七草農場Blog

中央アルプスの麓で、夫婦2人有機農業に奮闘中!

リニア

2011年04月27日 | Weblog
リニア建設の最終答申に対するパブリックコメントの募集が22日から
始まったそうです。
締め切りは5月5日必着。

最終答申案と、パブリックコメント募集要項はこちら↓
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=155110801&Mode=0

パブリックコメントの募集についての資料↓
http://www.mlit.go.jp/common/000142529.pdf

このパブリックコメントを経て、建設計画にGOサインが出されるらしい。
庶民のコメントがどれほどの力を持つのか分からないけれど、
とりあえず、出してみる。

私が小学生くらいの頃、夢の乗り物、みたいな記事で読んでいた。
それが今まさに実現しそうになっている。
こんな時期に!!
しかも南アルプスにトンネルを掘るなんて、本気でありえない!

国土交通省の中央新幹線小委員会の最終答申を見ると、この未曽有の
震災の復興の一助になれば、と書いてある。
だったらリニア建設とその維持にかかる莫大な費用を全部東北の復興
に回すべきだと、普通なら思うと思うんだけれど・・・。

そもそもそんなに速く、日本のあっちこっちを行ったり来たりする
必要のある人なんてそんなにいるんだろうか。
膨大な電気を必要とし、ものすごい電磁波を出すというリニアを
国民は本当に必要なんだろうか。


リニアには私には全然分からないけれど、それはそれはすごい技術が
使われていて、これを作るために研究者や技術者が日々努力をして
来たんだと思う。
それはきっといろんな努力や試行錯誤があって、すごいことなんだろうけれど
もうこれ以上日本をぐちゃぐちゃにしないで欲しい。
我が家から見える、あの美しいアルプスに穴が開くと考えただけで
もう心臓が震えてくる。
これ以上自然に迷惑をかける大事業は、勇気を持って今までの研究
が全部無駄になったとしても引き返して欲しい。

管首相も、リニアをやめます、とか原発を即刻停止します、
とかやったら、歴史に残る首相になれると思うんだけれど。

ああ、もう普通に暮らしたいだけなのに、なんだか反対すること
ばっかりだ。
反対しないで、希望を持つ生き方をしたいけど、とりあえず反対も
しないといつの間にか進んで行っちゃう。このぐるぐるに、
どうしたらいいのか、まだちょっとその答えは見えないでいる。
マザーテレサの生き方は私にはまだできないなあ・・・。

でもとりあえず、リニアはいらないよ!!



最近のごはん

2011年04月26日 | Weblog
最近のごはん

炊き込みごはん
我が家の原木しいたけ、にんじん、土手にいっぱい自生しているアサツキ入り

つくしのナムル
長男といっぱい取る。はかまを取るのが大変だけれど・・・

うどの新芽と、ふきのとう花の天ぷら
どちらも春特有の苦み。大好き!

菜の花とツナのマヨネーズ和え
冬のアブラナ科、春になると大好きな菜の花が採れる。この時期貴重な食材。

にらともやしのおひたし
この時期に採れるにら、甘くて甘くて本当においしい。

大根とわかめの味噌汁
まだ保存野菜の大根がおいしく食べられます♪


どれもこれも野の恵みと、我が家の保存野菜や春野菜で作る。
これが本当の贅沢・・・だよね!と思う。

ふんだんに春を満喫したごはん。おいしかった!!



ところで昨日の孫さんの記者会見で。
太陽光と原発の発電コストは去年逆転した、とのこと。
原発が安い、っていうのはまあ嘘っぽいような気がしていたけれど
(そもそも何十万年も管理しなくてはいけないものからできている
電気が安い訳がない!)やっぱりそうなんだ、とすっきりしました。
会見でも言っていたけれど、エネルギーを国民が選べたらいいのに。


覚悟

2011年04月26日 | Weblog
SoftBankの孫正義社長の記者会見

脱原発を目指し、自然エネルギー財団を設立するとのこと。

「無知なことは仕方ない。しかし知ってなおかつ行動しないのは
こどもたちに対して罪である。いつまでも無知なのも罪である」

「時として正義を通さなければいけない時がある、その覚悟がある」

絶対に観ることをお勧めします。




籾ふり

2011年04月23日 | Weblog
今日は籾ふりの日。
籾ふりは百姓のしごとの中でも大切な日。
最近私は原発と育児に気をとられがちだけれど、夫がどっしり
農業をしてくれているからありがたい。

ハウスの中でみんなでやる。



苗土を混ぜたり、籾をふるのを長男も手伝う。次男は横で泣いたり
笑ったり。
ベビーカーに座っている次男を足で揺らしながら、手は籾ふり。
貧乏ゆすりみたいでくたびれるので、ちょっと休憩して揺れが
止まると、次男泣く・・・。1秒の休憩もだめだよ!みたいな感じ
で笑っちゃう。
スリングに入れて籾ふりしてみる。母にぴったりくっついて、
安心している感じだけれど、いつの間にか腕がよだれでびちょぬれ・・・。
しかも腰も痛くなってきてやめる。
赤ん坊をあやしながらやるのも核家族にはなかなか大変だけれど、
でも楽しい。

