あわや百年振りの新入幕力士の幕内優勝となりかけた。また、今回の新入幕の
3力士が3賞とは、筆者がいつも言っている通り、幕内の上から下まで前頭状態
である。これでまた優勝経験者が増えた。場所前には3関脇の同時大関昇進かと
騒がれたが、やっと1人に終わった。横綱と大関がほとんどいないのにでもある。
かっての貴乃花・曙時代に比べたらあきらかに実力低下は否めない。やがて幕内
に昇進すると思える大の里も加え、朝乃山・琴ノ若など加え戦国時代は続く。そ
れにしても北勝富士は大事にところで引いてしまった。一生悔やまれる。
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昨日の錦富士対湘南乃海戦でもそうであるが、土俵外へ足を踏み出したか
の判定は砂では微妙で難しい。これを砂からセンサーにというのが、本稿
の主眼である。江戸時代から続いている蛇の目の砂であるが、もう時代遅
れは否めない。土俵の外周10センチ幅で、土俵の形に沿ってセンサーを組
み込み、ゴム製で土俵へ埋め込んでできないものか。できれば充電式がよ
い。土俵入りの時はセンサーを切り、その外周を回るようにしたらよい。足
の裏に付いた泥が落ちてセンサーが感知しても困るので、調整を繰り返して
実現へもっていってもらいたい。
十両輝鵬が怪我で休場という。伯桜鵬といい、この部屋
の怪我対策を考えてほしい。若隆景もしかりである。小
型力士は怪我を怖れず最期まで粘るのではなく、一敗し
てもいいから無事に土俵を勤めてほしい。力士はますま
す大型化している。アマチュア相撲や柔道は体重別があ
るが、大相撲はない。大型力士でも照ノ富士などは怪我
で休場である。また、土俵の高さを低くしたり、土俵の
外側の四角部分の俵を広くしたり、俵の材質も怪我をし
ないようなものにするとかも考えるべきである。
今場所は果たして誰が優勝するのか、まだ分からない。
場所前は3関脇の大関昇進の話題で盛り上がっていたの
に、このままいくと番付の上下に関係ない最悪場所にな
る怖れがある。相撲協会も頭が痛いだろう。元優勝力士
がまた増えるのか。また、近く5大関の可能性も出てき
た。
横綱照ノ富士が休場という。もう、膝が限界ではないか。
一瞬、横綱と大関のいない場所となりかけた。稽古不足
→太りすぎ→膝を痛める→突いて叩くだけの相撲、が多
い。これも以前に書いたが、場所数が多すぎる。この制
度が出来た当時から比べると、現在は力士が肥大化した。
また地球温暖化もあり、猛暑の7月に本場所は無理である。
夏は各部屋がサマーキャンプを張り、英気を養い、痛めた
古傷を治し、各地のファンとの交流を図りたい。7月場所
を外し、9月を名古屋場所と提案したい。
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