深夜特急〈3〉 インド・ネパール (新潮文庫)沢木 耕太郎新潮社このアイテムの詳細を見る |
インドへ行く人の中で、この本を読まない人はいない。
と言ったら言い過ぎかもしれないが、
バックパッカーはみんな読んでるんじゃないかな。
香港からロンドンまでを駆け抜ける。
デリーからロンドンまでの2万キロは、
移動手段として利用するのは・・・路線バスだけ
物凄いスケールである。
それも現代ではない。
今から30年前以上も前の話である。
どれだけ厳しいか、想像できるだろう。
単行本は全部で6巻あるが、
その3巻目がインド・ネパール編である。
もちろん、第1巻から通して読んだほうが、
良いに決まっている。
もしも私が男性であったならば、
こんな大冒険をしてみたかった。
今から12年ほど前の事だ。
「進め!電波少年」と言う日本テレビ系の番組。
二人組の若手お笑いタレントの猿岩石に、
沢木氏が辿ったルート、香港からロンドンまでを、
ヒッチハイクで横断させると言う無謀な企画。
テレビ番組なのでドキュメンタリーではない・・
と解っていても、ついつい見入ってしまったものだった。
いずれにしても・・・その猿岩石を見て、
何故だかインドへ行きたくなってしまった私であった。
(もちろん、それだけの理由ではないのだが。)
大沢たかお主演でTVドラマ化され、
1996年から1年に1回ずつ3年に渡って放送された、
TV版も良かったな。
あの後行ったバラナシ(1997年)で、
あのTVに出演してたインド人の少年モケ君に会った事も、
昨日の事のように思い出される。
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