夜寝ていると次から次へと思い浮かんできた。まず東の酒井に西の中尾といわれた中尾方一氏。数回お宅へお邪魔した。多数の掛軸巻物を見せていただいた。このうち数点が現在、当方の所有物となっているのも奇縁である。あの時お元気であった奥様もしばらくして他界された。次に斎藤鉞郎氏。酒井忠正氏の書生から蔵前国技館時代に相撲博物館館員になった。NHKテレビにも出演されていた。相撲博物館の資料を拝見し、写真に撮った。現在では撮影不可である。大変お世話になった。次に服部直記氏。米子の床屋さんで、鳥取県の史跡探訪の時にお会いした。たびたび相撲雑誌に投稿されていた。息子さんが十両呼出の重太郎である。彼の衣装をいただいたこともあった。皆さんのご冥福をお祈りいたします。さて、今夜はどなたが現れるのかな・・・。
年賀状の季節になった。年賀状をやりとりしてきた、これまで多くの角友を見送ってきた。早く旅立ったのが水谷藤博・影山忠弘・中英夫の各氏。お世話になった小島貞二・池田雅雄・天龍三郎・大手弥吉・高木東吉・中村倭夫の各氏。拙宅へ来られた香山磐根・山室猪佐三・逸見謙介・木村正直の各氏。お宅へ伺った水野尚文・富村重夫・田中邦文・中園宏・福岡啓一の各氏。他に花谷幸三・木本伸英・古川郁仁・伊藤八郎・黒川浩・尾形昌夫の各氏。長いつきあいの伊藤巌・森國弘・竹森章の各氏。みんなみんな黄泉の国へと旅立ってしまった。きっと、向うでも相撲趣味を楽しんでいるのかな。なお、正木昭吾氏と三浦健(花筏)氏が不明につき、ご存じの方がおられましたら教えて下さい。