懐かしき人にも出会う盆の墓
飾られて花に賑わう盆の墓
宿る樹に青葉時雨や群れ雀
夏草の野の花を覆う深さかな
夏の野に小さき命花愛し
聞き役に徹し扇子を持て余す
恩師よりの葉書絶筆となる夏
小学校の最後の恩師が他界なされた、私が病むことを同級生が知らせたのか先日見舞いの葉書を貰ったのが最後になった。患うこともなく老衰状態で逝かれたそうな。天寿を全うするとはこの事だろう。遠路ゆえ弔いにも参加できず、内仏に焼香し報恩感謝、冥福をお祈りす。
忘れかけていたが、郷土戦後史を守る会の人に拠ると、昭和20年7月14.15日は第2次大戦で北海道沖にきた米空母からの艦載機攻撃を受け、各地で多数の犠牲者を生じた北海道空襲の日だそうだ。記憶にはあるのだが、日が定かでなかった。昭和も遠くなりにけりである。