きょうの俳句【09'01.27(火)】 2009-01-27 08:58:09 | Weblog 靴二足雪をはらいて戸の締り 涸れてなお無為の色なす枯葎 流氷来ず終便の灯早や消して ※流氷(こおり)と地元では言う
きょうの俳句【09'01.26(月)】 2009-01-26 08:48:07 | Weblog 静けさに今日のはじまる寒の朝 秘む姿見せる冬芽と陽のなかに 寒の月吾子春節の大連に 冬暁の月の出に見た昼月の寒の眉月、か細く寒々しい月だ。大連は雪はないが寒いと言う同じ月を見ているのだろうか、春節祭は夜通し爆竹を鳴らして寝る間もないそうだが。当地も昨日と打って変った低温の-12℃、これは今年の最低か。隣の市では-18℃で水道凍結が心配されている。愈々流氷が近づく気配だ。
きょうの俳句【09'01.25(日】 2009-01-25 08:36:11 | Weblog (珍しき寒の雨に) さよの雨今朝をさりさり凍て踏みぬ 寒緩む狂いしか二度の室の花 流氷に風なく向う待つこころ
きょうの俳句【09'01.24(土】 2009-01-24 08:55:08 | Weblog 寒の冴え目覚めて夜半のラジオ聴く 野地蔵の雪覗かせて赤頭巾 (この2月「塩狩峠」殉死100年忌を迎える) 塩狩に涙の空はきょうも冴ゆ この2月28日で塩狩峠の鉄道事故に殉死した永野青年の100年忌を迎えると言う。読む者を感動させずに置かなかった三浦綾子の「静狩峠」の原点の史実は信仰と愛に100年を経た今も色褪せることはない。余りにも崇高な職業へ使命感に昨今との隔世の感は凍星の如く一層冴え耀かずに置かない。今一度"人の命"を考える縁にしたいものと思う。
きょうの俳句【09'01.23(金】 2009-01-22 08:25:39 | Weblog 雪は降る流氷まだ来ぬ街灯濡れ 流氷の風なき街へ妻と出る 点滴の一滴大寒の陽を授く 北見枝幸沖5kmまで南下しているのだが、当地までは80km弱、中々流氷の風が吹かず観光関係者をやきもきさせる今冬である。
きょうの俳句【09'01.22(木】 2009-01-22 07:44:52 | Weblog 甕の水漉かるる如く凍てはじむ 大寒の眼鏡も縮むかレンズ落つ (去年大寒時の一度だけの数字、今の私には過去の事) 大寒や医に生存率と言うことば
きょうの俳句【09'01.18(日】 2009-01-18 08:46:59 | Weblog 空に触れ流氷来る沖色濃くす 菰巻のゆるみ縛り目兆す芽を (カテ-テルも身の内なれば) 尿管を伝わる温み雪の朝(推敲)
きょうの俳句【09'01.17(土)】 2009-01-17 08:13:04 | Weblog 木々の影高きに揺れて月冴える (隣接グランドで雪中ラグビ-) ボ-ル蹴る放物線の冬の空 入院日延びて寒星低くあり 当地の昨夜は天気予報が的中、強風だけで煌々とさす夜半の月が反す雪明かりに、梢の大きな揺れと風音の残る寒い夜でした。風は少々強くても雪掻きのない朝はほっと心が落ち着きます。