きょうの俳句

癌と闘う自分への応援詩
--志賀たいじ[花冠同人]の俳句ブログ

きょうの俳句(2/2)~  冬渚       

2008-02-02 07:22:15 | Weblog
雪しきり降りて水面に積らむか
誰か来てうしろに佇てる流氷野
冬渚釦のような貝燦と

妻に今年は一度も近くで見ていないと言われ、冬の渚で接岸した流氷を見に行った。これが海かと思う海氷原である。人の気配に振り返ると観光客が吐息まじりに見惚れていた。忘れられたかの様に浜砂にめり込んで煌めく釦の様な貝が印象的だった。