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七草農場Blog

中央アルプスの麓で、夫婦2人有機農業に奮闘中!

じゃがいも日和

2007年04月12日 | 農業
 このところ、急に春らしく暖かくなってきた。
庭のモクレンの花が咲き始めたら、そろそろじゃがいも
を植える頃だ。

 じゃがいもはだーーーい好きなので、植えるのも
掘るのも、すごく楽しい作業だ。

 我が家のアイドルももちろん一緒に。今日は途中まで
ベビーカーに乗って見ていた。

 土の上に並べられたいもは、遠くから見るとなかなか
芸術的である。


交流?会

2007年04月01日 | 農業
 先日近くに住む先輩農家、二家族と交流会?をした。
同じ頃に子供が生まれた、というのもあって子育て話にも
花が咲き。

持ち寄りのおいしごはんを食べた後は、それぞれの農場を
見学して回る。

先輩の農家に見てもらうと、うちの色んな問題点がどんどん
分かってくる。
先輩農家の育苗中の苗はめまいがするくらい立派で、本当に
すごい。うちもいつか!

農繁期になると、こんな機会もなかなか作れないけれど、
私たちにとっては交流会というよりは勉強会。
惜しげもなく色んな技術やアドバイスをもらえることが本当に
有難い。

いよいよ4月。味噌作りもようやく終わり、種まきも本格的に
なってくる。今シーズンも頑張るぞ!とモチベーションが
あがった1日だった。
 

きのこ農家に行きました

2007年03月15日 | 農業
 この間、七草農場総出で(といっても3人)
近所のきのこ農家へ見学に行ってきました。
ここはしめじとエリンギを作っていて、そのきのこを
育てる菌床をもらい受けて、発酵させたものを七草農場
では堆肥として使っているのです。

いつかそのもらっているきのこ農家そのものを見学に行きたい
と思っていたのだけれど、ついに叶いました!

「どうぞー」と扉を開けた向こうにはずらーーーっとしめじが
並んでいる。
「すごーーい」と思わず感嘆の声をあげてしまう。

1箱に36本のビンが入った箱が18個並んでて、それが2列あって
3段分ある・・・数字に弱い私たちは

「うーん、いっぱいあるってことだな」

湿気が100%なので建物は傷みやすい、ということだったけれど
普段寒風にさらされて乾燥注意報の出る中作業している私たち
にとってはこの湿気はなんだか心地良い。

1本のビンに菌床が入れられて、それが出荷されるまでに約100日
かかるとか。そんなに手間暇かかるものだとは知らなかった。

きのこっここーのこ元気のこ♪
のホクトに押されて、小さなきのこ農家は大変らしいけれど、
私たちからすると、知り合いのきのこ農家のきのこはもちろん
菌床を使うのも安心できる。

地産地消、を合言葉に、これからも地元のいいものを色々見つけて
利用していきたい。



ごろんごろん

2007年02月22日 | 農業
 暖冬のおかげで、なんだかもうすっかり春めいて
気分的に少しそわそわしてくる。
もうすぐ2007年の農作業も本格的に始まるから。

 今日は育苗に使った落葉などをハウスの外に運ぶ。
積み込んでいた落葉をどけると

ごろん、ごろん、ごろん・・・・・


この正体は一体何でしょう?!


答えは  「カブトムシの幼虫」

はっきり言って気持ち悪いくらいいっぱいいるんである。
はっきり言って「カブトムシ屋」になった方が儲かるんじゃ??
なんてことが頭をよぎるくらいいるんである。

夫は「成虫の方が高く売れるだろ?」なんて言っている。

肉厚というか、なんというか出来れば触りたくない感じ。
「良質のたんぱく質」とか言ってどこかの民族が食べそうな
気がする。落葉をどける時につぶしかけてしまった1匹を
試しにニワトリたちにやってみたら、おしあいへしあいの
取り合いになっている。

落葉の中には幼虫のフンらしきものがいっぱいある。
よくミミズ堆肥なんて言って、ミミズをいっぱい飼っている
人がいるけれど、七草農場はカブトムシ堆肥だ。

子供が見たら、目を輝かせるんだろうなあ!

都会ではカブトムシそのものをそこらで見かけることも
少なくなっている。カブトムシは店で買う物??

こちらではまだまだカブトムシがいる暮らしが、ある。


種まき

2007年02月16日 | 農業
今年初の種まきを先日する。
2007年の一等賞はブロッコリーだ。

今年の冬は結局怖いくらいの暖冬。
最近新聞やTVで気が滅入るくらい温暖化の問題が
取り上げられている。
本当に、どうなっちゃうんだろう、地球は?

種まきのタイミングも、野菜の保存法も、収穫のタイミング
もどんどんずれていくんだろうか。
天候と密接に関わる農業は、その影響がすぐにやってくる。

真冬はほとんど農業はお休みの長野でも、周年栽培が可能
になってしまったりして。
関東近郊農家は夏はパパイヤを作ることになるかも。
今食べている野菜は作れなくなるかも・・・。

今は冗談みたいでも本当にあり得る話だ。

ああ、ただ種をまいたよ、という話を書きたかっただけ
なのですが。





たまご記念日

2007年01月18日 | 農業
本日ビッグニュースが七草農場に!!