時々怒られつつ、長男も頑張る。飽きて途中でハウスの中に
落とし穴作り、わざと落ちてやると死ぬほど喜ぶ。

普通の仕事だったら、こどもがうろうろすることも、こどもが手伝う、
っていうこともほとんどないと思うけれど農業は家族みんなでやる仕事。

ずらりと並んだ苗箱。うまく育ちますように。



★今日も明日も、明後日も、できることを一つ、一つ。

友人のよしえさんがつぶつぶの大谷ゆみこさんと一緒にこんなアクションを
しています。
知ろう!目覚めよう!動き出そう原発のない日本へ!Consciousness311

苗の管理

2011年04月22日 | Weblog
今日はひたすら果菜類の苗の管理作業。トマトの苗はちょっと触っただけで
しっかりトマトのにおいがする。

ああー、トマト食べたい!

自家用に取っておいたピクルスを大事に今頃になって開ける。
我ながらおいしい。
息子「きゅうりは1歳のころからずーーっと大好きなんだよ」

今年も作ろうね。



今日も明日も、明後日も、できることを一つ、一つ。

内閣府に今後の原子力政策に対する意見を出そう!
直接政府に届きます。

浮かぶ

2011年04月19日 | Weblog
実家の東京に1泊してきた。長野よりも震災の影響が強いし、
乳児を連れて余震も放射能も心配だし、とかなり身構えて行ったけれど。
エスカレーターが止まっていたり、いつもよりマスクの人が多かったり、
電気が暗かったり。
でも新緑がすごく美しくて、美しくて、ずっと外を見上げていた。

「いのちはいのちを犠牲にして在る」

参加したイベントでのことば。



会いたいひとに会おう

本当にやりたいことをやろう

いらないものは捨てよう

行きたいところに行こう

できることを力いっぱいやろう

大地にいよう


最近よく頭に浮かぶこと。今までもきっと変わらずそうだったのだろう
けれど、今ここにいることに思い切りの感謝をこめて。
何ができるのかはまだまだ、はっきりしてはいないのだけれど。





小さなお話会

2011年04月15日 | Weblog
小さなお話会、と題した集まりを14日に企画した。
チェルノブイリで長年救援活動をしていらっしゃる、小牧さんに
講師になって頂く。

まあ30人くらい集まるかな?とお互いに資料を30部づつ準備したら、
次々と集まって、あっという間に資料が足りなくなり焦る・・・。
結局80人強の人が集まった。

インターネットやTwitterで、もうへとへとになるくらい情報があふれて
いるけれど、やっぱりこういう時こそ誰かと会って話したい、詳しい人の
話を直接聞きたい、怖いね、どうしたらいいだろうってみんなで話したい、
そんな風に思っての企画だった。

小牧さんのお話は時間の関係で予定していた話のすべてを伺えなかったけれど

・チェルノブイリも、福島も、その電気の恩恵をほとんど受けずに昔ながらの
 暮らしをしているところに被害が最も多く及んでいること。今の原発が
 弱いものを踏み台にした幸せである、ということ

・ただちに健康に害はない、という報道がされているが、外部被曝だけでなく
 心配なのは食べ物や空気によって体内に取り込まれる内部被曝であること。
 (内部被曝は体内に留まって、非常に狭い範囲で長い期間放射線に直撃されて 
  しまう)

・新聞などで報道されている、安全基準などに疑問があること

・浜岡原発(東海地震が懸念されている地域。もしここでM9の地震など
 があったら、ここ伊那も相当の影響を受けるだろう)を例え止めたとしても
 電気は余るほどある、ということ

など、チェルノブイリでの経験も交えながらのお話だった。

後半1時間は質疑応答。
現地でまた農業ができるのか、という質問もあり、チェルノブイリ救援中部
で行っている、菜の花プロジェクトも紹介された。
(菜の花で放射性物質を吸着させ、土壌をクリーニングするプロジェクト。)

また、被害は原発からの距離に比例するのではなく、風向き、天候によるところ
が大きい、とのこと。チェルノブイリでは600km離れた地点でも高濃度の汚染地帯
があるそうだ(ホットスポット)。


他にも色々質問が出たり情報の共有も少しできたと思う。予想以上の人数だった
ので、多くのシェアはできなかったけれどやってよかった、と思えた会だった。

私たちができることの一つは、自分で情報を得ていくこと、学んでいくこと。
そうすればどういう行動を起こしていけばいいのか、原発や放射能に関して
素人でも、少し分かってくるのでは???と思っています。

