以前下見の様子をアップしたことがある会津若松へすこやか歩こう会の旅行として行ってきました。今回は日帰りを募集せず一泊二日の旅行に19名が参加しました。デジイチで撮った下見の方が写真はいいので、そちらも合わせてごらんください。
行程は、
7:30上野駅中央改札前集合→7:50上野駅より新幹線、郡山駅より磐越西線(会津若松駅着10:56)→鶴ヶ城へ移動→ウォーキングに不要な荷物を預けて昼食、会津若松市内散策(約5Km)→15:00鶴ヶ城会館で預けた荷物を受け取り、東山温泉へ
1日(火) チェックアウト→会津若松駅へ移動・荷物預け→昼食・散策など各自自由にお過ごしください→14:00会津若松駅再集合・荷物受取り→14:13会津若松駅発→15:30郡山駅から新幹線→16:42上野駅着解散
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JR中央改札口
予定していた新幹線では全員分の座席が確保できず、7時38分発に乗る必要が発生したので集合時間が7時15分と早まりました。時間前にみんな集まり余裕を持って新幹線ホームへ向かいました。今回は「東京都被災地応援ツアー」を利用し、一泊三千円の補助を受けています。たくさん(お酒を)消費して、福島県を応援します。
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ターミナル駅
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新幹線改札内
ターミナル(terminal)を辞書で引いてみると「終着駅、終点」の他に「末端」とあります。最近は直通運転が増えてターミナルらしい駅が減りました。渋谷駅も井の頭線は末端という感じが残っていますが、東横線はなくなってしまいました。銀座線も昔から車庫へ回送するので、あまり末端感はないですね。シュワちゃんの映画「ターミネーター」は動詞“terminate”(終結させる)を名詞化した造語ですね。
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猪苗代駅
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会津磐梯山
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会津磐梯山
郡山駅磐越西線で先行組と合流し、ローカル列車に揺られること一時間強。車窓から見える会津磐梯山はこのルートのハイライトです。猪苗代から先、磐越西線は急なのぼりを蛇行してゆくので、磐梯山は前後左右に見えることになります。
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会津若松駅にあった山車
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会津若松駅にあった赤べこ
上野駅から約三時間で会津若松駅に到着し、タクシーに分乗して鶴ヶ城会館へ向かいます。そこで歩くのに必要のない荷物をコインロッカーに預けて、昼食とお城観光の自由時間を伝えて一時解散します。
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蕎八(きょうや)かやの
朝が早かったのでおなかがすいてとりあえず昼食です。鶴ヶ城会館前にあった蕎麦屋さんに飛び込んだのですが、更科蕎麦がうまかったです。そのほかビールと末廣の生酒。ネットで調べたらFacebookをやっていたので、いいねしておきました。機会があればまた行きたいお店です。
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宮泉銘醸
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会津葵
県内向けは「宮泉」、県外は「冩樂」という銘柄でお酒を造っています。純米吟醸と純米大吟醸を試飲させていただきました。大吟醸の方がすっきりしているのがわかりますが、自分のお金で買うなら純米吟醸かなという気がしました。送料が無料になればこちらの酒を自宅に送りたいところです。三軒茶屋の武蔵野うどんじんこでは、宮泉を飲ませていたように思います。
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鶴ヶ城
鶴ヶ城では晴天に恵まれました。家紋の写真はこのお城の主人が葦名氏、伊達氏、蒲生氏、上杉氏、加藤氏、保科(松平)氏と変遷していることが分かります。黒川と呼ばれていた地を若松に改名したのは蒲生氏郷で三重県松坂の「松」と由来が一緒というのが面白いです。
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宮泉銘醸
再集合して北出丸大通りからスタートです。
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会津若松市役所
左に曲がって市役所前を通ります。神明通りを横断し小澤ロウソク店の先を右折し野口英世青春通りに入ります。
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旧黒河内胃腸病医院
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旧遠藤米穀店
