七草農場Blog

中央アルプスの麓で、夫婦2人有機農業に奮闘中!

稲刈り

2012年09月25日 | Weblog
先日から稲刈りが始まって、今日大きな田んぼの稲刈りを終えました。

午後の日差しの中で稲を刈っていると、もう圧倒的な幸福感に包まれて
ああもうどこまでもどこまでも稲の中を歩いていきたい、そんな気持ちに
なりました。

なんだろう、本当に幸せがむくむくしていて溶けそうな気持ちになりました。

途中で保育園に長男を迎えに行って、次男と一緒に夕暮れの光の中、
田んぼを2人はだしで歩く姿も、本当に美しかった。

うちは手押しのバインダーでがちゃん、がちゃん、と稲を束ねていくのだ
けれど、息子も一緒に押して、最後の1列はなんと私が手を離して、長男1人
で稲を刈った。
嬉しそうな、得意そうな顔、いい顔していたなあー。

肩に稲束をかついで、はざ掛けしていく。
この米でまた1年暮らす。

後は小さな田んぼ3枚。まだしばらく稲刈りです。


田んぼ

2012年09月21日 | Weblog
今年は雨が少なく、天気がいいので例年より早く稲刈りに
なりそうです。


もう米びつの米が残り僅かになっているので(!)早く新米を
食べたいところ。



みんなで田んぼを1周する。今年は全部手植えした。その分しっかり
根が張ったようで、ほぼ稲の倒伏はなし。

鹿などの害もそんなになかったし、稲刈りが楽しみ。
いつもこの黄金色の輝きを見ると、心がふわーーっと豊かな気持ちになる。
でもこの稲刈りが終わると辺りは急にさみしくなって、冬が近くなって
きた、と感じる。

そんな毎年の季節と体と心の移り変わりを田んぼでしっかりと感じています。


田んぼと一緒に育ったマコモダケも今週に入って採れ出した。
マコモダケ、おいしくって大好きだけれどもっと好きなのはマコモダケ
の葉。



葉の緑が光に透けてとてもきれい。品があって、美しくて、溜息が出る。
今年はしっかりお茶にしよう。お風呂にも入れよう。

田んぼが、大好きです。





大騒ぎ

2012年09月18日 | Weblog
夫が珍しく1泊2日で出掛けた。
たった1泊なんだけれど、もう大騒ぎなのである。
これが農閑期とか、出荷がないならいってらっしゃーーいとのんきな
ものなんだけれど、レストランへの出荷が控えていて・・・1人で
どうやってこども2人いて乗り切るか、頭がいっぱいに。

今年の夏野菜の畑は何か所かに分かれていて暗黙のうちに分業制になって
いて、何せ今年は私はオクラも、トマトも、とうもろこしも、1つも収穫
していない!全部夫が採っているのです。
(その代わり、私はなすやにんじん、ミニトマト、いんげんを担当している)

朝、もう暗いけれど、出来るところから始めよう、と4時すぎに起床。
と・・・。
次男坊ももそもそと起き出す。もーーーう!4時すぎだぞ!
おっぱいやってもう1度寝るかと思いきや、そっと出ようとすると
むくっと起き上がる。あーーもう太陽が昇ってしまうよ!と仕方なく
焦る私は次男を連れて犬の散歩から。
ああ、4時半から散歩、一緒にしなくていいのに・・・。

さっさと終えて畑へ。次男はパンを持たせて車で待機。

今年初のオクラの収穫。万願寺も100本くらい採って・・・。
いつも早く起きてしまった時は収穫に次男を連れて行ってくれる夫曰く
「すごくいい子で待ってるぞ」

のはずだったんですけれど・・・。さっきから泣きわめいているし・・・。
しかもうんちが出た、と車の窓からアピールしている。ああーー。

しょうがないので1回うちに帰っておむつを替える。
ここで思い出す。

ツルムラサキ、収穫するの忘れてた!!もーーう。自分を呪いつつ
もう1回同じ畑へ。
焦る、焦る。

にんじん採って、小松菜採って、ビーツ収穫して、いんげんを探し、
ミニトマト、なす、この頃になると長男も起きてきて家の隣りのなす畑で
私の邪魔をする!!
次男は構って欲しくて私の足にしがみついてだっこだっこと言うし、
いつの間にかズボンは濡れてるし、ああーーーもう!!

