七草農場Blog

中央アルプスの麓で、夫婦2人有機農業に奮闘中!

ちょっといい話

2007年09月26日 | Weblog
 今日ちょっといい話が新聞に出ていました。
女子サッカー、なでしこジャパンのこと。

中国で行われたワールドカップのドイツ戦で、反日
感情から日本側にはブーイングの嵐。君が代の斉唱
の時も、選手が怪我で交代した時も。

でも、それでも日本女子が試合後に
「ARIGATO 謝謝 CHAINA」
という横断幕を掲げたのだとか。

それに対して、中国も、日本にブーイングをし続けた
行動に反省の気持ちを呼び起こしているのだそう。

農業とは全く関係ない話だけれど、マイナスにマイナスを
持って向かうのではなくて、プラスを持って向かうこと、
何に関しても当てはまることだと思う。

最後に農業に関係すること、今日はさつまいも掘りをしました!

nid

2007年09月24日 | Weblog
七草でひっそりと作っているななくさの野草茶が、
「nid」という雑誌の9月号に載りました。
一保堂やら、ムソーのお茶やら、そうそうたるお茶
が並んでいる所に、我が七草農場の、手作りラベルの
小さなお茶が。
だいたい7種類くらいの野草を天日に干して、ブレンド
したおひさまの味がする、飲みやすい野草茶です。
あんまりたくさん作れないので、ほとんど宣伝していない
のだけれど、飲みたい!と言う方はぜひどうぞ。

本屋で見たら、チラッと見てください。

ところで、このnidという雑誌

「ニッポンの イイトコ ドリ を楽しもう」

の略らしい。なんとも・・・。


秋の夜に思うこと

2007年09月23日 | Weblog
秋です。今日は1日ごぼう掘り。実りの季節です。
我が家の前には栗とくるみの木があって、毎日毎日
ごろごろ実が落ちています。
最近のおやつは栗、それからくるみ入りのかぼちゃの
パウンドケーキ。今晩は栗ごはん。
おいしい季節ですねえ。

最近思うこと。

農家を始めなかったら絶対に出会わなかったたくさんの
人と出会って、人生の中でもすごく大きな、「食」を
通してつながっていることが、ふと思うととても嬉しく、
感謝の気持ちです。

野菜のお客さん、百姓仲間、イベントで出会う人たち、
近所のじいちゃんばあちゃん、友達も、親も、みんなに
感謝の秋の夜です。

今日は大大大好きな自然酒を作っている寺田本家の優くん
ファミリーが我が家を訪れてくれました。
五人娘(相当おいしいお酒です)を両手に持って・・・
本当にありがとう。
七草を訪れてくれる人たちにも、感謝の気持ちです。

これからもたくさんの人とつながっていかれますように。


9月29、30日に黒米、もち米の稲刈り、10月5、6日に
うるち米の稲刈りを予定しています。
やってみたい!という方はぜひどうぞ。心躍る、とても
楽しい作業です。

小麦

2007年09月19日 | 農業
 七草で今年初挑戦した作物の一つが小麦。
7月下旬に刈り取って、脱穀、乾燥させてからそのまま
になっていた小麦をとうみにかけて、きれいにしました。

とうみ、というのはハンドルをぐるぐる回して、その風で
穀物などと、ごみを選別するもの。すごく原始的な道具
だけれど、とっても優れものなのです。
(写真の左側に写っている木の道具)

このとうみ、昭和弐拾六年拾月弐拾日、と墨書きされている
年代物。私が京都で植木屋をしていた時、お世話になっていた
親方にもらって以来苦楽を共にしてきました。
せっまいアパートで寝食を共にしていたことも・・・涙涙。

まあ、それはいいとして、さっそくハンドルをぐるぐるすると
きれいになった小麦がじゃらじゃら出てきました。
とうとう小麦粉も自家製、感激!!
後は製粉すれば、パンもお好み焼きも自由自在。

今年はちょっと失敗もあって、自家用くらいにしか取れなかった
けれど、来年はもっといっぱい作って、うどんにもしたいし・・・
と夢も広がります。

もうすぐ小麦の種まきの季節がやってきます。


幸せの物々交換

2007年09月15日 | Weblog
 時々やっている物々交換。昨日お昼にやってきた。

七草の野菜が、おいしいパンいっぱいになった。

幸せなお昼ごはん。

ありがとう、かなぱんやさん。

自分に出来ることを交換するのは本当にハッピーです。


ケンタ一家がやって来た!

2007年09月10日 | Weblog
 私たちの百姓師匠でもある、あーす農場のケンタくんが、
家族を連れて、七草農場に遊びに来てくれました。

 双子の妹、長女、に続き、あーすの兄弟で来てくれたのは
3人目。ケンタくんの百姓ぶりは筋金入り。なかなかここまで
出来る人もズバリいないでしょう。

 7ヶ月の子も一緒で、親ばかぶり?も発揮していたけれど

「畦豆はなぜいいか」

とか、

「鹿は春に落とした角を食べて、冬の食料難をしのぐ」

とか、

「3千円で家の壁(一部)が作れる」

とか、

「今年の冬は子供が生まれたから殺生はしなかった」
(彼は罠猟をするのです)

とか

「この木はよく手入れされている、うちの周りの木はみんな
死に節ばっかり」

とか

「今年は1町の田んぼをみんなで手植えした」

とか・・・まあ都会に住んでいる人からしたら、何を
言っているんだこの人は???みたいな発言がどんどん
飛び出してくる。

でも実はチョコレート好きだったりするところがちょっと
かわいい・・・かな?


うちの畑を見て回って、「みんな元気に百姓をやっていて
嬉しかった」と言ってくれた。

私達もなんだか嬉しい訪問客に元気が出ました。!



田んぼ

2007年09月07日 | 農業
 稲刈りまであと1ヶ月弱です。昨日きた台風でどうなる
ことやら心配だったけれど、今回はあまり大きな被害も
出ず、稲も少し端の方が斜めに傾いたくらいですんだので
ほっとしました。このまま収穫まで何もないといいけれど、
最善は尽くすとしても、自然の前では農家も稲のように頭
を垂れてあるがままを受け止めなければいけません。

 今日はみんなで田んぼへ見回りに行ったのですが、数え
切れないほどの赤とんぼが舞う田んぼに秋の午後の光が
差し込んで、とんぼの羽がきらきらと光り、稲穂も随分と
色づき・・・それはそれはきれいでとても幸せなひと時を
過ごしました。


 黄金色に光る稲を刈る稲刈りは数ある農作業の中でも
3本指に入るくらい、心が躍る作業です。興味のある方はぜひ
体験に来て下さい。10月前半を予定しています。

 写真は今年初挑戦の黒米。美しい黒紫色の米に胸が高鳴り
ます。


自休自足

2007年09月04日 | Weblog
 自休自足、という雑誌の9月号お取り寄せページに
七草農場も載せてもらいました!

 いつもお世話になっているやさい暮らしの伊藤さん
より紹介してもらっています。

 他にもいっぱい素敵な農場が載っていて、それを見て
いるとあれもしたい、これもしたい、もっともっと魅力
のある農場にしたい、と思いが膨らんでしまうけど・・・

夫が「とりあえず、いい野菜を作ることが先なんじゃない?」
と一言。

農場はその作り手の個性がどうしたってにじみ出るから
ああだ、こうだともがかないで、まずは自分達の基本をしっかり
しなくては、ということ。

確かに!

でも色々すぐやりたがる妻と、地道にこつこつやる夫、
2人合わせてちょうどいいのかも知れない。
これからもおいしくて安全な野菜作りを、遊び心を忘れずに
やっていこう。