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山新商店
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福西本店
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旧會陽医院跡
レンガ敷きの野口英世青春通りには趣のある商店の建物が多く見どころです。
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滝谷建設工業
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白木屋
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なぬかまち薬局の隣
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鶴の江酒造
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バンダイスポーツ七日町店
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馬力本願
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池田種苗店
大町四つ角(札の辻)を左に曲がり七日町通りに入ります。この四つ角はきれいな十字路ではなく東西を結ぶ会津沼田街道は道幅分南北にずれて、先が見通せないよう防御上の工夫がされています。札の辻という地名はよく聞くなぁと思っていたら高札場ということですね。翌日馬力本願で昼食にしようとしたら、臨時休業していました。写真を撮ったこの日は営業していたようです。
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コスモス
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鶴の江酒造
渋川問屋の脇をぬけ北小路通りを東へ向かうと鶴の江酒造がありました。七日町通り側は酒蔵という感じがしないのですが、裏に回ってみると酒蔵です。こちらの会津中将というお酒がおいしい。
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末廣酒造嘉永蔵
大和町通りとの交差点を右折し北へ向かい、末廣酒造前で再び右折して東へ向かいました。その後神明通りを鶴ヶ城の北西角まで南下し、鶴ヶ城会館。コインロッカーから荷物を出して、タクシーに分乗して会津東山温泉へ。
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会津東山温泉
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宵待ち草の歌碑
東山温泉の原瀧さんはお風呂が良くて食事がおいしいと会員の皆さんに好評でした。ありがとうございました。タクシーの運転手さんが「東山温泉は開湯千三百年」とおっしゃっていたので、Wikipediaから一部抜粋します。
歴史
開湯は8世紀後半、または天平年間に行基によってなされたと伝えられる。伝承によると、三本足の烏に導かれて発見したという。江戸時代には会津藩の湯治場として栄え、会津若松の奥座敷として発展した。
会津民謡に登場する小原庄助ゆかりの温泉とされる。
温泉街
鶴ヶ城から南東に約3km、湯川(ゆがわ)沿いに温泉宿・ホテル計20軒以上が営業している。湯量は毎分1,500リットル。現在でも芸妓が活躍しており、「からり妓さん」として温泉街に花を添えている。
会津藩松平家の別荘から発祥した「新滝」、会津藩指定保養所の歴史を持つ「向瀧」、新撰組副長・土方歳三が戦傷を癒した源泉を持つ「不動滝」など、滝の付く名称の旅館が多い。
毎年8月13日頃から1週間程度、東山温泉盆踊りが実施される。
東山四大滝
温泉街付近の湯川には多くの滝があり、中でも以下の4つは“東山四大滝”と呼ばれる。
・雨降り滝
・原滝
・向滝
・伏見ヶ滝
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足湯にあった解説
読めばこういうところにちゃんと書いてあるんですよね。小原庄助さんは実在の人物ではないようです。「会津磐梯山」という民謡は162番まであるそうです。小原庄助さんの解説を含む項目をWikipediaから引用します。
もとは七日町(現在の会津若松市七日町)の阿弥陀寺で唄い踊られていた「玄如節」である。源流は、新潟県西蒲原郡巻町の民謡「五ケ浜甚句」に遡るとされる。盆踊唄、会津甚句などとも呼ばれ、夏祭りや盆踊りの際に「気狂(かんしょ)踊り」とともに唄われる。
1934年(昭和9年)に小唄勝太郎が歌ったものが歌い出しをとって「会津磐梯山」と命名されて、ビクターレコードより発売され、全国的に広まった。三味線も付けられ、歌詞も長田幹彦によって整えられ、「エンヤー」という独特の掛け声も付けられた。
しかし、「勝太郎節」が俗謡風であったことに加え、元の歌詞と大きく異なる内容であったことから、地元では、「郷土芸術を冒涜するもの」として非難の声が上がり、山内磐水らによって、「気狂踊り」風の節回しが広まった。山内等が普及に努めたこの囃しは、本来の会津磐梯山に近い正当なものであることを示すために「正調」と冠して「正調会津磐梯山」と呼ばれている。
