文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

今朝の朝日新聞4面から、と、私のメルマガ号外から。

2011年05月22日 12時26分32秒 | 日記

文中黒字化と*は私。

本欄として登場した2010年7月以来、使用していたペンネームである芥川賢治に対して、最初はツイッター(現X)で、終にはFacebookで、完全になりすまされた。Facebook社に連絡しても何の解決もなされない。そこで、愛着は断ち切って、このペンネームの使用を打ち切った。Gooのリアルタイム検索解析等で発見する毎に、その個所は全て「私」等に替えている。

東電は午後3時36分に1号機の建屋が水素爆発した後、原子炉を冷やすため、発電所長の判断で午後7時4分、海水の試験注入を開始。ところが当時、官邸にいた武黒一郎・東電フェローから午後7時前後、保安院などの検討について電話連絡を受け、東電は同25分、注入をいったん止めた。武黒フェローが電話連絡をしたのは、だれかの指示を受けたものではなく、自主的判断という。
 
菅直人首相が午後6時からの20分間に、経済産業省原子力安全・保安院などに海水注入の安全性検討を指示していた。班目春樹・原子力安全委員長に核分裂が連鎖的に起きる再臨界が起こる可能性を尋ね、「ある」と聞いたためという。 

…中略。

東電は当時、再臨界の可能性はないとみており、幹部の連絡がなかった場合、「そのまま注入を続けた」と説明した。海水注入は、所長判断で行う決まりになっている。東電は最初の海水注入開始と停止について、保安院に口頭連絡したが、保安院側は「記録はない」と説明。細野豪志首相補佐官も会見で「総理もずっと後になってから知った」と話した。
(小堀龍之)

再臨界の危険性「ある」
班目氏、発言を否定
 
班目春樹・原子力安全委員長は21日夜、朝日新聞の取材に対し、政府・東電統合対策室の会見について「再臨界の危険性があるなどと私は言っていない。侮辱と思っている」と反論した。
 
会見で配布された海水注入をめぐる事実関係の発表文には、「原子力安全委員長から、『再臨界の危険性がある』との意見が出された」などと記されていたが、班目委員長は「発表文は東電と官邸と保安院が作ったもの。原子力安全委員会として抗議する」と話した。
 
会見には安全委事務局の加藤重治内閣府審議官も同席していたが、班目委員長の発言は否定していなかった。

*この内閣は、これで何度目の嘘の突き倒しだろうか。こんな内閣を、急流の途中で、云々等と昨日の社説に書いた朝日の論説員は恥を知るべきだろう。自社の重鎮が選んだ人間だから、全てを曖昧にしたいと言うのか。
私は、この人間が、辞めようとしないのは、辞めたら忽ち、福島をフクシマにした罪等が暴かれて、政治生命すら絶たれる、関係者が、真実を述べるのを抑えるためには、最高権力者でいなければならぬ、そういう、とんでもない理由が真実なのではないかと危惧し出しているのだ。
カーチス教授よ。
米国民だって、こんな人間は大統領から追放されるはずだと私は確信するが。

以下は、私のメルマガ、号外から。

平田オリザ大阪大学教授にして現内閣参与が韓国で発言したことを、早速、細野が否定し、平田オリザも勘違いだったと言ったとニュース23は報道していた。
先般は、20年、30年、住めない。
「言っていない」「間違いだった」
かりそめにも大阪大学の教授を務め、内閣参与に任じられている様な人間が、それほどの阿呆だろうか?
私は、頭の良し悪しの一番の基本は記憶力だと確信している者だが。
それに、確かな事だけを話す、それが学者の基本だろう。
あれほどの映像、それこそ世界中が驚愕、震撼した映像が流れた翌日に、正に、災害本部長として、本部で陣頭しているべき人間が、翌朝、テレビカメラを連れて視察に行った。
この事を、糾そうとしなかった日本のマスメディアは何かがおかしい、何かが狂っているのだ。

2024/3/10 in Tokyo

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1号機海水注入 東電、官邸意向くみ中断…今朝の日経新聞2面から。

2011年05月22日 11時51分42秒 | 日記
震災翌日 細野氏は指示否定
 
東京電力は21日の記者会見で、東日本大震災の発生翌日の3月12日に福島第1原子力発電所1号機で進めていた海水の注入を、首相官邸の意向をくんで一時中断したことを明らかにした。官邸側が海水注入による再臨界の危険性を指摘しているとの情報を東電側か聞き、止めたという。細野豪志首相補佐官は記者会見で「官邸は注入の事実を把握しておらず、首相は注入を止めることは指示していない」と述べた。
 
1号機は津波で冷却機能が失われ、核燃料棒の大部分が溶け落ちた炉心溶融(メルトダウン)が起きた。冷却水が中断したのは55分間で、原子炉の冷却が遅れて被害が拡大した可能性もある。
 
東電によると、原子炉への真水注入が12日午後2時53分に停止。午後3時36分に水素爆発が起きた。午後7時4分から海水の注水を始めたが「官邸の方で再臨界の危険性があるような意見があったので、政府の判断を待つ必要があるため、いったん停止した」(東電)という。この情報を福島第1原発の現地に伝え、午後7時25分に注水を停止した。
 
一方、細野補佐官は12日午後6時から官邸で海水注入の安全性などに関する会議を開き、原子力安全委員会の班目春樹委員長が「再臨界の危険性がある」と指摘したと説明。菅直人首相は安全委と経済産業省原子力安全・保安院にホウ酸の活用など防止策の検討を促したが、その時点で海水注入の事実を知らなかったという。首相は午後7時55分に注入を指示し、午後8時20分に始まった。
 
