やまじゅん通信 “きょうのヤマ場”

日本共産党前神戸市会議員 山本じゅんじ WEB通信

部活動を減らさず、子どもたちの願いを受け止めて

2010-10-08 | 雑記帳

 「神戸市立中の部活 活性化」「外部指導員10年で3倍」との見出しで、朝刊に記事が掲載されていました。少子化で各学校の生徒が減っていることに加え、部活動の指導員が不足。部活動として維持できなくなって休部するということが、以前から問題になっています。神戸市だけでなく、全国的にも問題になっており、最近もある新聞の夕刊で連載記事がでていました。

 小学校のときには、いろんなスポーツにあこがれていて、中学校に入ったら何をしようかと胸を膨らませていました。また、地域でも独自にスポーツクラブを立ち上げて、バスケットボールや野球など小学生に教えている人たちもいます。

そうしたなか、中学に入っても希望する部活がなかったりすると子どもたちにとってもがっかりです。せっかく小学生の時から一生懸命頑張って練習してきて、さあこれからだと思った矢先、選択肢がないわけですからちょっとかわいそうです。また、小学校から教えてきている人たちの献身的活動も報われません。

 在校生にとっても自分たちで部活がなくなるかと思うとさびしいだけでなく、傷つく子もいるでしょう。顧問は、教員のボランティア精神に支えられ成り立っています。それだけにことは深刻なのですが、指導者がいないって言うだけで子どもたちの選択の自由がずいぶん狭められてしまっているのは残念です。

 種目によっては基幹校制度もあります。しかし、学校をまたいでのことですから、子どもたちや保護者の負担をはじめ、いろんな問題も多いとも聞きます。仮に神戸市内の大会で基幹校が優勝しても、県の大会には出られない、そんな問題があることも聞いています。いろいろ工夫して、できるだけと神戸市も努力しているようですが、なかなか一気に解決というわけにもいきません。

 小学校も中学校も少人数学級にすれば、教員も増えます。指導者、人手が足りていないわけですから、きちんと教員を増やして行き届いた教育を。

なかなか部活動を支える体制の問題は難しいですが、できるだけ多くの選択肢を子どもたちに与える環境を作ることが大事なのはいうまでもありません。

 最近、ある中学校で、ある体育系の部活動が来年度から休部になるということで相談を受けました。たくさんの子どもたちがそのクラブにはいることを希望しているのに、子どもたちが学校にはいるときにはそのクラブがないといいます。地域では署名活動や学校への要請などもされてがんばっておられました。なんとか、その努力が実るよう応援しています。


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