犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

興福寺断碑

2017年07月31日 | 書の道は
[あらすじ] 去年の十月から書を始めた。 隷書にはまり、篆書や甲骨文字を舐め、草書、楷書をやり、 後回しにしていた行書に手を出した。 ついに行書。 ついに王羲之(おう ぎし:303-361)。 『書譜』の孫過庭によれば、それまでも能書家は何人もいたのだが、 そういう人たちは、隷書がうまいとか、草書が得意とか、 どれかの書体に偏っていた。 ところが王羲之は、隷書でも草書でも行書でも楷書でもうまく . . . 本文を読む
コメント

猿面冠者

2017年07月30日 | 国語真偽会
[あらすじ] 現代日本書道の源流、比田井天来の故郷である望月には、 馬と姫様の悲恋物語が伝わる。 唐の三大書家の一人、欧陽詢(おうよう・じゅん)はひどい猿顔だったという。 うっかり目の前でくすりと笑った部下もいたそうだ。 『補江総白猿伝』という伝奇小説までできてしまった。 作者は知られていない。 バレるとまずかったからだろう。つまり、欧陽詢の生前から語られていたのかもしれない。 半七捕物帳で知 . . . 本文を読む
コメント

生駒姫と月毛

2017年07月29日 | 書の道は
[あらすじ] 日本現代書道の源流となった、比田井天来の生まれ故郷である 中山道望月の宿を訪れた。のは、6月上旬のこと。 町の取り組みとして、何人もの書家が、商店の看板を書いている。 町を歩くと、あちこちに様々な筆跡の看板があり、目を楽しませてくれる。 すみずみまで歩き回り甲斐がある。 あちらこちらに、丸太で作った馬がある。 プランターにしつらえてある物も多い。 なんだろう。 町外れには馬事公苑 . . . 本文を読む
コメント

盆踊り曲としての「アンパンマンのマーチ」 最後のキメ篇

2017年07月28日 | なりもの
[あらすじ] 盆踊りの太鼓を西洋音楽のリズムの考え方で叩くと、行進曲になっちゃうよ。 あ、「アンパンマンのマーチ」って行進曲か。 櫓のてっぺんには、青年会の大人が一人と、小学生3人が乗っている。 一人は鉦を叩き、交代で太鼓を叩く。 あ、大事なのは、鉦べなんですよ。 カネですね、ちゃんちきとも呼ぶ。 太鼓をリードするのも鉦なんです。 鉦がしっかりとテンポをキープすることで、太鼓が踊りやすいタイ . . . 本文を読む
コメント

盆踊り曲としての「アンパンマンのマーチ」 枠打ち篇

2017年07月27日 | なりもの
アンサンブルの肝は、タテとヨコを合わせることだ。 ヨコは音の高さや音程であり、タテはリズムやタイミング、言い換えれば呼吸である。 金管アンサンブルにおいて、それが具体的にどんなブレスやトレーニングを経たもので、 どう譜面を読んで、どう演奏するか、という話は別に書こう。 今日言いたいのは、「アンパンマンマーチ」を盆踊りでかっこよく叩くことについてなんだ。 西洋音楽の"リズム感"と、日本の"音頭" . . . 本文を読む
コメント

訪問看護師

2017年07月26日 | からだ
[あらすじ] 老母84歳。パーキンソン病。 左股関節全置換手術以降、脚長差。両足爪先に3つずつウオノメ。 右の靴に2cmの補高をした。 http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/dec39724b162fcaa86f089d4ae382052 脚の長さの違いがあると、立ちにくい。 片方の足に2cmの補高をすると良いということは、普段は、 フツウの人が片足だけ . . . 本文を読む
コメント

深大寺盆踊り大会行った

2017年07月25日 | 踊る阿呆
「お子さんが暗がりのほうで遊んでいるので、 周りの大人は注意してあげてください。」 こんな放送が入るくらい、周りが暗い。 それが深大寺の盆踊りの良いところだ。 良くない、と思う人も多いかもしれない。 深大寺辺りは観光地として繁華しているほうだと思う。 同じようにだるま市が名物の拝島大師を訪れた時に、驚いた。 寺の規模は同じくらいだが、周囲に何も無い。 深大寺は、植物公園があるのと、蕎麦という . . . 本文を読む
コメント

かぶ子の部屋 (OLYMPUS TG-4自慢)

