七草農場Blog

中央アルプスの麓で、夫婦2人有機農業に奮闘中!

味噌作り

2012年03月24日 | Weblog
庭先でいい声で鳴く鳥がいるなあ、と思って双眼鏡でよく見たらホオジロでした。
庭の福寿草が咲き始めたけれど、梅はまだつぼみが少しふくらんだくらい。
それでももう春いっぱいです。

農作業が本格的になる前に、恒例の味噌作り。
麹を起こすところからスタート。たいがい雨の日を狙って麹を作り、
部屋中に麹の甘いにおいが漂ってくるころには晴れて、味噌作り、という
感じになる。

大きな鍋でふつふつと大豆をゆでているその様がいつも嬉しくて、写真に
撮っていると、長男に「母ちゃんいつもその鍋写真に撮ってるじゃん」と
ズバリ指摘されてしまった。



鍋も味噌作りも毎年同じようにやって似たような写真だけれど、写真に
写っているアナタは前はおんぶされた赤ん坊だったのだよ!
そして次男は1歳児にして手前味噌作り2回目なのだ!

まあそういう長男も、だいぶ戦力になってきました。彼ももう味噌仕込みは5回目
だから、手順なども結構ちゃんと分かっているのですね。



ゆでた大豆をミンチャーでつぶす。麹と塩と混ぜて・・・
丸めて、樽にぽいっとするのがやっぱり面白いようで盛り上がる。



今回でだいたい55kg。ただいま2回目の麹の、甘い香りがぷーーんとして、
なんだか気付いたら甘酒にでもなってしまいそう・・・。

まだまだ味噌作り、続きます。

農家に教わる 野菜ごはん

2012年03月15日 | Weblog
以前取材して頂いた、雑誌「自休自足」の連載コーナーが
「農家に教わる 野菜ごはん」(池田書店)という書籍になりました。

私のレシピも出ています。プロのカメラマンに自分の料理を撮ってもらったら
ものすごくおいしそうに写って(いや、実際おいしい!)感動したのを思い出します。

そして本には友人であり、先輩農家である畑山農場の文枝さんのレシピも出ています。
それから、大好きなパレスチナオリーブの絶品オリーブオイルをおすすめの調味料と
して紹介させて頂きました。そうしたらその隣りにこれまた大好き友だちの
スローウォーターカフェの調味料も紹介されていました。友だちがいっぱいの本です。

そして・・・本の帯は七草農場の私たち2人が出ていました。帯に写真が出るとは聞いて
いなかったので本が届いてびっくり。なんだか嬉しいです♪

ぜひ店頭で見てみて下さいね!

みつろうろうそく

2012年03月10日 | Weblog
去年絞った日本みつばちのはちみつの残りの蜜ろうで、ろうそくを作りました。
いつもなんだか失敗して、無駄にしていた蜜ろう。知り合いにコツを聞いて、実践。

甘くて、なんとも言えない香りが台所に漂います。
鍋の中でぷつぷつと溶けたみつろうをろうそくの入れ物に流し込み、
少し固まったところで、糸を入れて出来上がり。

太陽の光がそのまま固まったような濃い黄色。
嬉しくて嬉しくてさっそく火を灯してみました。
売っているろうそくのような強い光ではないけれど、うっすらと優しく
灯りました。

みつばち、みつばち、ありがとう。明日はこのろうそくを灯したいと思います。

紫黒米

2012年03月09日 | Weblog
紫黒米を毎年作っています。
小さい田んぼで実る様子はいつもわくわくします。

形も色も、風になびく様子も、いつもの米とは全然違って見とれてしまう。

この間、紫黒米と、アマランサスと、物々交換でもらったもちきびを一緒に
炊いたら、ものすごくおいしかった。

と、突然このお米のことを書いたのは、ラベルを作ってみたからです。
手作り度満点のラベル。でもすごく気に入った(我ながら・・・)ので、
書いてみました。

2011年産の紫黒米、まだ少し販売しています。
ヒナタヤさんでも置いて下さっています。お近くの方はぜひどうぞ!力みなぎるお米です。

畑シーズン少しづつ

2012年03月07日 | Weblog
今日も種まきをしました。

一粒一粒まいていくごとに、喜びがみなぎる。
ああ、やっぱり大地はいいな。畑がまた少しづつ始まりました。

次男坊はおんぶしていたけれど、途中から野に放たれる。
積んでいる堆肥の上を登ったり下りたり、アスファルトの上を構わず
往復、置いてあった袋の中の種をぶちまける、川の傍まで這って行き、
川に向かって石やら落ち葉を投げる。果てはどろどろの中を突き進み、
長男が置いていった水の入った入れ物をかき混ぜる・・・。
要するに、やりたい放題。

こんな赤ん坊、なかなかいないねえー。
でも楽しそうだね。

そうなんだ、こどもの色々を止めるのは、危ないっていうことだけじゃなくて
大人が、ああ服が汚れる、とか後始末が大変だっていう、そういう思いが
あって止めることが多いんだよなあー。

いいね、いいね、汚れるくらい。今日はもう着替えがなくなるくらい、
山盛り遊びました。

種も、息子も、すくすく育ちますように。

ハウス

2012年03月01日 | Weblog
近所のもう80歳くらいのご夫婦が、昔使っていたハウスをもう使わないから
いらないか、と声をかけて下さいました。

うちはハウスはそんなに使わないけれど、私たちにとってはちょうどいい
大きさのハウスで、これがあれば米の育苗、秋冬の葉野菜にも余裕を持って
仕事ができる、ということで頂くことに。



次男坊を連れて、夫と端から解体していく。古いビニールも使えそうな所は
丁寧に取って畳んでおく。

持ち主のおじいさんもおばあさんも様子を見に来てくれて、少し立ち話。
昔はヤギやら牛やら飼っていて、朝から草を刈ってその草を動物にくれてやって、
こどもにはヤギの乳をやったし、畑もあるし、ほんとに忙しかったけれど、
一生懸命やったよ、と教えてくれました。今は動物もいないから、草も刈って
燃やすくらいが精一杯、もったいないなあ、と思うけれどね、と。


ハウスを頂けるのはありがたいけれど、そういう一生懸命この農村で暮らしてきた
お二人のことを想像すると、なんとなく切ない気持ちになって、いつまでも
やっぱり元気でいてほしい、と思うのでした。

(と書いてはいるけれど、お二人はまだまだ現役で果樹農家なので、冬はずっと
りんごの剪定をしているのですが!)

それで、私たちもこうして2人でハウスを解体して、話合って、また自分達の畑に
建てて、とつながっていくんだなあーとなんとなく感慨深い思いにもなりました。

そうそう、2人で、と書いたけれど、正確には次男坊もいて、3人、でしたけれどね!