水産業界事件記録

水産業界で発生した事件の報道記録

札幌水産卸大手 カネシメ高橋水産 架空取引繰り返す

2014-06-28 21:40:48 | 日記

「カネシメ」部長が300万円着服 札幌の水産卸大手、架空取引繰り返す(06/28 07:25)

 札幌市中央卸売市場の水産卸大手「カネシメ高橋水産」(高橋清一郎社長)は27日、同社の執行役員部長(57)が札幌市内の取引業者と架空取引を繰り返し、約300万円を着服していたと公表した。カネシメ高橋水産は同日までにこの部長を懲戒解雇することを決めた。部長は弁済する意向を示しているという。同社は刑事告訴するかどうか近く判断する。

 同社によると、この部長は加工食品を扱う部署の担当。2012年5月から今年4月にかけて計16回、札幌の水産物販売業者にカニや魚卵などを架空発注し、カネシメ高橋水産からこの業者に支払われた金を返金させて着服した。この業者はカネシメ高橋水産の元社員が個人で経営している。

 また、部長は架空取引とは別に、この業者の求めに応じて12年9月から今年5月にかけて計17回、実際の商品を動かさず伝票上だけで売買する「循環取引」をしていた。この業者が資金を一時的に得るための不正取引で、カネシメ高橋水産に金銭的な損失は生じていないという。

<北海道新聞6月28日朝刊掲載>


最新の画像もっと見る

コメントを投稿