七草農場Blog

中央アルプスの麓で、夫婦2人有機農業に奮闘中!

事件起きる

2009年05月29日 | Weblog
いつもの午後。

ひよこの様子を見に行く。日に何度か、餌とか水の状況を見に小屋に
行く。餌をもっと食べたそうだったので、ざっ、とやると、1羽、
ぼんやり立ったまま。

あれ?

他のひよこは大騒ぎでつついているのに。

よく見ると、胸のところにけがをしている。


なんで!!!!!


ショック。


夫と見てみると、怪我はかなりひどい。と、もう1羽、おかしいのがいる。


なんと2羽、何者かに襲われてしまった。

急いで別の箱に移して、消毒などする。

たぶん野良猫だ、という結論に達し、小屋の壁にぐるりとネットを張る。


ちょっとほっとして、翌日の午後。

夫が「ひよこがやられた!!」と大声。

走って見に行くと、また1羽。昨日の2羽は思ったより元気だけれど、今度の
はかなり弱っていて、その日のうちに死んでしまった。

夫はカラスが飛び立つのを見た、という。小屋の隙間からカラスが嘴でつついた
らしく、すきまの周りにひよこの羽が落ちている。

なんてこった!!!今までこんなことなかったのに・・・。

急いで隙間に板を打って埋める。たぶんこれでもう大丈夫だろうけれど。

1羽、かわいそうなことをしたなあ。
あとの2羽はコンテナに緊急入院しているのだけど、怪我はひどいと思うのに
意外に元気で餌もよく食べる。なんとかこのまま治っていくといいのだけれど。

今までにないほど、順調に1羽も欠けることなく育っていたひよこなのに・・・。
カラスもかしこいもんだ。

でもおかしかったのは、32羽と思っていたひよこの数を、改めてきちんと数えて
みたら、33羽だった。1羽死んでしまったから、結局32羽に。

神様が、追加してたのかなあ。


七草野菜セット、始まりました!

2009年05月26日 | Weblog
ながーーいお休みが終わって、七草野菜セットの宅配が26日着分から
再開しました!

久し振りの出荷、待ってましたよ、というお客様の声が本当に嬉しい
です。

5月最初の便は

小松菜、水菜、レタス、蕗、きなこ、草餅、乾麺、小カブ、
新玉葱・・・・など。


まだ葉野菜が多いのですが、うーん、我ながらうちの野菜はおいしいなあー。

特に春1番の目玉は新玉葱。あんまり玉葱作りが得意ではない、七草農場
ですが、今年はとってもいいものができました。

食べると、すっごく甘みがあっておいしいのです。レタス類も今絶好調に
おいしいです。お楽しみに!

今日、ふと思ったこと。ここ最近雨が少なくて、乾燥していると思うのに、
なんであんなにレタスはみずみずしいのだろう・・・。
すごいな、レタス!

植えて植えて植えまくる

2009年05月22日 | Weblog
果菜類定植まっさかり。

ここ最近はもう植えて植えて、植えまくっている。

一昨日は半日トマトを植え、昨日はなすを植え、今日は
かぼちゃを植えまくる。
その合間に小松菜の種をまき、大根の種をまき、とうもろこしの
除草をし・・・ああ、これぞまさに農家!という日々です。

今年のなすの苗は絶好調。かつてないくらいいい苗ができた。
通りががるおばあさんたちにも絶賛され、ちょっと鼻が高い。

何年か前はなすが全然できなくて、苗を買い足した。
ピーマンの苗もうまくいかなくて、先輩農家に「余ってませんか?」
と頂いたことも。

そんな~時代も~ああったねと~

いえいえ、ここで調子にのってはいけません。収穫が始まるまでは
気が抜けないのだ!いい気になると落とし穴がまっている・・かも??

でも苗半作、という言葉もあるとおり、やっぱりいい苗が出来ると
いい野菜が採れる。

今年の夏野菜の苗は全般的によくできたので、自分でも楽しみです。

田植えスタート!

2009年05月20日 | Weblog
晴天の気持ちのいい日。

今日から七草の田植えがスタート!今年の一番はもち米から。

近所のともみさんが、自転車に乗って手伝いに来てくれました。
(今まで色々な人が田植えに来てくれたけれど、自転車で来る、と
いう気軽さでやって来たのはともみさんが初めてです)

3人並んでリズムよく!とずんずん植えて、はっと、見渡すと、
植えられた稲の列が曲がっていたり・・・。

去年は昼寝をしていたりして、参加していなかった息子も2歳にして田植え
デビュー。しかも究極の1本植え!!なかなかやる2歳児です。

終わった後はおやつと、ついビールも・・・乾杯!
大きくなって、今年の秋においしいお餅が食べられますように。


ちなみに5年目の今年から、思い切って今まで作り続けてきた種籾を
変えて、伊那谷で古くから作り続けられてきた、古代米の一種の
白毛餅に変えました。

これは、作りにくく、収量も低い、農家泣かせのもち米らしい
(今年初めてだから分からない)のですが、味は天下一品のよう。
どんなもち米になるか今から楽しみです!