出荷作業を終えて、鶏小屋へ行ったところ・・・
止まり木の下に、ころん、と落ちていたもの。

た、た、た、たまご!!!!

4月の終わりにやってきたひよこ。
寒さで死んでしまったり、この間は猛禽類にやられたり
山あり、谷あり、なかなか卵も産まないし、まだかまだか
と毎日卵チェックを欠かさずにいたのだけれど、
ついに!!

あー、この貴重な卵よ。

雌鶏は7羽いるのに卵は1個

どれよどれよ、卵を産んでくださったのは???


夫にも早速報告。2人で再び大興奮。
「ニワトリが たまごを産んだから 今日は たまご記念日」
とか言いながら夫がるんるんと冷蔵庫から秘蔵のワインを出して

乾杯!

初の卵はやっぱり・・・「卵かけごはん」

殻はしっかり固くて、割ったら薄い黄色の黄身。
白身まで盛り上がって、ぷりんぷりんしている。

「楊枝さしてみよ」
と夫が楊枝を挿すと、楊枝が卵に刺さって立っている。
なんでも鮮度を見るのによくやる手らしい。

その卵のおいしかったこと!!臭みもないし、2人で
さらさらーっと食べてしまった。

これからもよろしく頼むよ、鶏さん!
ついに我が家は卵も自給体制になったのでした。

ばんざい!




よいお年を! 

2006年12月28日 | 農業
今日で七草農場の2006年度の出荷も終わり。
最後は少なかったはずが、ばたばた追加で注文あり。
嬉しく慌しい活気のある出荷作業になった。

 最後の野菜は

白菜、長ネギ、じゃがいも、信州地大根、ごぼう、
ほうれん草、小松菜、ターサイ、にんじんなどなど・・・。

年越しを七草野菜で!!

それにしても今年は我ながらよく頑張った!
出産、子育てが超農繁期とばっちり重なる。よくもまあ
乗り切ったなあー。

それもこれも、送料を払ってまで七草野菜を買ってくれる
お客さんがいるからこそ、で本当にありがたい。
奇跡のお客様と言ってもいいかも知れない。
その気持ちに応えられるよう、来年もおいしくて安心して
食べられる野菜作りに励みます。

今年1年、本当にありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。


年明けは1月9日着分より宅配再開です。


加工所見学

2006年11月13日 | 農業
 先日、某有名加工所に、農家仲間と見学に。
農村女性の仕事作りに、と始まった農産加工が成功
して、今や全国から加工の依頼が来る、というところ。

「食べ物はいのちをつなぐもの」「母として子供たちに
食べさせたいものを作る」という基本理念のもと、安心
で安全な材料を使って作っているという。
その種類はなんと60種類以上、というから驚きだ。

代表のおばあさんに色々説明を受ける。私達も、自分たちの
野菜が何か加工できるか?という期待もあって、楽しい
ながらも真剣そのもの。

玉ねぎドレッシング、トマトケチャップ、梅やりんごのジュース
梅酢や柿酢、花豆の煮豆やテンペまである。

おばあさんはもう70過ぎなのに、何度も失敗して、試行錯誤を
繰り返しながら、揺るぎない技術を身に付けてきた、という自信
と誇りで満ちていて、貫禄があってかっこいい。
きちんと後継者も育てていて、加工所内では若い人も忙しそうに
働いていた。

七草農場でも年間を通して、色々な加工品を作っている。
トマトピューレ、にんじんジャム、ピクルス、野草茶、味噌、
漬物などなど・・・。
でも今日加工所を見学して、もっともっと勉強して、しっかりした
技術を身に付けたい!と感じたのでした。

(写真はりんごジャムをびんに詰めているところ)

漬物用大根を干しました!

2006年11月08日 | 農業
 今日の長野の朝はマイナス2度。北海道の釧路よりも
寒いなんて、ちょっといかれてる。
辺りは一面真っ白の霜。いよいよ急ピッチで冬支度だ。

 そんなわけで今日は漬物用の大根を干しました!
まずは畑で2人で大騒ぎをしながら大根抜き。
たまーにO脚の大根足みたいなのもあるけれど、今年の
大根は肌も悪くないし、割れていないし、上出来!
うまくいった時の収穫作業はとっても心が躍る。

抜いた後は、家のすぐ横の川へ。
カルキ入りの水道水で洗うより、山からの自然の流水で
洗った方が、断然大根がおいしくなる気がする。小さな
川だけれど、こんな家のすぐ隣りにあるということに、
感謝の気持ち。

それを今度は2本1組にして、天日干しをする。おひさまの
光をいっぱいに吸って、どんどん甘みも増すはず。
「つ」の字に曲がるくらいになったら漬けごろ。
それまでいい天気が続きますように。

干し終わって数えたら、今年は全部で100本でした!


ひらけごま

2006年10月16日 | 農業
 ごまを自家用に作っている。写真は乾燥させた
ごまを振って落としているところ。束ねた枝を軽く
ぽんぽんと叩くとごまがざらざら落ちてくるのが楽しい。
ごまがこんな風に出来ていくなんて、農業に関わるまでは
よく分かっていなかった。

新しい世界に触れると、新しい世界が開ける。
新しい道に進むと、知らなかった扉が開く。
そうやって自分の中に新しい経験が蓄積されていくのが
すごく楽しい。

どんどん扉よ開けごま!