文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

朝日新聞は、そして日米同盟への脅威はほとんど無視して、軍拡に走るソ連や中国の側を「平和愛好勢力」扱いしてきた

2018年03月01日 11時22分33秒 | 日記

以下は月刊誌WiLL今月号に掲載された古森義久氏の労作からである。

古森義久氏が本物のジャーナリストの一人である事は言うまでもない。

朝日新聞の過ちを糺し真実を伝え続けている言論人の一人であるだけではなく、国民栄誉賞を与えても良いほどの仕事を、日本国と日本国民のために行い続けている事も言うまでもない。

見出し以外の文中強調は私。

懲りず、学ばず、省みず―

朝日新聞の歪んだ安全保障観

トランプ「核戦略」見直しを批判するものの、北朝鮮・中露についてはダンマリ。朝日サン、まさか「備えなければ憂いなし」とでも?

防衛反対 

朝日新聞の安全保障論は日本という国にとって危険である―。 

私はベトナム戦争や東西冷戦の時代から朝日新聞の主張する安保論を眺めてきた。

その主張は、結局は日本やその同盟国のアメリカの防衛力強化には、とにかくなんでも反対するという趣旨である。

その40余年もの長い年月、私は毎日新聞や産経新聞の国際報道記者として、世界の各地で現実の安全保障の脅威や危機に接し、その実態の報道に努めてきた。

朝日新聞はその間、日本やアメリカが自陣営に迫る脅威を抑止するために、自衛の措置を強めることにも一貫して反対してきた。 

朝日新聞は、そして日米同盟への脅威はほとんど無視して、軍拡に走るソ連や中国の側を「平和愛好勢力」扱いしてきた。

そんな朝日の姿勢は、日本の防衛に関しては「備えなければ憂いなし」と総括できた。

ふつうの人間や国家ならば、当然ながら「備えあれば憂いなし」が原則である。

だが、朝日新聞は日本の防衛の「備え」には、いつも反対を表明してきたのだ。 

だから、朝日新聞は日本の安全保障にとっては、きわめて危険な存在だと断定せざるを得ないのである。 

そんな朝日新聞のごく最近の紙面をみて、やはり歴史からも現実からも学ぶことがないのだなと痛感した。

2018年2月4日付朝刊の「米国の核戦略」「歴史に逆行する愚行」という見出しの社説を読んで、だった。

この稿続く。


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