来年は戌年である。
来年って、明日からか。
日本犬と言えば、なんたって立ち耳・巻き尾である。
ウチの飼い犬は、垂れ耳・直尾だ。
父犬とおぼしき犬が、ゴールデン・レトリーバーっぽい犬だった。
母犬の尾は巻いていて、耳は立っていて、片耳が途中で折れているのがかわいい生粋の雑種だった。
私は日本犬が好きで、巻いた尾や立ち耳や折れ耳に目が無い。
が、飼えば我が犬が一番かわいいものだ
とは言え、秋田 . . . 本文を読む
動物に何か着せて愛玩してみたり、
何かデフォルメしたような写真にしてみたりといったことは
私は好まない。
しかし、よくお似合いですこと、ジーロさん。
友人Mが、編みぐるみで鏡餅つき帽子を作ってきてくれた。
ちゃんと、耳を通す穴がある。
猫用の型紙を参考に、耳の特にでかい我が犬ジーロに合わせて作ったそうだ。
犬は喜ばない。
「いやいや」と前足で掻いて外そうとするが、
さほどにいやでもないらしく . . . 本文を読む
それを魂と呼ぶのなら、私は魂を信じている。
ついさっきのできごとの記憶もアヤシイくらいだし、
生まれてくる前とか前生とかの記憶はまるで思い出せない。
それでも、自分というものは今生だけで終わると思っていない。
一生という言葉は、ただひとつだという意味ではなく、
多々有る中の今回のひとつ、という意味だろう。
「たった一度の人生だもの」というのとはまた違った感覚で、
今の人生を大事にしようと思っている . . . 本文を読む
先日のライブで。
中川五郎さんは、詩人の金子光晴が好きで、
自分が吉祥寺に住んでいた頃、ちょうど金子光晴も界隈に住んでいたと言う。
その頃、五郎さんは二十代で、金子は七十代。
街を歩いていると、たまに金子の姿を見かけたそうだ。
あるとき、金子は若い女性を連れていて、
なんの気無しにあとをつけて行くと、
吉祥寺の北東側のホテル街に消えて行ったそうだ。
ほほう。やるな、金子爺。
「当時の僕はそ . . . 本文を読む
「うちの息子のうんこは全然くさくないのよ!」
と自慢している友人がいた。
うんこはくさい、と決めてかかったら、間違いだ。
※
新鮮なうんこは、においが様々だ。
人によって違う。
時間が経ったうんこは、みんな似たようなにおいになる。
公衆便所が良い例だ。
そんなふうに感じている。
※
糖分をなるべく摂らないような食生活にしていると、
体臭が変わる。
汗のにおい、わきがのにおい、唾液のにおいが . . . 本文を読む
昨夜はラムを焼いて食べた。世界で広く食べられている羊だが、日本ではあまり流通もしていないように思う。関東では、と言うべきか。北海道へ行けばちょいと事情は違うだろう。「ひつじフェスタ」と聞けばのこのこ出かけて行くように、私は羊肉が好きだ。なんてな事とは全く関係無いが、今年のクリスマスの曲には「まきびと」をやりたいと考えていた。ほぼ、決めていた。2曲組み合わせてアップすることにしている。なんとなく、某 . . . 本文を読む
毎年クリスマス時期に、自演の動画をyou tubeにアップしている。クリスマスの前4週間を待降節と呼ぶ。志としては、この待降節の始まりにアップして、クリスマスまでさらそうと思っている。が、ギリギリになる年もある。はい今年がそうです。やっと、今アップロードが完了しました。のほほんと暮らしていたところに、11月頭、下旬、12月頭、下旬と、4本のライブの予定が入った。日々活動していればなんのことはないペ . . . 本文を読む
[あらすじ] 近所のお好み焼き屋をたたえる歌を演奏した。
その店の説明をしていたら、中川五郎さんはその店を知っていて、
一時期、我がご近所に住んでいたということがわかった。
中川五郎さんの曲はどれも長めだ。