歌詞中には「小原庄助」なる人物が、「朝寝朝酒朝湯が大好きでそれで身上潰した」とあるが、モデルとなった人物については、諸説ありはっきりしない。会津若松市の秀安寺には戊辰戦争に会津方の一員として参加し、慶応4年9月5日(1868年10月20日)に戦死した「小原庄助」という人物の過去帳が残されているが、彼が歌詞のような人物であったかは定かではない。また、白河市の皇徳寺に小原庄助のモデルと伝えられる「会津塗師久五郎」(安政5年6月14日(1858年7月24日)没)の墓がある。久五郎は会津藩領大原新田村(現:猪苗代町)の人物で、大酒飲みであった。戦時中は「…何で身上興した 朝寝朝酒朝湯が大嫌い…」と変えられたともされる。元々の歌詞にはこのような囃しはなく、勝太郎のアイデアで挿入したものであり、会津の「酒好き」な人情を表したものともされる。当時は「身上しもうた」と囃したのだが、戦後は「身上潰した」と囃すことが多くなっている。勝太郎自身によって、ラジオで「私の会津磐梯山は地元のものとは違っていて、わかり易くするために私がアレンジをしたものです」と述べており、地元伝承のものとは異なる旨を明言している。
「正調会津磐梯山」は、162番まで存在するが、大半は内容を逸脱したものである。現在知られている勝太郎による歌は「会津磐梯山は宝の山よ」で始まるが、これは正調会津磐梯山の21番に当たる。
「宝の山」である磐梯山に「笹に黄金がまたなりさがる」瑞祥を賞賛するところから歌い出し、猪苗代湖、東山温泉、鶴ヶ城など「北は磐梯、南は湖水」の会津盆地を取り囲む会津の「緑の夏」をめぐり、飯盛山で花と散った「忠義一途の」白虎隊で締めている。
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キンモクセイ
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向瀧
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湯川
ずっとキンモクセイの香りがしていたのですが、やっと花を見つけました。東京より早いですね。今年は暑さが続いて東京が遅いのかな?
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漆工房資料館
会津若松は見どころがたくさんあり、それぞれの興味がある場所を見てもらいたいと思いこの日は自由行動としました。東山温泉駅で市内循環バスの一日券を購入し、一部は武家屋敷へ向かい、残りは会津若松駅で歩くのに不要な荷物を預けました。ゆっくり酒蔵見学の希望者は意外と少なく、大半は飯森山へ向かってゆき、七日町方面へ向かったのは私を含めて二人でした。
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若松幼稚園
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若松城甲賀町口郭門跡
前日タクシーで鶴ヶ城へ向かう際、ドライバーさんが外堀の石垣を教えてくれました。下見では気づかなかった点なので石垣まで行ってみました。ここから内側には武家屋敷があり、外側に商人の街があったそうです。外堀は埋められており、周りとは少し趣が違う飲食店などが並んでいました。
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末廣酒造
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消防車の鐘
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賞状
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日本酒の発酵形式
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酒米
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特定名称酒
11時の回に間に合い、酒蔵見学ツアーに参加してきました。会津若松へ来たら末廣酒造さんの見学ツアーははずせません。
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手打ちラーメンいさみ
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ラーメン
馬力本願で馬刺しでも食べながら昼食にしようと思った(馬刺しがあるのかどうかも知りませんが)のですが、臨時休業ということ。鶴の江酒造で会津中将を試飲させていただいてから、外堀付近で気になったラーメン屋さんへ行ってみました。人気店らしくほとんどの席が埋まっていましたが、ラーメンが出てくるのも早くてそれほど時間はかからず。あっさりとした醤油スープと、手打ち麺がとてもおいしかったです。
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鈴木屋利兵衛
昼食後も歩いて会津若松駅へ戻り、ほろ酔い気分で東京まで戻ってきました。
会津若松の魅力はノスタルジックな街の雰囲気だと思います。鶴ヶ城はハイライトですが、七日町通りや野口英世青春通りの商店の旧家は見ていて楽しくなりました。戊辰戦争で武家の街は焼けてしまったようですが、太平洋戦争時に空襲に遭わなかった地方都市の魅力です。歩くと普段見えないものが見えてきますよ!
