水産加工会社を書類送検=佐賀2人死亡事故-労基署
佐賀県唐津市の水産加工会社「金子産業」の工場汚水タンク内で昨年9月、男性従業員2人が死亡した事故で、唐津労働基準監督署は5日、労働安全衛生法違反の疑いで、法人としての同社と、汚水処理施設の管理を担当する50代の男性部長を書類送検した。
金子産業は、水産大手の日本水産(東京都千代田区)のグループ会社。
2人は昨年9月18日夜、唐津市中瀬通の同社工場の汚水タンク内で発見され、搬送先の病院で急性硫化水素中毒のため死亡した。労基署によると、2人が汚水タンクに入って作業する予定はなく、入った理由は不明という。
送検容疑は、同社や担当部長が通常作業において、タンク開口部付近で硫化水素などの濃度測定などを行う際の転落防止など、必要な措置を怠った疑い。(2014/03/05-13:16)
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