きょうの俳句 /驟雨 2007-06-30 10:57:49 | Weblog 陽を沈めオホ-ツク海は夕凪に おおかたは驟雨を避けて軒の下 かたくなに昏待つ黄菅陽に寂びし 蛞蝓の影ありや無きや木漏れ日に 陽を沈めオホ-ツクは夕凪に/たいじ(正子先生添削)
きょうの俳句 /草刈機 2007-06-29 06:02:42 | Weblog あるなしの風に匂へり百合は野に 仰け反って蜂を追いやり花いばら 草刈機昼時の影を立てかけり ほどほどの高さにトマト幼子に
きょうの俳句 /緑雨 2007-06-27 10:25:43 | Weblog 放牛のひと塊りに緑雨かな 雷鳴に夢狂わせる空がある 同症の猫瑕の舐めあう端居かな 人間とは甚だ勝手な動物である、昨日同じ診療所に友人が腰痛で通院してきた。診療の帰り我が家で団欒して時を過して行ったが、何か私の腰痛が急に軽くなった気がした。
きょうの俳句 /蛇 2007-06-23 12:27:26 | Weblog 野の百合の蕾みも濡れて慰霊の日 佇みしあたりは蛇の径らしく 海霧(じり)はれて原生の野は花園に 当地の近郊の海岸に小清水原生花園があり、センダイハギが今見頃、ハマエンドウ、エゾノシシウド、フタマタイチゲ、ハマナス、エゾスカシユリ、エゾキスゲ、ヒオウギアヤメが8~7部咲き、これから一番いい時を迎えます。
きょうの俳句 /日雀 2007-06-22 10:44:23 | Weblog 日雀啼く十時の刻の郭公も わが影に翳れば崩る牡丹かな まっさおな夏空に鳴らしランドセル 挨拶の確り出来る子は悪い子には育たない、地域も子らに目を向けようと極力近所でも声を掛ける様申し合わせている。一年生もすっかり板について路地を"お早う"と言って駆けてゆく子らのランドセルの残る音が心地よい。最近はバス停に近道する大学生も挨拶をしてゆくのを見かけてはっとする事がある。
きょうの俳句 /岩魚 2007-06-20 13:58:20 | Weblog 校門の白きつつじに道展びる おきざりの花絮に夏の風よ来よ 渓流の音みがかれて岩魚棲む 息子の嫁の兄が遊びに来ていて、渓流釣に行って来たと岩魚や山女を沢山貰った。そう言えば去年は同行したのに腰痛の今年は行けず、回想の一句と夕餉の天麩羅で我慢。
きょうの俳句 /マ-ガレット 2007-06-19 13:55:23 | Weblog 雨あとの小さな暖簾風呼びぬ マ-ガレット土手揺らしおり白い風 白髪も禿頭もあり日焼顔 小学校の同級生19名集まる、皆すこぶる元気でパ-クゴルフが大流行なそうな。年々流石に酒量は減って来た様だが、その分饒舌になった。この処腰痛が出て来た小生が一番元気がない様だった。
きょうの俳句 /ででむし 2007-06-18 13:52:16 | Weblog 無農薬の韮は匂えり厨より ででむしの児らを集めて伸び縮み 魚町へ下る近みち青時雨 オンライン6月句会提出 【入選Ⅰ/10句】 ①旅終えて開け放つ窓蝉の声 旅のあいだ閉め切っていた部屋の窓を開け放つと同時に、部屋の中へ蝉の声が流れ込んできた。家に戻った安心感と、夏という季節を、作者が実感された瞬間の御句と思いました。(臼井虹玉) ②海霧のベ-ル剥ぎゆく青の天 ③黒百合の艶やかを見し夜の更けず
きょうの俳句 /稲妻 2007-06-15 06:09:41 | Weblog 緑より小手毬の花白初めし 稲妻のこの道近く活断層 夕立の干魚濡らす漁夫の店 2日ほど30℃を越す気温に咲く事を忘れ遅れていた花が一斉に野に山に、夏の花もちらほら咲いて、新緑の映えと涼しい海風に初夏の風情のオホ-ツクは一番いい季節を迎えた。地震の少ない当地にも知床寄りに活断層のあることを知った。