七草農場Blog

中央アルプスの麓で、夫婦2人有機農業に奮闘中!

稲刈りPart1!

2006年09月30日 | 農業
 今日は自家用のもち米の稲刈り!初挑戦のもち米!
おこわ、お赤飯、もちなどなど。もち米があるって嬉しく
っておいしいなあー。

家のすぐ隣りの小さな田んぼ2枚で作った。
もう10年以上田んぼになんて使われていなかった
荒廃田だったから、水もちを良くするために何度も
起こして、やっと田んぼになったところ。

ちなみに去年はここで、なすやかぼちゃを作っていた。

 小さな四角だから、手で刈ってもいいのだけれど、
結局バインダーで刈り取った。ここの田んぼは日当たり
があまり良くないので、上の空いた畑まで運んで天日に
干す。米粒がぎっしり実った稲はずっしり重くて、10束も
抱えると結構重い。ふーふー言いながら運んで、久しぶりに
大汗をかいた。

  田んぼの作業は大変は大変だけれど、すごくわくわくする。
育児よりも稲刈りをしたい母は、お母さん落第生かも知れない・・・。
ちなみに赤ん坊はベビーカーに乗せられ作業を社会見学---
じゃなくて泣いていたよ・・・。スマン!

でもこの米作りの喜びや楽しさを色んな人と分かち合いたい、
来年はイベントで田んぼをやろう!

2006年09月24日 | Weblog
 今日は七草に4人のお客さんがやってきた。
歌や踊りを通していのちを大切にする仕事、スローアート
をやっている人たち。(うまく説明できない・・・)

 歌を聞きたいとお願いしたら、心よく歌ってくれた。
しかも、神社で。

 七草農場の家のすぐ隣りは、ふるーーい神社。手入れも
あまりされていない、朽ち果てそうな神社だけど、何かと
私たちはお参りをしている。
その向かいに昔は近所の人が集まって、能や歌を楽しんだ、
という舞台がある。今は村の集まりに年に数回くらいしか
使われていないのだけれど、そこで歌ってくれたのだ。

 とってもいい歌だった。
 もう戦争はやめて、祭りをしよう、っていう歌。
(これだけしか書かないと、あんまりその良さが
伝わらないけれど)

 普段使われなくなった舞台も少し、生き生きとして見えた。

こんな風に色んな人が訪れてくれるのは嬉しい。
こんな風に色んな人が訪れてくれる、農場でありたい。



大豆畑

2006年09月23日 | Weblog
大豆畑が元気だ。

 私達が作っているのは、小糸在来という品種。
研修先から譲り受けた種で作り始めて2年目だ。

 豆が青大豆で、
 粒が大きくて
 収穫の時期が遅い

というくらいの認識だったけれど、イベントでこの
大豆を売っていたら違うブースで同じ品種を
「幻の小糸在来です!」と売り出していた。

へ!?そうだったの??!


 まだ青々とした葉が茂り、ようやく実が少しづつ
ふくらんできた。風に揺れるととても美しい。

 草取りをしていると、目線がいつもより地面に近く
なって、違う目で野菜たちを見ることが出来る。
野菜の目線で見る世界はこんななんだ。
時々顔を上げると、その美しさに見とれてしまう。


 鳩に豆を食われないように鳩除けをしたり、除草も
何度もして、かなり手塩にかけて育てているだけあって
今年の生育も順調。大豆として採る前の枝豆を食べる
のも大豆作りの楽しみの1つ。

 家の物置には去年作った味噌がそろそろ食べられるかも
知れない・・・!

収穫の季節です

2006年09月20日 | 農業
 秋の七草の1つ、ススキの穂が美しい季節です!

七草農場では、秋の味覚が続々と収穫の季節を迎えて
います。

今日はごぼう掘り。今日掘ったものはサラダごぼうという
長さが3,40㎝くらいの短いもの。それでも折れないように
掘りあげるのはなかなか大変。せっかちな人には苦手な作業
かも・・・。

去年はかなりの大失敗で、鉛筆くらいのごぼうしか出来なくて
皮をこそげたらもう食べるところなしじゃん!というようなもの
ばっかりだったけれど、今年は「ごぼう」と呼べるものが出来た。

ちょっと折れてしまったところからはごぼうのあの独特のにおい
がぷーんとしてくる。
早速きんぴらに。掘りたてのごぼうはやわらかくて香りもいいし
とってもおいしかった。

その他今日はごまを一部収穫し、さつまいもも試し掘り。稲刈りも
もうすぐだし・・・アー楽しみはまだまだ続く!

農場見学会

2006年09月15日 | Weblog

 今日は伊那地域で新規就農した若手(?)農家が対象の圃場見学会に参加した。これまでにもこういった集まりは、地元の農業普及所が開いていたのだが、「忙しいからなあ・・・」と思い参加していなかった。しかし今回は七草農場と同じような多品目栽培の農家が対象ということで他の人がどういった栽培法、経営をしているかを覗きに行くことにした。

 今回見学させてもらった農場は我が農場よりもかなり大規模。機械も沢山あり驚かされた。栽培法はワイルドな感じで、自分達が結構せせこましくやってるなあ、と感じさせられた。

 日ごろ、自分達だけで悩んでいるようなことをこういう集まりがあれば、簡単に解決してしまうこともある。「そんなに悩むことでもなかったか。」と新たな気持ちになれた見学会でした。やはり仲間というのは必要やな、と納得の一日。

久しぶりの畑

2006年09月15日 | Weblog
 農村がにわかに賑やかな空気になってきた。
いよいよ近所でも稲刈りが始まったみたいだ。

 産後久々に畑作業をした。私が初めての子育てに
頑張っていた頃、1人で早朝から作業をしていた夫の
頑張りが垣間見える。
もう畑は白菜や秋の葉もの野菜が大きくなり始めていて
久しぶりに見る畑はなんとなくまぶしく見えた。

 なんでもそうだけれど、育てるって大変だ。赤ん坊って
楽しくもあり、大変でもあり・・・。どこのお母さんも
同じ苦労をしているんだなあーと思うと、世界中の
お母さんにリスペクト!