そういう意味で、こういう勉強会は引き続きやっていきたい、と思って
今度は仲間と6月頃に開催する予定です。お近くの方はまたぜひご参加下さい。

今回のお話会の感想やご意見など、もしあればシェアして頂ければ嬉しいです。




じゃがいも定植

2011年04月13日 | Weblog
冷涼地の伊那でも、桜がようやくほんの少し咲き始めた。
いつにも増して桜の美しさが、淡い桃色が、心に沁みる。

今日はじゃがいもの定植。もう何度も何度もやってきたから
夫と私と、リズムよく植えていく。

こんな一つ一つのなーんでもないことがなんだかとても大切で、
目の奥がじんとする。

補償金なんていらないから、楽しく家族や友人と毎日を暮らしたい。
みんなそう思っているんじゃないだろうか。
それなのに今夜のニュースを見たら、東電の社長が柏崎刈羽原発の
3号機を年内に再稼働したい、と言っているではないか!!

絶句。


もうこれ以上本当に原発はいらない。


じゃがいもの花の白色が開く頃、日本はどうなっているんだろうか。

情報は自分で探す

2011年04月11日 | Weblog
毎日畑に出る。
今日は葉野菜の種まき。

どんな時でも、種を播くと突然命がふきだして
芽を出すように感じる。この不思議さ。種からすると、突然でもなんでも
ないんだろうけれど。


しかし統一地方選挙、地元の結果も残念だったけれど、何よりがっくり
したのが東京都知事選。なんでまた石原都知事になるんだーー!!

候補者に聞いたエネルギー政策、石原氏はこう答えている。

「現在日本の電力供給は約3割を原子力発電に頼っている。原子力発電所の立地や管理の問題など、反省し改善することはもちろんだが、現在の電力消費を前提とした産業構造や日本人の生活様式の根本体質が変わらない以上、単純に、今回の事故をもって、原子力全てを否定することだけでは解決しない。まず、政府がリーダーシップをとり、今後の日本の社会構造のあり方について考えていかねばならない。
 いずれにせよ観念論や感情論に流されることなく現実を直視する姿勢が大切である。」

今回の事故を考えたら、原子力は否定だろう、と思うんだけれど。

何にせよ、これからはしっかりと情報は自分で探すことが大事だと思う。
それを信じるか、信じないかは各自の選択だけれど、とにかくTVや新聞だけを
鵜呑みにしない方がいいみたい。
高円寺では15000人が反原発のデモがあったのに、ほとんどたぶん報道
されていない。おかしなものだ。

昼は畑でも、夜になると情報のあまりの多さにへとへとになってしまう。
自分のやるべきことはなんだったっけ、とごちゃごちゃになったり。
自分の軸をしっかり持っておく、って難しい。

でも畑に立つことがそれを支えてくれていることだけは確かな気がする。


私が信頼している情報源をいくつか。

小出裕章(京大助教)非公式まとめ

鎌仲ひとみさんのTwitter

中村隆市さんのブログ「風の便り」

小さなお話会を開きます。

2011年04月06日 | Weblog
今、みんな話をしたくないですか?
私は、したいです。
ちょっと遠出をした車内で、友人といっぱいしゃべりました。
今回の震災のことや原発のことも。
それだけで、随分すっきりして元気が出ました。


Twitterやブログや、TVや新聞やラジオ、様々な情報が行きかっているけれど
やっぱりこんな時こそ、みんなの顔を見て、いっぱい話ができることって、
大きいと思う。

インターネットは溢れる情報で便利だけれど、やっぱり人と人が顔を
見合って話をするのって、本当に大事。

赤ん坊を連れて被災地には行けないけれど、小さなお話会を開こうと
企画しました。きちんとした情報を自分の中で消化して、またできることを
考えたい、と思っています。

お近くの方、ぜひお越し下さい!



小さなお話会~原発のこと、放射能のこと、今福島で起きていること~

日時:4月14日 10時~12時 資料代300円
場所:伊那市 富県ふるさと館 研修室 
  (富県小学校前の交差点を高遠方面に左折)
講師:チェルノブイリ救援中部理事長 小牧崇さん



3月11日以来、いろいろなことが変わってしまいました。
見ようとしてこなかった、原発、放射能ともこれから全ての人が向き合っていかなくてはなりません

私たちがこれからできることはなんだろう
政府は「直ちに健康に影響がでる数値ではない」というけれど、本当にそれでいいの?
放射能から身を守るには??こどもは大丈夫?
これから原発はどうなるの?これから電気はどうなるの?

震災以来、インターネットやTVで様々な情報が流れてきて、消化しきれずにいる方も多いのではないでしょうか?
こんな時こそ会って話したい 会って気持ちや情報を共有したい 詳しい方のお話を直接聞きたい
自分にできることを考えたい

そんな思いでこの小さなお話会を企画しました。長年チェルノブイリへの救援活動を行っていらっしゃる、
小牧さんにご協力頂いて、お話を深めたいと思います。ぜひお越しください。

お問合せ 七草農場 nanakusa-farm@inacatv.ne.jp