[あらすじ] サンルームの床にはコルクタイルが敷き詰めてある。
紫外線と雨漏りで傷んでいる。きれいにしたい。
ちょうど、中古のコルクタイルが10枚あまり手に入った。
水に濡れてボコボコになっている部分は剝ぎ取った。
全体が白っぽくなっているため、黒いシミが目立つ。
掃除してだいぶきれいになったが、不満だ。
いっそのこと、表面を削ってみたらどうだろう。
試しに、すみっこに紙やすりをかけてみたら、たちまち
白い層の下からコルクらしい薄茶色が現れた。
これなら、あまり削らなくてもきれいな色が出せそうだ。
ディスクグラインダーで削ることにする。
※
もともと軟らかい材質であり、それが乾ききっているので、
とても削りやすい。
さっと2回ほどグラインダーをあてれば、きれいな色の層が出てくる。
こいつはいい。
いいぞ。
※
ミシン台を置いてあった部分が黒ずんでいる。
ミシン台の上に鉢植えを置いていて、それに水やりをしていた。
老母が水をやったらずいぶんこぼれていたのだろう。
その跡が黒っぽいシミになっている。
そのシミの部分をグラインダーで削ると、
やたらにカビくさい。
これはひどい。
黒っぽいのはカビの色だったのだ。
マスクをしていても、不快だ。
カビは奥まで入り込むものだから、
きっと削っても削ってもシミは消えないだろう。
先に、雨漏りでボコボコに傷んだ部分を剥がした時も、
タイルの裏側は黒く、カビのにおいがした。
ううむ。
それでもまあ、削る前よりはきれいになったので、
これで良しとするか。
※
寝床はこのサンルームのすぐ横である。
夜、床に就いてみると、カビのにおいがかすかにする。
これはいけない。
この上からワックスをかけたら、においは封じられるかもしれないが、
たとえもう活動していないカビとは言え、このにおいごと封じ込めるのは
とても気分が悪い。
たいへんだけれど、やっぱりシミの部分のタイルを数枚、剥がすことにするか。
などと考えながら、寝た。
※
翌朝、起きてみると、鼻が詰まっていた。
たまに有ることだが、しばしば有ることでもない。
原因は、横からカビ臭が流れて来ていたことではないだろうか。
うへー。
やっぱり剥がすことにしよう。
※
シミ部分のタイルを剥がす。
きっかけはバールを使った。
接着剤はかなりしっかり利いている。
その先は、スクレイパーを金槌で叩き込んで剥がしていった。
これならよく剥がれて、作業がはかどる。
めりめり。
剥がした欠片は、やはりカビ臭い。
すぐに袋に入れて、封をする。
剥がしたあとの床面にはアルコールをスプレーした。
去ね!
カビクサよ去ね!!!
※
床に就いてもカビ臭くなかった。
単に慣れてしまっただけという疑いを捨てきれなかったが、
翌朝、鼻詰まりも無かったので、良かったのだと思う。
さて。
剥がした箇所に、新しい(中古の)コルクタイルを敷き込もうではないか。
つづく
紫外線と雨漏りで傷んでいる。きれいにしたい。
ちょうど、中古のコルクタイルが10枚あまり手に入った。
水に濡れてボコボコになっている部分は剝ぎ取った。
全体が白っぽくなっているため、黒いシミが目立つ。
掃除してだいぶきれいになったが、不満だ。
いっそのこと、表面を削ってみたらどうだろう。
試しに、すみっこに紙やすりをかけてみたら、たちまち
白い層の下からコルクらしい薄茶色が現れた。
これなら、あまり削らなくてもきれいな色が出せそうだ。
ディスクグラインダーで削ることにする。
※
もともと軟らかい材質であり、それが乾ききっているので、
とても削りやすい。
さっと2回ほどグラインダーをあてれば、きれいな色の層が出てくる。
こいつはいい。
いいぞ。
※
ミシン台を置いてあった部分が黒ずんでいる。
ミシン台の上に鉢植えを置いていて、それに水やりをしていた。
老母が水をやったらずいぶんこぼれていたのだろう。
その跡が黒っぽいシミになっている。
そのシミの部分をグラインダーで削ると、
やたらにカビくさい。
これはひどい。
黒っぽいのはカビの色だったのだ。
マスクをしていても、不快だ。
カビは奥まで入り込むものだから、
きっと削っても削ってもシミは消えないだろう。
先に、雨漏りでボコボコに傷んだ部分を剥がした時も、
タイルの裏側は黒く、カビのにおいがした。
ううむ。
それでもまあ、削る前よりはきれいになったので、
これで良しとするか。
※
寝床はこのサンルームのすぐ横である。
夜、床に就いてみると、カビのにおいがかすかにする。
これはいけない。
この上からワックスをかけたら、においは封じられるかもしれないが、
たとえもう活動していないカビとは言え、このにおいごと封じ込めるのは
とても気分が悪い。
たいへんだけれど、やっぱりシミの部分のタイルを数枚、剥がすことにするか。
などと考えながら、寝た。
※
翌朝、起きてみると、鼻が詰まっていた。
たまに有ることだが、しばしば有ることでもない。
原因は、横からカビ臭が流れて来ていたことではないだろうか。
うへー。
やっぱり剥がすことにしよう。
※
シミ部分のタイルを剥がす。
きっかけはバールを使った。
接着剤はかなりしっかり利いている。
その先は、スクレイパーを金槌で叩き込んで剥がしていった。
これならよく剥がれて、作業がはかどる。
めりめり。
剥がした欠片は、やはりカビ臭い。
すぐに袋に入れて、封をする。
剥がしたあとの床面にはアルコールをスプレーした。
去ね!
カビクサよ去ね!!!
※
床に就いてもカビ臭くなかった。
単に慣れてしまっただけという疑いを捨てきれなかったが、
翌朝、鼻詰まりも無かったので、良かったのだと思う。
さて。
剥がした箇所に、新しい(中古の)コルクタイルを敷き込もうではないか。
つづく
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