 畑もなかなか一筋縄ではいかないけれど、これから
寒くなって野菜を食べる虫も減ってくることだし、
「楽しく」やるぞー!とまた改めて感じたのでした。

キーワードは

2006年09月12日 | Weblog
 最近の七草農場のキーワードはずばり

「楽しくする」

農繁期でちょっと疲れ気味だったり、初めての子育てに
ちょっとくたびれたり・・・。
そんな時に、沖縄在住の森岡尚子さんが出ていたTVを見た。
職業は「主婦」。
沖縄で自給自足をしながら、すごく自由で美しく、工夫に
満ちた暮らしをしている。
「どうせやるなら楽しくやらなきゃね」

うんうん、そうだなあー。


 学生の頃からお世話になっている自分の母親より年配の
女性がいる。電話や手紙で近況を聞くと、いつも色んな所
を飛び回って、毎日を楽しんでいる。
「人生って面白いわよねー。」

うんうん、本当だなあー。


私達ももっともっと楽しもう。
どうせやるならもっともっと楽しくしよう。
そう思っただけで、なんだか毎日がどんどん楽しくなって
くるから不思議なものだ!

きっとそんな気持ちが野菜にも、こどもにも伝わるだろう。



移りかわり

2006年09月11日 | 農業
 ここ最近、日中は暑くても、朝晩は随分涼しくなってきた。
空が空気が風が光が、もう秋色だ。

 真夏にどっさり採れていたきゅうりももうほとんど
採れなくなってきた。7月の豪雨の影響で苗が水浸しに
なって傷んでしまった割にはよくぞここまで採れて下さった!
と感謝の気持ち。

 そしてどうなるかと心配していた米も、嬉しいことに
稲穂が垂れてきて、早い所ではそろそろ稲刈りの準備が
始まった。農村もなんとなくそわそわしてくる季節だ。

 七草農場も、今年はうるちを去年の倍、もち米も自家用に
作っているので、わくわくする。
うちの米は農薬も化学肥料も使っていないし、30cm間隔の
粗植で風の通りもよくて強風にも強い(はず)。

今の農業は大型機械でがーっと刈ってしまうので、化学肥料
で背丈が伸びすぎて倒れても大して問題にはならずに収穫
できるけれど、そんな文明の影に大事なことが大事にされて
いないような気がする。
やっぱり毎日の主食は安全でおいしいものがいいよ!

 さてさて七草農場の稲刈りはいつやろうか。お天気を眺め
ながら、刈り取って天日干しをする。新米を食べる時の嬉しさ
と、あのお米のぴかぴかしたのを見た時のあの格別な瞬間が
待ち遠しい。

 これからだんだん夏野菜は終わり、さつまいもや白菜、長ネギ
などの季節だ。移ろいゆく季節をいとおしみつつ、やってくる
冬に向けてもうひと踏ん張りだ!




アマランサス

2006年09月06日 | 農業
 畑の片隅に、アマランサス、という雑穀を育てている。
今年初挑戦、もらった種をぱらぱらと播いてみた。
そのうちにぐんぐん大きくなって、今はご覧の通り!!

 アマランサスは南米アンデス山脈でアステカ族の手に
よって、紀元前5千~3千年から栽培されていた、という雑穀。
トウモロコシ、豆類に匹敵する、重要作物だったとか。

そんな話を聞くだけでわくわくしてくるけれど、もっとこの
わくわくを高めてくれるのが、このアマランサスの色!!!
この美しい色は畑の中でも一際目を引く。
 
 紅葉した柿の葉の色、新緑のカラマツの木、花豆の花の赤色・・・。
ああ、本当に自然の創りだすものは素晴らしい。
こんな感動に出会う時が、大地で働く喜びの一つだと思う。

 これからアマランサスも収穫の時を迎える。色も、味も
楽しみだ。

 秋に近づき、周囲は様々な色に色づく。寒い冬がやってきて、
自然が冬ごもりを始める前に、ちょっと外へ出て、人間が到底
真似できない、美しい自然の色を探しに行こう!

すいか

2006年09月01日 | 農家ごはん!
 今年、すいか作りに再挑戦した。
去年は苗は割といいものが出来たのに、ほっぽらかし
過ぎて、草に埋もれておいしく出来なかったので。

 しかし今年の苗は実に貧弱で、まあ自家用だしね、と
植えてみる。小玉すいかと縞紅すいか、という大きいすいか。

 結果は・・・・豊作!!
縞紅すいかはあんまりうまくいかなかったけれど、小玉すいか
はじゃんじゃん出来て、お客様に出したり、近所の人に差し上げ
たり、買ってくれた人からは「あんなにうまいすいかを食べたこと
がない!というくらいおいしかった!」と言ってもらい、
それはいくらなんでも褒め過ぎでは・・・??と思いつつ
嬉しくなる。

 甘くておいしいすいか。毎年少し作って楽しむ、こんな作物
も大切にしたい。
楽しむ気持ちと余裕はいつも少し持っていなくっちゃ!

 長野は早くも朝晩は秋の風が吹き始めた。あっという間に
あの寒い寒い冬がやって来る。
去っていく夏を惜しみつつ、今日もおやつはすいかを食べよう!