金属塊から管加工技術供与 野田金型 他…日経新聞10月12日14面より

野田金型（大阪府高石市、堀口展男社長）は金属の塊から削り出す屈曲管の独自製法について、他企業への技術供与を始めた。

第１号は工作機械メーカー、ＯＫＫの米国子会社。耐久性のある野田金型の屈曲管は発電所建設などで需要が増している。

しかし従業員10人の小規模企業のため、技術や販売権を供与し、国内外の供給体制を整える。技術供与を受けるＯＫＫ・ＵＳＡは来春までに生産できるようにする考え。販売方法は生産や受注のめどが立ってから野田金型と詰める。野田金型は技術供与した企業に販売権を与える一方、売り上げの一定割合を受け取る。

海外では欧州、中国などの地域ごとに総代理店を置き、ＯＫＫ・ＵＳＡには北米、南米を委ねたい考え。国内は金属加工会社などへの技術供与を検討中だ。

野田金型の屈曲管は日本国内での製法特許を取得済み。溶接でつないだり、まっすぐな管を曲げてつくったりする従来製法のようにひずみや継ぎ目ができない。断面の内側を設計通り真円にすることが可能で、管の中を通る気体や液体が円滑に流れ、耐久性も高い。

2009年の発売以来、国内では火力発電所やプラスチック加工機械の部材として需要が伸びている。屈曲管の１１年９月期の売上高は前の期比１・６倍の5000万円程度だった。

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大量データ分析瞬時に異常検知　ビトリア・テクノロジー　

米ソフト開発ベンチヤーのビトリア・テクノロジー日本法人（東京・港、橋本伸作社長）は大量のデータの中から特定のデータを瞬時に選択・分析し、異常を検知するソフトの日本語版を12日に発売する。

サイバー攻撃対策に向いており、異常を検知した場合は、直ちに
警報を出したり、サーバーへのアクセスを遮断する。主に電力や通信、金融などの分野での利用を見込む。

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フロア　巻き取り運搬
中西製作所、設営の負担軽く