すこやか歩こう会ではひきつづき会員を募集しています。目黒区在住以外の方も歓迎いたします。
まずは一緒に歩けるか、試しに一度参加してください。
sukoyaka[アットマーク]v08.itscom.net([アットマーク]は@へ変換してください)宛にメールをいただければ、直近の活動予定をお知らせいたします。
すこやか歩こう会活動スケジュール
行程は、
7:30上野駅中央改札前集合→7:50上野駅より新幹線、郡山駅より磐越西線(会津若松駅着10:56)→鶴ヶ城へ移動→ウォーキングに不要な荷物を預けて昼食、会津若松市内散策(約5Km)→15:00鶴ヶ城会館で預けた荷物を受け取り、東山温泉へ
1日(火) チェックアウト→会津若松駅へ移動・荷物預け→昼食・散策など各自自由にお過ごしください→14:00会津若松駅再集合・荷物受取り→14:13会津若松駅発→15:30郡山駅から新幹線→16:42上野駅着解散
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/cd/adeff07bea9d42a778ccfbc561cdbfdc.jpg)
JR中央改札口
予定していた新幹線では全員分の座席が確保できず、7時38分発に乗る必要が発生したので集合時間が7時15分と早まりました。時間前にみんな集まり余裕を持って新幹線ホームへ向かいました。今回は「東京都被災地応援ツアー」を利用し、一泊三千円の補助を受けています。たくさん(お酒を)消費して、福島県を応援します。
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ターミナル駅
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新幹線改札内
ターミナル(terminal)を辞書で引いてみると「終着駅、終点」の他に「末端」とあります。最近は直通運転が増えてターミナルらしい駅が減りました。渋谷駅も井の頭線は末端という感じが残っていますが、東横線はなくなってしまいました。銀座線も昔から車庫へ回送するので、あまり末端感はないですね。シュワちゃんの映画「ターミネーター」は動詞“terminate”(終結させる)を名詞化した造語ですね。
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猪苗代駅
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会津磐梯山
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会津磐梯山
郡山駅磐越西線で先行組と合流し、ローカル列車に揺られること一時間強。車窓から見える会津磐梯山はこのルートのハイライトです。猪苗代から先、磐越西線は急なのぼりを蛇行してゆくので、磐梯山は前後左右に見えることになります。
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会津若松駅にあった山車
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会津若松駅にあった赤べこ
上野駅から約三時間で会津若松駅に到着し、タクシーに分乗して鶴ヶ城会館へ向かいます。そこで歩くのに必要のない荷物をコインロッカーに預けて、昼食とお城観光の自由時間を伝えて一時解散します。
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蕎八(きょうや)かやの
朝が早かったのでおなかがすいてとりあえず昼食です。鶴ヶ城会館前にあった蕎麦屋さんに飛び込んだのですが、更科蕎麦がうまかったです。そのほかビールと末廣の生酒。ネットで調べたらFacebookをやっていたので、いいねしておきました。機会があればまた行きたいお店です。
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宮泉銘醸
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会津葵
県内向けは「宮泉」、県外は「冩樂」という銘柄でお酒を造っています。純米吟醸と純米大吟醸を試飲させていただきました。大吟醸の方がすっきりしているのがわかりますが、自分のお金で買うなら純米吟醸かなという気がしました。送料が無料になればこちらの酒を自宅に送りたいところです。三軒茶屋の武蔵野うどんじんこでは、宮泉を飲ませていたように思います。
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鶴ヶ城
鶴ヶ城では晴天に恵まれました。家紋の写真はこのお城の主人が葦名氏、伊達氏、蒲生氏、上杉氏、加藤氏、保科(松平)氏と変遷していることが分かります。黒川と呼ばれていた地を若松に改名したのは蒲生氏郷で三重県松坂の「松」と由来が一緒というのが面白いです。
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宮泉銘醸
再集合して北出丸大通りからスタートです。
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会津若松市役所
左に曲がって市役所前を通ります。神明通りを横断し小澤ロウソク店の先を右折し野口英世青春通りに入ります。
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旧黒河内胃腸病医院
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旧遠藤米穀店
