ふるさと納税返礼品のウニ 産地偽装の業者が水産加工業から撤退を表明
町は刑事告訴の方針 北海道利尻町
2022/6/14(火) 北海道放送(株)
北海道北部の利尻町が、ふるさと納税の返礼品に用意したウニの一部に、産地の偽装があった問題で、業務を請け負っていた厚岸町の会社が、水産加工業から撤退することがわかりました。
北海道東部の厚岸町に本社がある「カネマス上田商店」は、利尻町にある工場で、利尻町のふるさと納税の返礼品だったウニの一部に、ロシア産のウニを混ぜて産地を偽装していました。
「カネマス上田商店」は今月3日、町に対して産地の偽装を認めていて、13日、ホームページで水産加工業からの撤退を発表しました。
利尻町は、会社を刑事告訴する方針です。
利尻町によりますと、「カネマス上田商店」が業務を請け負っていたウニはおよそ5700件、およそ1億円分にのぼるとみられます。
町は、返金に応じるほか、他の業者が代わりに発送する対応を検討しています。