細野氏は注水の中断について「事実を知ったのは10日ぐらい前だ」と主張。「首相もずっと後になってから知った」と語った。

国会で追及意向  自民総裁
 
自民党の谷垣禎一総裁は21日、東京電力による福島第1原発1号機への海水注入が政府の指示で
中断されたとして「事態の打開にマイナスの影響であれば問題にせざるを得ない。国会で事実関係を確かめなくてはいけない」と述べ、今後追及する考えを示した。新潟市で記者団に語った。
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今朝の日経2面から。

2011年05月22日 11時23分46秒 | 日記

震災が映す民主党体質…これは現内閣体質と言うべきだろう。

文中黒字化と*は私。

極限状態は、その人の本質をあらわにするという。東日本大震災で岩手、宮城、福島の3県をはじめとする被災地の住民がみせた思いやりと秩序ある振る舞いは、多くの日本人を誇らしい気持ちにさせた。
 
永田町はどうか。大震災は、かねて気になっていた民主党の体質を改めて浮き彫りにした気がする。

第一は「説明や説得を軽視する」という点だ。
 
中部電力の浜岡原子力発電所への運転停止要請がその典型だ。「国民の皆さまに重要なお知らせがある」と言って菅直人首相が突然、記者会見で発表した。

事前調整なしで「政治判断」を突きつけるやり方に、中電はもちろん、関係自治体にも戸惑いが広がった。
 
全炉停止そのものは正しい決断だとしても、法的根拠のない行政指導を「政治主導」とアピールするやり方はどうか。「根回しすれば猛烈な反対が起きた」という解説も聞こえてくる。しかし、だからこそ説得を重ねて「納得感」を醸成するのが民主政治のはずだ。
 
政策を打ち上げるだけでなく、実現にこぎ着けるのが政権与党。正しい政策だから賛成すべきだ、と言わんばかりの姿勢では、反対派をよりかたくなにさせる。消費税率の引き上げや環太平洋経済連携協定(TPP)も同じだろう。
 
第二は「責任をとりたがらない」という傾向だ。こんな話がある。震災発生後まもなく、首相官邸から突然、被災地支援に関する難しい指示を受けたある省庁の官僚は最後の言葉に絶句した。「直ちにやれ。うまくいかなかったら、おまえらの責任だからな」 

*この言葉こそ、現内閣の特質そのものだろう。誰が言ったのかも国民は直ぐに顔が浮かぶのではないか。
 
ヒューマンキャピタルソリューション研究所代表で人事コンサルタントの前田卓三氏は「トップは結果責任を負い、部下には『失敗の自由』を与えるのが組織を活性化する要諦」と指摘する。やっていることが、まるで正反対だ。
 
福島第1原発の事故収束に向けた工程表も「責任は東電」と言いたげな印象を受ける。尖閣諸島沖の衝突事件で、中国漁船の船長を「那覇地検の判断」で釈放した一件も、責任の所在が見えにくかった。
  
「けじめ」に鈍感な体質は人事にも表れる。震災後には、官房長官当時に参院で問責決議をうけた仙谷由人氏が官一房副長官として「復権」した。今年初めの内閣改造では2010年夏の参院選で惨敗し、幹事長を退いた枝野幸男氏が宣房長官に返り咲いた。
…中略。
 
実はこの人材不足こそ、民主党が抱える最大の問題かもしれない。政策には詳しいが行政経験に乏しく大きな組織を動かすノウハウに欠けるー。野党時代から指摘されてきた懸念が今、現実になっている。

*松下政経塾を出て、朝まで生テレビで、ペラペラ喋りまくるポリティシャンの、それが本当の姿だろう。
 
指導力のなさで批判を浴びる菅首相の退陣が取りざたされる。「菅おろし」が激しくなることには驚かないが「ポスト菅」の本命もいないまま内閣不信任決議案への同調論までささやかれる状況には正直、驚く。
  
菅さん以外なら誰でもいい。誰がなっても菅さんよりましですよ。ある民主党議員が真顔で言うのを聞いて、考え込んでしまった。そうかもしれない。だが「菅さんよりまし」な程度で、この難局を乗り切れるのだろうか。
  
(編集委員内山清行)

*内山さん。難局、難局って言い過ぎなんだよ。と言うよりも、現内閣が、余計に難局にしている事に気づくべきだし、福島をフクシマにしてしまったのは、現内閣だからだと、私は確信を持っているし、読者の方々は、とうに知っている。

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この人物は、3月11日以来、ただの一度も、純粋に被災地や被災者に心が在った事は…・

2011年05月22日 11時04分02秒 | 日記
今朝の日経新聞2面から。

首相、頭離れぬ?小沢問題
新幹線で関連本読む
 
菅直人首相は21日、温家宝中国首相、李明博韓国大統領との福島訪問を終えた後、都内に戻る新幹線車中で、ノンフィクションライター森功氏の「泥のカネ 裏金王・水谷功と権力者の饗宴」(文芸春秋)を読んだ。同書は小沢一郎民主党元代表の資金管理団体の収支報告書虚偽記入事件で元代表側に資金提供したとされる中堅ゼネコン「水谷建設」の水谷功・元会長を描いている。
 
元代表はこのところ政権批判を強めており、首相は重要な外交日程の合間でも、存在が頭を離れなかったようだ。
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