カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【初・インドの道】 ~バラナシ②~

2005年01月25日 22時55分00秒 | 北インド / NOUTH INDIA
■ 「神サマ、買ウカ?」 ■

ガンガー(ガンジス河)で一番大きいダシャーシュワメード・ガート(沐浴場)の
近くの小道から少年の声がする・・・。

振り向けばそこには、どこかで見たような少年が、木彫りの神様を持って立っていた。
この写真の少年の名前はモケと言った。「深夜特急」に出演していた少年だった。
思わず「本当にいるんだね。」と言った。モケは「うん。」と言い、
神様を指差し「カーリー・ドゥルガー・ラーマ・・・。」と神様の名前を説明し、
「150ルピー。500円でもいいよ。」と言った。日本語だった。
  (でもTVじゃ、100ルピーだったぞ。最初は500ルピーだったけど。)

TVドラマの少年が、仕込みでなく実在する事に感動した。
インドでは、学校に行かず(行けず?)働いている子供がたくさんいる。
街角の土産物屋や食堂にも、結構いる。
お金持ちの子供が、同じくらいの年齢の働く子供にチップ(バクシーシ:施し)を
渡していたりすると胸が痛む。生まれながらにしての階級の違いを
見せ付けられているような気がするからだ。
  (でも、何も出来ないけど・・・。)

モケもまだ7~8歳くらいだろうが、すでにいっぱしのプロの物売りである。
値切ったが、彼は1ルピーもまけなかった。話のタネに買ってやろうかとも思ったが、
日本人がなめられるといけないので買わなかった。



沢木耕太郎原作の「深夜特急」が大沢たかお主演でTVドラマ化されたのは、1996年12月だ。
偶然にもバラナシで私が泊まったのは、彼が最初にリクシャーで連れて行かれたホテルだった。
  (日本の旅行会社が勝手に手配したのだった。)
彼が泊まったホテル・ガンジスの2階のレストランで食事をした。
ゴードウリヤー交差点からガンガーの間のホテルで1泊した。
このあたりで沈没(バックパッカーがその地を気に入って、長期滞在してしまう事。)するのも
悪くないかな・・・。と思った。

to be continue.

深夜特急〈3〉インド・ネパール

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コメント (2)
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