すんけい ぶろぐ

雑感や書評など

マーティン・キャンベル「カジノ・ロワイヤル」

2006-12-09 00:13:15 | 映画評
ボンドガールは、相も変わらずメスを入れないでつくれるのか疑問に思ってしまう体だった


007の最新作「カジノ・ロワイヤル」を見てきました。(goo映画公式サイト)

面白かったです。

まじめーに、つくっています。
ピアース・ブロスナンと違って、新ボンドのダニエル・クレイグからして、真面目。
ほとんど笑わない。ボンドジョークがない。方々でエッチをしない…………等々。

アクションも、肉弾戦です。
みょうちくりんなスパイアイテムで危機を乗り切ることもなく。

それだけ聞くと「けっこう地味?」と思われますが、アクションシーンが凝っているので、飽きずに楽しめました。

中盤のポーカーの対決も、単なるカード遊びなのに、魅せてくれます。

無理な設定で、「巨大メディア王」や「白人に整形した北朝鮮指導者の息子」という敵をつくらないで、今回の悪役は「テロリストを相手にした投資家」。

しかも、投資に失敗したことでテロリスト集団に狙われているという、ちょっとナサケナイ設定になっています。

それだけに、二時間の枠に無難に収まる、無理のないストーリーでした。


でも、続編は難しいかも。
と言うのも、新ボンドのダニエル・クレイグに華がないんだよな。

ピアース・ブロスナンは、バカボンドの華があったのだが。


他の007の他の感想。
マーティン・キャンベル「007/ゴールデンアイ」


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