湧水を巡る散策へ

2009年05月19日 | Weblog
諏訪の湧水を巡る散策に出掛けた。
標高が1000m以上になるので、うちの周りではもう終わった花が、今
咲いていたりする。

心の底から喜びが湧き上がってくる新緑の中を歩く。

2000万年前の雨水が湧き出している、という湧水。
オタカラコウという蕗の仲間の大きな葉でコップを作り、それに湧水を
入れて飲む。

丸くてあまーい水。

水を口に含むと、蕗の香りがするおいしいコップ。
飲み終わったら道端に返す。

アサガラ

ヤマシバカエデ

イケマ

フデリンドウ

カラコギカエデ・・・・

ああ、このいっぱいの中から、少しでもいいから親しくなりたい。

昔の人たちの知恵がいっぱい詰まった横セギの傍らで昼食。
ぶどうのつるから取った樹液を飲む。

なんてまあ、贅沢な1日。

心身ともにリフレッシュ。明日は田植えです。

アフリカのおかあさん

2009年05月17日 | Weblog
今日は1日雨。

午前中、息子を連れて母親サミット in 信州に行ってきました。
アフリカでずっと助産師をしている徳永瑞子さんのお話を聞きたくて
参加。アフリカの助産師の話、子育ての話、いろいろ聞けて面白かった!

アフリカでは3歳までは母親がおんぶをずっとしている、そのためとても
情緒が安定したこどもが育つ、とのこと。
アフリカの病院では赤ちゃんは落ち着いていて、ほとんど泣き声もしないの
だとか。

「日本とアフリカの子育ての大きな違いはお金をかけるか、手をかけるか、
の違いだと思いますね」

と徳永さん。アフリカのお母さんはこどもを膝にねそべらせて、何時間も
かけて、髪の毛をかわいく編んであげたりする、そういうことがこどもに
とってもすごく嬉しいことなんだ、と。

お金もかけてないけど、特に手もかけていない私は反省・・・。

アフリカの村にいる伝統的なお産婆さんは字も読めないし、書けない人が多い
けれど、お産の技術はすごく高くて、ほとんどない設備で死産させることも
ほとんどなく、出産間近の母親のいきむ声で、お産の進行具合を動物的勘で
察知するのだとか。

自分が出産した時に、助産師って、なんて素晴らしい仕事なんだろう、と感動
した。助産師になりたいような気分にまでなってしまったぐらい。
(結構そういうお母さんは多いみたいだ)
自分の出産のこと、それを手伝ってくれた助産師さんのこと改めて思い出す。
アフリカでもお産婆さんではなく、助産師になる、というのはすごく高い
ハードルで、かなり優秀な人でないとなれないのだそうで、助産師という
仕事はすごく尊敬されているのだといっていた。

離乳食も国によって全然違って、日本は果汁から始めて、とかいろいろ言われるけど、レバノン人の母親は生まれて次の日のこどもに、アボカドを切って与えて、
ミルクで流し込んでいたのだそう。驚いて「そんなことしていいの?」と聞くと、
「私はこれで4人育てたわよ」と逆にびっくりされたんですよ、と笑っていた。

子育ては国や文化で随分違うし、考え方や方法も全然違う。
日本でいいとされていることも、他国では良くなかったり。
あんまり、こうだ!と決めつける必要もないんだな、と改めて思う。

それよりも、手をかけ、心をかけ、親の背中を見せて育てることが大事
なんだろう。
ああ、見せられる親の背中には、まだまだ程遠いけれど。

会いたかった助産師さんにも会えて、思いがけずアフリカンダンスのステージも
見て(しかも友人が何人かそこで出演して踊っていたことに驚いた!)
すごく楽しい午前中だった。

作業いろいろ

2009年05月15日 | Weblog
農繁期です。

なぜなら、5月は野菜と米の苗作りと、果菜類の定植と、田植えが
一気にあるから。
今は毎日急ピッチで、果菜類の定植の準備をしています。

今日はミニトマトを定植。果菜類定植第一号。

今年は初挑戦で自家採種のミニトマトも育てた。無事大きくなるか、
どきどきしたけれど、今のところ大成功!でしっかりしたいい苗に育った。
これでいい実がつけば・・・。

昨日は霜注意報が出て、またまた夫が夜に1時間かけて、ビニールかけ
まくり、朝起きたら霜は降りなかった。ほっとしながら、かけたビニールを
片付ける。これを片付けるのがまたひと仕事。
もう遅霜来ないでーー!!




森のともだち基金中間報告

2009年05月12日 | Weblog
七草農場では、
「森のともだち基金」
http://www1.inacatv.ne.jp/~nanakusa-farm/TREE.html

というのを作って、
何か少しでも、日々の暮らしの中で森に役立てることをしたい、と思っています。

今、その基金で貯めたお金で、青森県東北町にある、六ヶ所あしたの森
http://www.ashitanomori.net/index.html

の森作りを応援しています。

その基金の対象商品の1つが卵。1パック400円の卵を1000個売っても
ともだち基金には4000円・・・。なかなか貯まりはしないけれど、でも
このお金が遠く青森の森に役立つかと思うと、すごくうれしい気持ちです。

第一回の中間報告は、親友が寄付もしてくれて(感謝!)16,650円ナリ。

ほんの少しのお金だけれど、バタフライ効果を信じています。
六ヶ所に、楽しくて平和な森が生まれますように・・・。

いつか必ず訪れよう、私も木を植えよう。
心に、自分が植えた木があるのは、本当に素晴らしいことだから。