河鍋暁斎という日本画家がいる。
1831-1889てんだから、江戸末期に育って明治の中頃にくたばったわけだ。
暁斎はキョウサイと読み、自分で狂斎と書いたこともしばしば有る。
深大寺の元三大師堂の天井に、この人の描いた龍の絵がある。
龍の天井画は他でも描いているようで、どこぞのは復元されたと聞くが、
深大寺のものはほったらかしで、近年、ひどく薄れてしまっている。
私がコドモの頃にはもう少し見えて . . . 本文を読む
久しぶりに、明大前のハナムラ楽器へ。
新しく、楽器を注文した。
ここでしか作れない一本を。
花村さんと相談しながら、ひどく茫漠としていたイメージを、具体的な仕様に変えていく。
しかし、「こんなふうにしたいな」と思っていても、思い通りになることなんてない
と思っているから、実はあまり細かいところまで詰めて注文する気はさらさら無い。
トロンボーンを買う場合なら、
どういう音色が出したいから、ベル . . . 本文を読む
サンバを歌いたいがためにポルトガル語を独習している、という話。
歌詞を読んで発音して歌えればいい、というのが目標。
意味も分かりたい。
そこで、単語の意味なんか毎度辞書を引きゃいいので、もう、憶える気が無い。
外国語の学習から、単語の暗記を取り除いてみた。
うほ!けっこう楽。かなり気楽。
かなり以前だけれどフランス語を勉強したことがあり、
3度もスペイン語を挫けている。
ラテン系の言葉にこれ . . . 本文を読む
パゴーヂという、サンバのスタイル(?不正確だったらごめんくださいよ)を
知ってしまってから、歌いたくなった。
ボサノバ・マイブームが訪れた時も、避けてきたポルトガル語。
なぜなら、好きなはずのスペイン語を独習すること3度も挫けているからだ。
ロシア語をやった時は、途中で投げ出した。
名詞の語尾変化が数え上げたら30種類にもなる…。
ロシア語を母国語とする人だって間違えるってんだ。
やってられっ . . . 本文を読む
夏に、庭のムクゲにカブトムシだのなんだのがわんさか集まったのだ。
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/7e36586c82e0e081237984ef0a752b8e
賑やかな食卓だったっけ。
9月には誰もいなくなり、今はムクゲも全ての葉を落とした。
ちょいとこの隙に、虫のいた所を見てみると。
有った有った、傷。
ここから樹液がしみ出ていたのだね。
ずいぶん深 . . . 本文を読む
昨日URLを磔じゃない貼り付けたのは、私の演奏だったんですが、
2曲目は、これ。↓
http://www.youtube.com/watch?v=sFzHRkqUKNs
音質は良くないけれどこれを選んだのは、へんてこな訳詞が付いているから。
私の訳詞よりもちゃんと忠実。
これでけっこう元の歌詞の中身をよく伝えている。すてき。
何年か前になんかのドラマの主題歌だかなんだかに使われたので、
知っ . . . 本文を読む
本日は下記のURLへと移動してくださいまし。
ウクレレ悲喜騙りによる、二曲のjoy to the world です。
http://www.youtube.com/watch?v=L8AcSgcYyjQ&feature=youtube_gdata
ただいまメンバー募集中です。
こんなひとと一緒にやりたいという気の毒なじゃない奇特な方は
名乗りあげやがれ。 . . . 本文を読む
[ここまでのあらすじ]
シダの魅力に気付いたら、苦手だった葉裏のつぶつぶを指で撫でて集めるようになった。
線路沿いで見付けたのはヤブソテツとイノモトソウ。
イノモトソウは、漢字で書けば「井の許草」。
井戸のところに生える草、という意味だ。
なぜ井戸のところか、というと、シダだから湿気のためのような気がするが、
イノモトソウは案外、湿ったところを好むわけではない。
ではなぜ井戸かと言うと、この . . . 本文を読む
タイトルはゆず湯ながら、内容はゆずでございません。
それより一番親しい柑橘と言えば、温州蜜柑でござんしょう?
うんしゅうみかん。
ぬくてえくににみのるかんきつ。
剥きやすく食べやすい、炬燵の供、わが友。
皮を捨てちまっていませんか!
皮はすべからく捨てざるべし。
そこいらに並べて乾かすべし。
そして、適当な布袋に入れて、お風呂に浮かべるべしべし!
もの足りなければ、袋を揉むべし。
広が . . . 本文を読む
[前回までのあらすじだ]
葉裏のつぶつぶが苦手で近寄るのもイヤだったシダの魅力に気付いてしまい、
ポケットに小さなジップ付きポリ袋を忍ばせて歩く日々。
葉の裏に、つぶつぶではなく、縁にきっちり胞子が並んで付いているシダ。
そんな種類もあると知って、一気にシダへの興味は募る。
このシダの胞子を取りに行くべしと、買い物ついでに駅前へ。
行く道すがらも、辺りをキョロキョロするが、意外と無い。
し . . . 本文を読む
先日、多摩ニュータウンの方を散歩していた時。
街路樹に、真っ白な実が付いている。
そして、鳥が来て実を食べている。
樹形は見慣れた様子だが、この真っ白な実は初めて見るように思う。
葉はすでに落ちて、無い。
足元を見ると、実が落ちている。
小枝の房のまま落ちているものが多い。
鳥が食べるってこたあ、うまいんだろう。
と思って、食べてみた。
殻が硬い。
白いのは、硬い殻の面に、お菓子のコーテ . . . 本文を読む
垣根のツツジを刈っていたら、ついに見つけた。
今年は百舌が多かった。
若い雄の鳴き声である"ぐぜり"はつい最近も聞いた。
ぐぜりが庭で聞こえるので、どこにいるかと見ると、
見た方の木から垣根へと一羽飛ぶ。
その鳥はよく見ると、虫をくわえた雌の百舌だった。
おおかた若い雄が、雌にご馳走でもしていたのだろう。
なんてなこともあった。
だから、私は垣根のツツジに目を付けていた。
ツツジなら枝は細い . . . 本文を読む
寒さがいっそう厳しくなってきました。
寒い時は、どうしても
背中を丸めて、肩を上げて寄せて、腕を前に組んで、身体を固くして
縮こまってしまいがちですよね。
しかし。
逆効果ですよ。
寒い時には
胸を広げて、肩を落として、腕は楽に垂らして、身体をリラックスさせて、
そして
深呼吸すること。
冷たい空気を吸っているはずなのに、身体がぽかぽかしてくるはずです。
丸まって小さくなった姿勢だと、 . . . 本文を読む
ただちに社会に影響はございません。
て感じね・・・選挙。
気を取り直して。
秋の間に拾い集めたあれの実これの実を、種蒔き。
クス、ヤマノイモのムカゴ、ナンバンハゼ、サザンカ、チャ、カラタチ、
ナツメ、カキ、ユリノキ、ムラサキシキブ、マユミ、あとなんだっけ。
しっかり芽吹いてくれたら嬉しい。
そしていつか実を結んだら。 . . . 本文を読む
蒲の穂がどういう構造になっとるのか、という疑問でしたが。
表面が茶色で、それが爆発してふわっと綿毛が散るのだから・・・
きっと表面の側に種が並んでいて、
綿毛が閉じた状態でみっちり詰まっているのだろう。と思った。
それを確認しようにも、触るとドッカンドッカン爆発するので
よく見えなかったのだが。
そんな爆発ブームがひとしきり終わり、
ハゲチョロケになった穂を見ると、
軸の周りに少しだけ綿毛が . . . 本文を読む