曲と曲の間の話も長い。
どちらも大事だからだろう。
誰それのどの詩が好きで、どこそこの出版社から出たどの詩集を、
いつ頃読んでいて、その頃どこそこに住んでいて、
その街には詩人の誰それが . . . 本文を読む
ひとっつくらい自分をほめてやるとしたら、
声がよく出てたね。ってとこだろうか。
でも、声が出ると今度はウクレレとアンバランスになってしまうのだ。
ギターやりゃいいんだけれど、どうも苦手でね…。
やっぱりここは、どんと音が出るけど「どこかウクレレ」という楽器を
ハナムラさんに作ってもらうしか無い。
昨夜は谷中ペチコートレーンで、中川五郎&ながはら元クリスマスLIVEの
オープニングで演奏した。
. . . 本文を読む
静岡の親戚から、みかんが届いた。
三ケ日みかんだ。
これはうまい。
三ケ日とは、浜名湖の北の辺りだ。
三ケ日原人などというのが古く住んでいたという。
住み良い場所なのだろう。
それはみかんもうまく育つわけだ。
私の好みとしては、もっと酸っぱいのがいい。
もう少しだけ、みかんに厳しい、小田原あたりのみかんの味がいい。
いづれにしろ、剥いた皮は、干す。
干し網に並べて、吊るしておいて、しっかり水 . . . 本文を読む
ちょっと小うるさいことを書くと、
すぐに翌日の読者数が減る。
率直でおもしろい。
※
先日ある本を読んで、それはたいへん刺激的な内容だった。
いづれ詳しく紹介しようと考えて、もたもたしているところ。
中で著者が、「憶えられなくなった憶えられなくなったって言ってるけど、
以前より憶えるための作業をしつこくやらなくなってるでしょあんた」
という意味のことを書いている。
耳が痛い。
耳が痛いこ . . . 本文を読む
[あらすじ] 医者は、目の前の患者の症状を少しでも楽にしようと「治療」する。
それは実は「治癒」とは異なる。
病気は個人の生き方からでき上がったものであり、
本人が病気の原因であるその生き方を変えることによって、病気は去る。
治癒を目指すか、とりあえず今が少しでも楽なように治療を求めるか。
うまく並行していけるのか。
ときには治療が治癒のさまたげになることもある。
楽になったから大丈夫。と、 . . . 本文を読む
治療と、治癒は別物である。
これは案外あまり気付かれていないように思う。
漢字が非常に紛らわしいけれど、
「治療ちりょう」と「治癒ちゆ」を見間違えずに読んでいただきたい。
医者がやっているのは治療である。
病人が目指しているのは治癒である。
病気は誰のものでもない、個人のもの、本人のものである。
当人のそれまでの生き方の上に成り立っている。
だから、病気を治すには、生き方をちょいと変える必 . . . 本文を読む
根岸の書道博物館に行ってきた。
日本と中国の、歴史的な書家の作品の展示だ。
いっぺんにいろんな人の書を、時代を追って見られる。
6月の終わりから今日まで全4期をそれぞれ1回ずつ見てきた。
入館料は1回500円だが、年間パスポートが800円というのを買った。
2回行ったら元が取れる年間パスポートとは、安い。
もうちょっと取っても良さそうなもんだ。
ヨッ、台東区、太っ腹。
私は、サカノボリ趣味のせ . . . 本文を読む
[あらすじ] 去年の10月から、書を独習し始めた。
そして、そこで初めて隷書の楽しみを知った。
それまでは楷書と区別していなかったと思う。
※
11月頭から、隔週でライブが入っている。
今度の木曜がその最後になる。
ここへ来て急にちょこちょこと本番が入り、
しかもそれが、久々のフルバンドでトロンボーンとか、
ウクレレで歌伴だけど3年ぶりとか、
ピアノとウッドベースと歌のところにトロンボーン . . . 本文を読む