こういう時にとばっちりを食うのは長男なのですね。
八つ当たりされてむくれている。
1人だったらこんな時どうでもいい朝食も、一応作らなくてはと合間に
作り、出荷作業の続き。

やっと終わった時は心底ほっとして、改めて長男に「怒ってばっかりで
ごめん!」と謝りました・・・。

あーやれやれ。農家はやっぱり農場主がいないとね!



朝の光

2012年09月11日 | Weblog
早朝ににんじん畑に行ったら、あまりに月がきれいだったのでパチリ。
この間の満月から2日過ぎた頃の月。

収穫していると、だんだん月の明かりが薄れていって、朝の光が昇って
くる。月の光も、朝の光も浴びることのできる早朝は、やっぱり特別な
時間の気がする。


夏から秋へ

2012年09月11日 | Weblog
日中はまだまだ暑いけれど、朝晩涼しくなってきて、明け方寒くて
布団をかけ直す。もう秋です。

朝は収穫や出荷、鶏や苗の世話などでばたばた忙しい。
長男「おなかすいたーー」とぼやく。

夫が「このきゅうりを洗って、冷蔵庫からマヨネーズを持ってこい!」
と採ったばかりのきゅうりを手渡す。

しばらくして長男、にこにこときゅうりとマヨネーズを持って登場。
8月中はざくざく採れたきゅうりもこの時期はもう貴重品。

みんなでマヨネーズをつけて作業場でかじる。個人的には「塩」をつけたい
ところだけれど・・・みんなでかじるとおいしい。

きゅうりで去りゆく夏を惜しみつつ・・・・夫が犬の散歩中に、近所に
落ちている栗を少しづつ拾ってくるので、今日はそれを入れて今年初の
栗ごはん。

秋の味。
立派な栗をたくさん入れて、長男も、次男も、5回も6回もおかわりをする
ので、胃袋が壊れる、と注意をしてしまうほど。
秋の味はおいしい。


畑もだんだん秋模様。
きゅうりやズッキーニがだんだん終わりを告げて、この間は大根の1回目
の間引きをした。葉野菜も少しづつ大きくなって、里芋には旱魃に負けぬ
よう、水をやる。

それにしても今年のなすは今までで最高に良かった。
収穫をしながらある程度剪定をしていくのだけれど、それにしても大きく
なり、今では私の背丈も越してしまったほど。支柱のひもを3段に張った
のは初めてかも知れない。


上は7月31日の写真。まだ葉がつやつやしている。


これは9月2日の写真。ちょっと下葉が枯れあがってきているけれど、まだ
まだ元気。

って、こんななすの写真比べはは農家の自己満足です!

だって・・・
9月ももうすぐ半ばになるというのに、いまだに質のいいなすが、まあ真夏
ほどではないけれどざくざく採れるんだなんて!

季節の変わり目で野菜があまりなくなる時期に、1つでも豊作のものが
あると随分助けられます。
感謝しつつ、空と相談しながら水やり。
いつまで採れるかな。

だんだん食欲の秋でもある。もうすぐさつまいもも掘る時期で楽しみです。
畑にはキクイモの花が空いっぱいに咲いています。


TURNS

2012年09月06日 | Weblog
2012年秋号のTURNS(前の自休自足という雑誌です)の
「地方に行って働こう!」という特集のアンケートページにちょっと
だけ出ています。(21ページです♪)

地方で働いてみてどうですか?という質問に、簡単にですが答えて
います。
書店で、見てみて下さいね!

東京で生まれ育った私が、長野県民になってもう8年目。
ここに今暮らしていかれることの幸せを時々ふとかみしめています。

2012年09月01日 | Weblog
雨が降らない。今年は本当に雨が少ない。畑の野菜たち、みんなに水をあげたいけれど、広すぎて無理。それでも出来る限りせっせと水をやる。
日本は雨が降らなくても、水路に水が流れている。これってなんとありがたいことか。もしも雨の少ない地域だったら、砂漠みたいになって野菜もみんな枯れてしまうだろうな。日本ってすごく恵まれている国だと、つくづく思ってしまう。それでも水の一滴一滴がすごく貴重なんだけれど。