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山新商店
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福西本店
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旧會陽医院跡
レンガ敷きの野口英世青春通りには趣のある商店の建物が多く見どころです。
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滝谷建設工業
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白木屋
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なぬかまち薬局の隣
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鶴の江酒造
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バンダイスポーツ七日町店
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馬力本願
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池田種苗店
大町四つ角(札の辻)を左に曲がり七日町通りに入ります。この四つ角はきれいな十字路ではなく東西を結ぶ会津沼田街道は道幅分南北にずれて、先が見通せないよう防御上の工夫がされています。札の辻という地名はよく聞くなぁと思っていたら高札場ということですね。翌日馬力本願で昼食にしようとしたら、臨時休業していました。写真を撮ったこの日は営業していたようです。
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コスモス
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鶴の江酒造
渋川問屋の脇をぬけ北小路通りを東へ向かうと鶴の江酒造がありました。七日町通り側は酒蔵という感じがしないのですが、裏に回ってみると酒蔵です。こちらの会津中将というお酒がおいしい。
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末廣酒造嘉永蔵
大和町通りとの交差点を右折し北へ向かい、末廣酒造前で再び右折して東へ向かいました。その後神明通りを鶴ヶ城の北西角まで南下し、鶴ヶ城会館。コインロッカーから荷物を出して、タクシーに分乗して会津東山温泉へ。
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会津東山温泉
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宵待ち草の歌碑
東山温泉の原瀧さんはお風呂が良くて食事がおいしいと会員の皆さんに好評でした。ありがとうございました。タクシーの運転手さんが「東山温泉は開湯千三百年」とおっしゃっていたので、Wikipediaから一部抜粋します。
歴史
開湯は8世紀後半、または天平年間に行基によってなされたと伝えられる。伝承によると、三本足の烏に導かれて発見したという。江戸時代には会津藩の湯治場として栄え、会津若松の奥座敷として発展した。
会津民謡に登場する小原庄助ゆかりの温泉とされる。
温泉街
鶴ヶ城から南東に約3km、湯川(ゆがわ)沿いに温泉宿・ホテル計20軒以上が営業している。湯量は毎分1,500リットル。現在でも芸妓が活躍しており、「からり妓さん」として温泉街に花を添えている。
会津藩松平家の別荘から発祥した「新滝」、会津藩指定保養所の歴史を持つ「向瀧」、新撰組副長・土方歳三が戦傷を癒した源泉を持つ「不動滝」など、滝の付く名称の旅館が多い。
毎年8月13日頃から1週間程度、東山温泉盆踊りが実施される。
東山四大滝
温泉街付近の湯川には多くの滝があり、中でも以下の4つは“東山四大滝”と呼ばれる。
・雨降り滝
・原滝
・向滝
・伏見ヶ滝
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足湯にあった解説
読めばこういうところにちゃんと書いてあるんですよね。小原庄助さんは実在の人物ではないようです。「会津磐梯山」という民謡は162番まであるそうです。小原庄助さんの解説を含む項目をWikipediaから引用します。
もとは七日町(現在の会津若松市七日町)の阿弥陀寺で唄い踊られていた「玄如節」である。源流は、新潟県西蒲原郡巻町の民謡「五ケ浜甚句」に遡るとされる。盆踊唄、会津甚句などとも呼ばれ、夏祭りや盆踊りの際に「気狂(かんしょ)踊り」とともに唄われる。
1934年(昭和9年)に小唄勝太郎が歌ったものが歌い出しをとって「会津磐梯山」と命名されて、ビクターレコードより発売され、全国的に広まった。三味線も付けられ、歌詞も長田幹彦によって整えられ、「エンヤー」という独特の掛け声も付けられた。
しかし、「勝太郎節」が俗謡風であったことに加え、元の歌詞と大きく異なる内容であったことから、地元では、「郷土芸術を冒涜するもの」として非難の声が上がり、山内磐水らによって、「気狂踊り」風の節回しが広まった。山内等が普及に努めたこの囃しは、本来の会津磐梯山に近い正当なものであることを示すために「正調」と冠して「正調会津磐梯山」と呼ばれている。