2017年07月24日 | イキモノタチ
ぶーーん ナヌ? ぶーーん ああ、また来やがったか。 ぶーーん 落ち着かないんだ。 強い羽音で、あちこち行き来する。 私のシャツの上を歩いている。 今のうちだ。 シャツでくるんで、ベランダに出した。 わかっている。もう触らないぞ。 ヒリヒリ痛痒いのには懲りたもんね。 http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/383ab8747b6ffacb27b7b5fbee3 . . . 本文を読む
コメント

深大寺盆踊り大会

2017年07月23日 | おらほ調布
世にボンオドラーなんて言葉ができるほど、盆踊りが好きで あちこちの会場に出没する人たちがいる。 私もその一人と思われましょうが、ひと味違う。 ボンオドラーの最たる方々は、盆以外も盆踊っているのだ。 サークルを組んで、練習会と言っては集まって輪になって踊っているらしい。 春にもなれば、どこぞの公園で週末を踊っているらしい。 すごいなあ。 それにくらべれば、私の盆踊り好きぶりなんて、はなくそレベル . . . 本文を読む
コメント

おけさおけさで身を責める

2017年07月22日 | 踊る阿呆
地元の小さな盆踊りのポスターというと、 どうも決まってアニメの絵のコピーが使われる。 ピカチュウからこの頃は妖怪ウォッチに交代している様子。 しかし、そんな中、ご近所(とは言え家から1.5km)の神社での 盆踊りのポスターは、ちょっと風変わりだ。 文字の配列だけで見せている。 しかしなんだかうすぼんやりしたバックだなあ。 集中線で「ジャーン!」という感じにしているけれど、グレーで弱い。 その上 . . . 本文を読む
コメント

ハラスメント

2017年07月21日 | LGB&T
[あらすじ] 「LGBTはこういうこと言われるといや」とかいった説明をされると、 気を遣ってしまってどう接したらいいかわからない。敬遠したくなる。 でも今セクハラがきちんと問題にされるようになったのも、数十年前のひとたちが 「こんなのはいやだ」って声を上げてきたからだ。 たとえば、二十代の女性がよく言われるのは、 「いいひとはいないの?」 「結婚しないの?」 「子どもは早く生んだほうがいい」 . . . 本文を読む
コメント

慣れ

2017年07月20日 | LGB&T
「LGBTだLGBTだって言って、うっかり何か言うとセクハラになる、気ぃ遣うわ!」 「こういうこと言われたくないああいうこと言っちゃだめって、じゃあどうしろっての!」 「腫れ物に触るようで、どう付き合っていいのかわからないよ!」 はいはい。 慣れてくださーい。 失言を指摘された時は、すごくいやな気持ちになる。 「悪気は無かった」では許してもらえない。 悪気が無くっても、相手を傷付けていることは . . . 本文を読む
コメント

ライト自慢

2017年07月19日 | のりもの
自転車のライトのスイッチがバカになっている。 雨に濡れることも多い。 きっと、スイッチ辺りが錆びているのだろう。 反応が悪い。 駅から10分ほどの道のり、ずーっとスイッチをカチカチやり続けて 家に着いてしまうこともある。 10分もスイッチをいじっていると、着く頃には指先が痛くなっている。 無灯火の自転車はひどく危ない。 点灯したい一心でスイッチを押し続けるが、 それは片手運転になっているわけな . . . 本文を読む
コメント (2)

庭相撲

2017年07月18日 | イキモノタチ
夜九時。 庭から聞こえる蝉の悶絶する声。 がさっと草の音。 猫が蝉をいたぶっているのだろう。 けっこうけっこう。おやんなさい。 庭でならどうぞ、おやんなさい。 カブトムシが室内に飛び込んできた話を書いたが、 蝉が入って来るのもこれまたタチが悪い。 あっちへ飛びこっちへ飛び、ひっくり返ってびぢびぢと騒ぐ。 ベランダで息絶えたと見えて、腹を出した蝉がいる。 土に返してやろう、と掴むやいなや、び . . . 本文を読む
コメント

武者の爪

2017年07月17日 | イキモノタチ
暑いので、開けっぱなしである。 クーラーを使わずになんとか凌ごうとしているので、 とにかく開けっぱなしだ。 風通しの良いことは結構だが、夏の風は強すぎて 室内で紙が飛び散るのは困る。 半紙なんか一番に飛ぶ。 よしずをベランダに立てて、風を弱める。 このよしずに霧吹きで水をかける。 すると入ってくる風が冷える。 まあまあだ。 水に、ヒバオイルを混ぜておく。 すると、香りの作用でも涼しいような気分 . . . 本文を読む
コメント