癒しニキを雇うより、人工知能を導入しようぜ!

2020-04-26 16:30:00 | AI

やべえ・・・このおねいさんまじ俺の好みにjust fitだわ(ぴよぴよ速報並感)。

 

さて、個人的な嗜好はともかく、内容を簡単に見て思ったのは、「これこそ『人工知能でよくね?』と多くの人は考えるんじゃあないかな」ってことだ。

 

まあそもそもこの作品が隣のおねいさんとよろしくするためのご都合展開ってことなら、エロ漫画にもごまんとあるプロットなんで別に驚くもんでもないし、むしろ「あー今回はそのパターンねwww」くらいの感じだが、一応リアル基準で考えてみるとまあ可能性は極小ではないかと思う(とマジメに突っ込んでみるw)。

 

日本は経済が衰退して中間層が崩壊する方へ向かう可能性が極大なので、こんな給料(50万)もらえる人はどんどん減るとかってのもそうだけど、そもそも生き物ってヤツは面倒みなきゃいけないし、DVもすれば金を勝手に使い込んだり性病をうつしてきたりするわけである。

 

その点で言うと、同じ生き物でもペットの方が維持費がかからないし、リスクは小さい。まして「月30万かけても、褒めてもらう・慰労してもらう・承認してもらう」のが目的なんであれば、これから発達する人工知能やVRで十分じゃないのだろうか?

 

もちろん、人間は「同じような反応しか来ない」とわかっていれば、それがルーティン・マンネリ化してしまって飽きるという面倒な生き物でもあるので(行動の選択肢が極度に限られた現在の自粛化ストレスを考えれば十分だろう)、『アンドロイドは電気羊の夢をみるか』の冒頭よろしく、例えば帰宅した際の開錠時の生態認証がバイオリズム情報として家庭内の人工知能に送信され、その日の声のトーン・内容のチョイスが行われるような仕組みまで必要だろう。逆に言えば、そのようなシステムがある程度整ってしまえば、あとはバリエーションと好みの問題である(実際、そういうシステムが安価になったとしても、生身の人間との接触の方がおもしろいという人が絶滅することもないだろうし)。

 

とまあそういうわけで、このようなシチュエーションは生身の人間(異性)じゃなくて人工知能を選択する方が圧倒的に合理的だと多くの人は思うんじゃないかという話である。ちなみに最近この手の話題をよく書いているのでちょっと補足しておくと、自分自身がそうしたいと思っているわけでもなく(そもそもそれなら、わざわざ金払って風俗行かんわなwww)、また人がそうすることが理想的だと思っているわけでもない。要するに、私がしばしば書く「生身の人間をVRなどに置き換えていく未来」というのは、現状を踏まえた未来の一般的傾向(変化)についてである(もちろん、ここには国や地域性も出てくるだろう)。

 

このブログでは、かなり前(2010年頃)からノイズ排除、つまり人間や物事の複雑性を無視してレッテル貼りする傾向を批判してきた(これは「共感」を称揚する危険性への言及にもつながるし、この複雑性=実態を重視した観察・考察は日本人の無宗教の話などとも深く関係する)。そしてその傾向は、促進されて社会の分断が進みこそすれ、その逆はない(あっても、極めて局所的な現象に過ぎない)。

 

ならば、冷静な判断として、「どうにもならない他者を手元に置くより、コントロール可能な存在で代替していくだろう」というのは、社会情勢の不安定化リスクヘッジという点でも道理にかなった判断だと思うのだがどうだろうか?


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