すんけい ぶろぐ

雑感や書評など

陳凱歌「北京ヴァイオリン」

2005-03-03 03:34:10 | 映画評
Googleで探せない情報がありますと、自分の記憶の方を疑ってしまいます


「クロコダイル・ダンディー」という映画があったのを覚えているでしょうか?
野生児の主人公が、都会で起こすお約束のコメディーです。

この映画のモデルになった人は、敷地問題でもめて、警官に射殺されたという記憶があるのですが、ソースを探せませんでした。
僕の妄想でしょうか?


「北京ヴァイオリン」も、ぶっちゃけて言ってしまうと、そんな「おのぼり」に中国映画お得意の「人情」をからめたものです。


先日NHKで、「シルクロード」を振り返るといった特番が放送されおり、そこで「この映像に映っている人間を探そう!」というコーナーがありました。
それで、田舎に戻っていた機関車の整備士を都会に呼び戻していましたが、彼はわざわざ中山服(人民服)を新調して来ました。中山服というは、あの小平が着ていたヤツ
今、北京や上海のニュース映像を見ても、誰も着ていないことから分かるように、かなりの田舎でないと通用しないです。(日本だと、モンペといった感じでしょうか?)
で、集まったかつての同僚たちが歌っていたのは、毛沢東を讃えるもの。

日本と違って、地方と都会の違いが、まだまだあからさまに存在する中国だからこそ、こういう映画が成り立つんでしょうなぁ。


お涙頂戴が嫌いでなければ、適度に楽しめるのでは?


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