きょうの俳句

癌と闘う自分への応援詩
--志賀たいじ[花冠同人]の俳句ブログ

きょうの俳句  /蝦夷りんどう  

2006-10-11 06:53:36 | Weblog
野分去り海鳴り遠くなりにけり
蝦夷りんどう笹生の道の濡れており
タイマ-聞こゆ唐黍の茹であがる

顔見知りの直場所に唐黍を買いに行ったが今日で生食用は終わり、畑には家畜用しか残っていないと言う。規格外だがと食べますかと奥から出して来た10本ほどを無償で戴いた。末生りなのだろうがこの時期にしては実入りの割には柔かく甘い。入歯の私にはベストな歯ざわり、今年も後冷凍物しか地物は食べれないと思うと特別の味がした。考えて見れば閏月があり十五夜が10月だったことも収穫の季節への先入観を歪めたかも知れない。ここにも秋の静かな深まりを感じました。