水産業界事件記録

水産業界で発生した事件の報道記録

伊村産業 大便ししゃも事件 現地従業員が意図的混入か 流通は10都府県

2014-07-24 17:48:53 | 日記


シシャモ:現地従業員が意図的混入か 流通は10都府県

毎日新聞 2014年07月24日 15時00分(最終更新 07月24日 16時54分)


 山口県の輸入業者がベトナムから輸入した冷凍シシャモに、殺鼠(さっそ)剤や汚物とみられる異物が混入していた問題で、ベトナムの製造会社で現地従業員が意図的に混入した疑いがあり、輸入業者が商品をベトナムの捜査当局に提出していたことが業者への取材で分かった。流通先は10都府県とみられ、業者が自主回収した。

 輸入業者は長門市の伊村産業で、商品名は「子持ちからふとししゃも」。製造元はベトナムの「RICH BEAUTY FOOD」社だった。伊村産業によると、回収対象は5月29日と6月6日に輸入した約2000ケース分。念のため5月1日から7月15日にかけて出荷した商品を自主回収した。店舗にあった商品は、23日までにすべて回収した。流通先は東京、大阪、兵庫、山口、福岡などだった。

 冷凍シシャモはビニール袋に入れられたうえで段ボール箱に詰められていた。今月15日に京都府のスーパーで担当者が箱を開けた際、ベトナム語の表記とネズミの絵が描かれた袋があり、殺鼠剤と見られる黄色の粉がシシャモに振りかけられていた。愛媛県のスーパーからも同日、「人の大便と見られる汚物が袋の上に載っていた」と連絡があった。この2箱は、ベトナムの捜査当局からの要請で、19日に社員がベトナムへ運び、提出したという。

 伊村産業の社長は「製造工場から混入のあった商品の製造は5月15日ごろと聞いた。RICH社は台湾資本で、現地では当時、反中デモがひどかった」と話した。RICH社は国際的な衛生管理基準「HACCP(ハサップ)」の認証を取得しているという。【柴山雄太】

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