歌詞中には「小原庄助」なる人物が、「朝寝朝酒朝湯が大好きでそれで身上潰した」とあるが、モデルとなった人物については、諸説ありはっきりしない。会津若松市の秀安寺には戊辰戦争に会津方の一員として参加し、慶応4年9月5日(1868年10月20日)に戦死した「小原庄助」という人物の過去帳が残されているが、彼が歌詞のような人物であったかは定かではない。また、白河市の皇徳寺に小原庄助のモデルと伝えられる「会津塗師久五郎」(安政5年6月14日(1858年7月24日)没)の墓がある。久五郎は会津藩領大原新田村(現:猪苗代町)の人物で、大酒飲みであった。戦時中は「…何で身上興した 朝寝朝酒朝湯が大嫌い…」と変えられたともされる。元々の歌詞にはこのような囃しはなく、勝太郎のアイデアで挿入したものであり、会津の「酒好き」な人情を表したものともされる。当時は「身上しもうた」と囃したのだが、戦後は「身上潰した」と囃すことが多くなっている。勝太郎自身によって、ラジオで「私の会津磐梯山は地元のものとは違っていて、わかり易くするために私がアレンジをしたものです」と述べており、地元伝承のものとは異なる旨を明言している。
「正調会津磐梯山」は、162番まで存在するが、大半は内容を逸脱したものである。現在知られている勝太郎による歌は「会津磐梯山は宝の山よ」で始まるが、これは正調会津磐梯山の21番に当たる。
「宝の山」である磐梯山に「笹に黄金がまたなりさがる」瑞祥を賞賛するところから歌い出し、猪苗代湖、東山温泉、鶴ヶ城など「北は磐梯、南は湖水」の会津盆地を取り囲む会津の「緑の夏」をめぐり、飯盛山で花と散った「忠義一途の」白虎隊で締めている。
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キンモクセイ
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向瀧
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湯川
ずっとキンモクセイの香りがしていたのですが、やっと花を見つけました。東京より早いですね。今年は暑さが続いて東京が遅いのかな?
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漆工房資料館
会津若松は見どころがたくさんあり、それぞれの興味がある場所を見てもらいたいと思いこの日は自由行動としました。東山温泉駅で市内循環バスの一日券を購入し、一部は武家屋敷へ向かい、残りは会津若松駅で歩くのに不要な荷物を預けました。ゆっくり酒蔵見学の希望者は意外と少なく、大半は飯森山へ向かってゆき、七日町方面へ向かったのは私を含めて二人でした。
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若松幼稚園
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若松城甲賀町口郭門跡
前日タクシーで鶴ヶ城へ向かう際、ドライバーさんが外堀の石垣を教えてくれました。下見では気づかなかった点なので石垣まで行ってみました。ここから内側には武家屋敷があり、外側に商人の街があったそうです。外堀は埋められており、周りとは少し趣が違う飲食店などが並んでいました。
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末廣酒造
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消防車の鐘
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賞状
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日本酒の発酵形式
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酒米
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特定名称酒
11時の回に間に合い、酒蔵見学ツアーに参加してきました。会津若松へ来たら末廣酒造さんの見学ツアーははずせません。
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手打ちラーメンいさみ
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ラーメン
馬力本願で馬刺しでも食べながら昼食にしようと思った(馬刺しがあるのかどうかも知りませんが)のですが、臨時休業ということ。鶴の江酒造で会津中将を試飲させていただいてから、外堀付近で気になったラーメン屋さんへ行ってみました。人気店らしくほとんどの席が埋まっていましたが、ラーメンが出てくるのも早くてそれほど時間はかからず。あっさりとした醤油スープと、手打ち麺がとてもおいしかったです。
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鈴木屋利兵衛
昼食後も歩いて会津若松駅へ戻り、ほろ酔い気分で東京まで戻ってきました。
会津若松の魅力はノスタルジックな街の雰囲気だと思います。鶴ヶ城はハイライトですが、七日町通りや野口英世青春通りの商店の旧家は見ていて楽しくなりました。戊辰戦争で武家の街は焼けてしまったようですが、太平洋戦争時に空襲に遭わなかった地方都市の魅力です。歩くと普段見えないものが見えてきますよ!
すこやか歩こう会ではひきつづき会員を募集しています。目黒区在住以外の方も歓迎いたします。
まずは一緒に歩けるか、試しに一度参加してください。
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