離れてしまった兄弟と姉妹の絆を取り戻すと言うストーリーで、
恐らくは・・・
ディワリの二日後にあるバイヤー・ドゥージに合わせたのだと思われる。
<ストーリー>
旅芸人のプレーム(サルマーン・カーン)は稼ぎの全てを、
マイティリー(ソナムカプール)という姫が運営している慈善基金に寄付していた。
一方、プリタンプル国の王子ヴィジェイ(サルマーン・カーン二役)には、
弟と妹二人がいたが異母兄弟で関係はうまくいっていなかった。
またマイティリーはヴィジェイの許嫁であった。
城はラジャスターン州のクンバルガル城だった。
ヴィジェイは財産を狙った弟アジェイ(ニール・ニティン・ムケーシュ)に
殺されそうになり断崖絶壁から真っ逆さまに落ちるが・・・
意識不明ながら奇跡的に命は助かる。(疑問1)
アジェイは幼少時にヴィジェイに命を助けてもらった事があったのだが、
自分の命の恩人を殺そうとする所が納得がいかない。(疑問2)
プレームはヴィジェイにそっくりだったため宮殿に連れて行かれ、
王子役を演じることになるが、仕草から別人だと気づかれてしまう。
(写真左側:プレーム、右側:ヴィジェイ)
王子とは全く違い優しい性格のプレームは、
姉妹との関係を修復しようと努力し、
マイティリーとの結婚式で4人の気持ちが一つになった。
その裏で意識不明のヴィジェイを発見したアジェイ一味だが、
なぜか殺さない。(疑問3)
アジェイと意識を取り戻したヴィジェイが戦い、
そこでまたヴィジェイはアジェイの命を救う。
ヴィジェイとプレームはまた元通りに入れ替わり、
プレームは旅芸人に戻る。そこに・・・・
マイティリーが思わせぶりにスーツケースを持って現れるのだが、
王女の座を捨てて来たわけではなさそうで、
お付の人やらも来て後からヴィジェイも登場。
強い意志を持った王子と人の良い旅の役者を演じ分けたサルマン・カーンだが、
一人二役はありふれていて新鮮さを感じなかったし、
このストーリーは25年前の物だそうで、
ダンスシーンは多めだが全体的に古臭さでいっぱいだった。
インド人はストーリーの不自然さや荒らさに気づかないのだろうか
それとも・・・気づいても、これは映画だから・・・と思うのだろうか。