する意志はなく冷たく突き放すシーンから始まる。
ある日、兄弟の元へ姪のマノラマ(カリシュマ・カプール)が
外国から戻って来る。
牧場を営むアジェイ(サニー・デオル)は、
河でカヌーをしている女性が激流に飲まれてしまうのを、
助けるが、女性は例も言わずに失礼な態度を取る。
お互いの名前も聞かずに別れたが、女性はマノラマだった。
王宮主催の闘牛の大会で二人は再会する。
マノハラは挑発するがアジェイは牛を倒してしまう。
えっ!アジェイ~。そこで恋に落ちるっ!?
まじか・・・・。ツンデレ好きだったのか・・・。
その後もマノラマはアジェイに突っかかって来る。
アジェイは相手が王族であっても特別扱いはしない。
ブリッジラージはマノラマに結婚相手の
ルーペッシュ(モーニシュ・ベヒ)を紹介し
二人は狩りをするために森に行く。
マノラマは途中でアジェイに婚約者を紹介する。
狩りの後で野宿をしている時にマノラマは、
同行者に襲われてしまうが、
そこに何故かアジェイが登場して助ける。
ルーペッシュは他の女性とお楽しみ中で・・・
インドでは結婚相手とは結婚式当日までは、
一線を越えないのが普通である(お見合い結婚の場合)。
となると、一緒に泊りがけで狩りに行ったとしても、
宿泊は別と言う事になる。
怒ったマノラマはルーペッシュを残し一人で帰り、
アジェイを想うようになる。
でた!!定番の襲われた女性は助けた男性に惚れる。
アジェイはマノラマを母親に紹介するが、
王家の兄弟は当然のごとく大反対し、
マノラマを連れ戻しに来る。
その後もアジェイに対して次々に因縁をつけ、
妹の結婚式の際にマノラマから贈られたネックレスを、
アジェイが盗んだと警察を動員して逮捕させる。
そしてアジェイの母親を拷問し、命を助けたければ、
結婚をあきらめるようにマノラマを脅迫する。
アジェイの裁判にマノラマが出廷したが、
アジェイの母親を人質に取られているため、
本当の事が言えずネックレスは盗まれたと言う。
そして貧乏人のあなたと王家の私が本当に、
愛し合うはずがないとまで言わせ、
しかも偽証させておいて母親を殺してしまう。
アジェイは母親の火葬に立ち会うため脱獄し、
その足でマノラマの所へ行くが、妹に説得される。
そして全てを知り対決するために、
メヘランガル砦へ行く。兄弟は逃げる。
最終的に弟のランビールは、自分が捨てた女性に殺され、
ブリッジラージはアジェイの手で絞首刑になる。
初めから釣り合わない恋愛には犠牲が伴うと思ってた。
良くて連れ戻される。悪くて殺される。
家の名誉を守るための殺人は罪にならないどころか、
良くやったと言われる。
庶民でもこうなのに、相手が王家では・・・・。
しかし王様、心が狭いな。王家の気品もないんだな。
こんな心の貧しい王様はいらんな。やる事がせこい。
ジョドプルのウメイド・バワンもメヘランガル砦も、
良く撮影が許されたと思う。最後の銃撃シーンで、
砦に行く必要はなかったと思うけど、
宮殿内でやるわけにいかなかったのだろう。
爆破もあったけど、さすがにあれは別場所かな。
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