犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

複弦バリトンウクレレの旅

2020年08月31日 | なりもの
[あらすじ] 明大前ハナムラ楽器で作ってもらった複弦バリトンウクレレ。
ブリッジは固定しないで、可動の駒を立てるようにして、と注文したが、
出来上がった物はばっちりサドルが接着してあった。
そのサドルがある時、剥がれてしまった。
ピンチはチャンス。
修理に持ち込まないで、自分でブリッジを作っちゃえ。

躑躅の切り枝を削って、テールピースを作った。
弦を通す細い穴を8個あけて、その外側にあけた穴に
太い針金を通し、その針金をエンドピンに巻き付けた。
これで、フルアコースティックギターのブランコテールみたいになった。

同じく躑躅の切り枝を削って、ブリッジも作った。

躑躅を使ったのには、あまり理由が無い。
2年前に剪定した太目の枝がほったらかしになっていたので、
ちょうどよく乾いているだろうと思った。
目の詰まった木だし、適度に堅いのではないか。



しばらくはこれでうまく鳴っていたのだが、
ある時からどうにもこうにもチューニングが決まらなくなった。
弦を張っても音高が安定しない。
きもちわるー

自作テールを見ると、
針金が表板にどんどん食い込んでいる。
ハナムラ自慢の単板一枚板の表板の端っこに、
弦を張れば張るほどに針金が食い込んでしまっているのだ。
そりゃあ音高も決まらないわな。



実は、こうなるのではないかと思ってはいた。
分かっちゃいたのに、手抜き工事をしたら、やっぱりダメね。

針金が当たる部分に、金属板を挟みたい。



友人Vが実家の片付けをしていたら、銅板が何枚も出てきた、という。
一体お父さんは何に使うつもりだったのだろう。

もらうもらう。
大概の要らなそうな物が、私の工作の材料になる。

もらってみると、銅板と真鍮板だった。
銅板を使うことにする。



何でも持ってそうな友人Mに聞いてみるとやはり、
金切り鋏を持っているという。
貸して貸して。

切ってみると、銅はメッキだった。
端を円く切り、切った部分にはやすりをかける。

バイスで板にしっかり挟んで、端材で押してゆっくり曲げる。
きれいに直線、直角に曲げることができた。



弦を緩めて、隙間を作って、板を挟み込んだ。
これで食い込まない。



チューニングする。

およ。
合いませんな。
なかなかピッタリ合わない。
食い込んでいた時ほどではないが、合わない。

これは、単にもう弦が伸びちゃってる?
そんな理由?

それを確かめるには、弦を張り替えてみなければならない。
弦を張り替えてみて、弦が原因ではなかった場合、
今度はテールピースを別の作戦で作り直すことになる。
それを取り付ける際に、また新しい弦を買わねばならない。
えー



テールピースの別の作戦を考えつつ、
今の状態に弦がなじむのを待つ。
明日もチューニングが決まらないなら、
別の作戦を始動すべし、だ。

やれやれ。
早く弾きたい。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 生えるジーロくん | トップ |  »

コメントを投稿

なりもの」カテゴリの最新記事