水産業界事件記録

水産業界で発生した事件の報道記録

スーパーのロッキー(益城町)と水産卸の大海水産(熊本市)アジのパックにフグ稚魚混入

2016-08-08 09:19:31 | 日記


アジのパックにフグ稚魚混入 スーパーなど回収 2016年08月07日

 スーパーのロッキー(益城町)と水産卸の大海水産(熊本市)は6日、販売したアジの鮮魚にフグの稚魚が混入した可能性があるとして自主回収していることを明らかにした。両社によると、今のところ健康被害の報告はないという。

 5日午後、熊本市のロッキー植木店で購入した客から指摘があった。店長らが確認したところ、400グラムごとに小分けして販売したパックに体長約4センチのフグの稚魚が混入していたことが判明した。

 同社は仲卸業者などを通じパック計35キロ分を仕入れ、4~5日に県内16店で客31人に39パックを販売。すぐに客の特定や自主回収の連絡などを進めたが、6日午後5時半現在で、熊本市と水俣市で購入した計5人と連絡が取れていないという。

 ロッキーから6日、連絡を受けた大海水産も自主回収を開始。熊本市の熊本地方卸売市場(田崎市場)で仲卸数者に販売したアジの鮮魚約350キロの中に混入した可能性があるという。同社によると、アジは鹿児島県の水産業者から仕入れた体長10センチ程度。4~6日朝に田崎市場の仲卸数者に7キロごと箱に入れて販売した。

 両社は「フグは有毒種が多く、健康被害の可能性もあるので口にしないでほしい。今回の事態を深くおわびし再発防止に取り組む」としている。

 県健康危機管理課は「水産物の流通で異物の見逃しが全国的に散見されるため、県内の漁業者や流通業者に注意を促す通知を出したい」としている。(猿渡将樹)



WHAT'S TAIKAISUISAN

どんな会社?

私たち大海水産は昭和38年に開設された熊本地方卸売市場(くまもと田崎市場)の中核的存在として、
有明海・八代海・天草灘の3つの海に面している熊本の地の利を生かし、地域の人々のより豊かな食生活の創造に貢献してきました。
又、適正価格を維持するために県内外はもとより世界中から高品質な海の幸を探し、家庭へ提供しています。
各地の生産者とタイアップした水産物のブランド化や、食育を通して魚に親しむきっかけをつくる事で
熊本の水産物流通を担う立場として、責任と使命を果たしていきたいと思います。