俳句雑誌「水煙」1月号掲載作品 2005-11-29 01:28:58 | Weblog [作品7句欄] 新藁の哺乳の子牛乳まみれ 峠路に雲足はやし蝦夷りんどう 秋光を投網ひろげて引き絞る 無月なるきらを残して鮭のぼる 今日の月御堂の庇深くして 牧牛の影曳くころに赤とんぼ えのころの丈の不揃い風通る
11月19日の俳句 2005-11-19 07:14:31 | Weblog 鐘楼の雪融けつつも消えざりし 舌染める酸っぱき想い出檀の実 <再検鏡> わが臓の診し短日を腸動く 音残るざくりと踏みし霜柱(昨日の推敲句)