水産業界事件記録

水産業界で発生した事件の報道記録

広島魚市場ハマチ養殖架空取引巨額詐欺事件

2011-03-03 22:02:19 | 日記
2011年3月2日【1億7000万円】「広島魚市場」
元役員の武田栄治と山戸良一を詐欺で逮捕
「広島魚市場ハマチ養殖架空取引巨額詐欺事件」

■2月28日付で2人は懲戒解雇済み
広島市中央卸売市場(西区)の水産荷受会社、広島魚市場(同)で着服の疑いが浮上していた問題で、広島県警捜査2課と広島西署は30日、同社元養魚部長で無職武田栄治(53歳・廿日市市大野、安佐北区亀山南在住)、同社元鮮魚部次長でアルバイト山戸良一(54歳・広島市西区井口4丁目在住)の両容疑者を詐欺の疑いで逮捕した。広島西署などの調べでは、2人は共謀し2009年12月から10年3月までの間、12回にわたり、養殖ハマチの架空仕入れを計上。仕入れ代金名目で同社から計約980万円をだまし取った疑い。
いずれも容疑を認めているという。県警によると、代金は県内のハマチ養殖業者を経由し、武田容疑者名義の口座に環流させていたという。04~10年に同様の手口で計320回の不正取引を繰り返し、総額1億8千万円をだまし取ったとみて、慎重に捜査している。(中新)


余罪多数か、被害額は約1億7000万円にも
広島市の中央卸売市場に魚や水産物を卸している市内の水産卸売会社の元役員ら2人が、在職中に、養殖ハマチを仕入れたように装うなど架空の取り引きを繰り返し、会社から約980万円をだまし取ったとして詐欺の疑いで逮捕された。逮捕されたのは、広島市西区草津港にある水産卸売会社、「広島魚市場」の元取締役、武田栄治容疑者(53)と元社員の山戸良一容疑者(54)の2人。警察の調べによると、2人は、おととしから去年4月にかけて、養殖ハマチを仕入れたように装うなど架空の取り引きを繰り返し、会社から仕入れ代金を支払う名目で、約980万円をだまし取った疑いがもたれている。
「広島魚市場」は、広島市の中央卸売市場に魚や水産物を卸している水産卸売会社で、去年行われた国税局の税務調査で発覚、会社がことし10月に告訴していた。警察の調べに対して武田元取締役らは、いずれも容疑を認めているという。警察では、平成16年からおととしまでの間に、同じ手口で約1億7000万円をだまし取った疑いがあるとみて、余罪や動機などについて調べを進めることにしている。(NHK)

「横領した金は借金の返済、ギャンブルや遊びに」
「広島魚市場」は、広島市の中央卸売市場に魚や水産物を卸している水産卸売会社で、去年行われた国税局の税務調査で発覚し、会社がことし10月に告訴していた。
警察の調べに対し、武田容疑者は「借金返済や遊興費に使った」と、山戸容疑者は「競馬などのギャンブルに使った」と話し、いずれも容疑を認めているという。警察では、2人が平成16年から去年にかけて同じ手口で、ほかにも約1億7000万円をだまし取った疑いがあるとみて、余罪について調べを進めることにしている。(NHK)

「広島魚市場職員横領事件」発覚 2011年2月27日
広島市中央卸売市場(西区)の水産荷受会社、広島魚市場(同)の職員が、同社から1億円以上を着服していた疑いがあることが26日、分かった。職員2人が関与していたとみられ、同社は近く、業務上横領の疑いで広島県警に告訴する方針。 広島魚市場は、着服に関与していたとする職員2人のうち、少なくとも1人を3月初めにも告訴する方向。弁護士に相談しながら内部調査を進めており、詳細な被害額などを割り出している。税務署による調査で発覚したとみられる。 着服の手口や期間、詳しい被害額などについて同社は「告訴する段階で公表する」という。(中新)

国税局の調査で発覚、1億4600万円は未回収 2011年3月1日
広島市中央卸売市場の水産荷受会社「広島魚市場」は3月1日、元取締役と元社員が架空の商品仕入れを繰り返し、1億8300万円を着服していたと発表した。2人は2月28日付で懲戒解雇された。このうち1億4600万円は未回収で、同社は1日、広島県警に元取締役の告訴状を提出。昨年末の国税当局の税務調査で発覚した。同社によると、2人は共謀して平成16年9月~22年12月の間、商品を仕入れたように見せかけて代金を特定の取引先に振り込み、元取締役の口座に還流させていた。不正取引は計320回にわたり、支出額は計1億8300万円に上った。(産経)